• かつて天才子役として大活躍した俳優イ・ミヌが、長い空白期を過ごした理由を明かした。
  • わずか5歳でデビューした彼は、学校生活もろくに過ごせず、ほとんど休まずに仕事を続けてきたという。
  • しかしある瞬間、何かが崩れる感覚に陥った彼は、自ら歩みを止める決意をした。
5年間の空白期を過ごしていたことを明かした、俳優イ・ミヌ

5年間の空白期を過ごしていたことを明かした、俳優イ・ミヌ (画像出典:チャンネルA)

子役出身のイ・ミヌが、テレビ番組で、長い休息期を過ごしていたことを明かした。

彼は、2017年から2022年までの5年間「すべてを止めた」と告白。そして、休むきっかけとなった当時の状況を「崩れてしまった感じだった」と表現している。

かつては、韓国史上最高の天才子役と謳われたイ・ミヌ。一体彼に、何があったのだろうか。

韓国史上最高の天才子役と言われたイ・ミヌ

韓国史上最高の天才子役と言われたイ・ミヌ (画像出典:オンラインコミュニティー)

イ・ミヌは、1976年生まれの47歳(2023年3月30日現在)。子役デビュー時は、わずか5歳。すでに芸歴は40年を超えるベテラン俳優だ。

彼は1981年のMBCドラマ『朝鮮王朝500年』に出演以降、90年代まで天才子役として大活躍。その活躍ぶりは韓国ではよく知られており、「当時はすごかった」と語られるほどだという。

2000年には、韓国の青春シットコムとして人気を博した、MBCのシチュエーション・コメディー『ノンストップ』シリーズに出演。

シーズン1からシーズン6まで続いた人気ドラマは、スター俳優への登竜門としても知られており、若き日のチョ・インソン、ヒョンビン、チャン・グンソクらの姿も見ることができる。

シーズン2の『ニューノンストップ』に出演したイ・ミヌもこれ以降、青春スターとして活躍した。

その後は、KBSドラマ『王女の男(2011)』や『朝鮮ガンマン(2014)』に出演。最近は、2022年のtvN(Netflix)ドラマ『シスターズ』に出演するなど、長きに渡り俳優活動を続けている。

チャンネルA『ママの旅 コ・ドゥシムが好きで』で、空白期について語った

チャンネルA『ママの旅 コ・ドゥシムが好きで』で、空白期について語った (画像出典:チャンネルA)

ところが、子役時代からコンスタントに出続けていたと思われたイ・ミヌは、実は『シスターズ』の前に、5年間もの空白期を過ごしていたことがわかった。

彼は、3月28日に放送されたチャンネルAの番組『ママの旅 コ・ドゥシムが好きで』に出演し、自身の俳優人生を振り返った。

番組に出演する女優コ・ドゥシムは、イ・ミヌの子役時代を知る存在。イ・ミヌは、彼女と江華(カンファ)島を旅する中で、空白期間のこと、そして天才子役として活躍した幼少時代について話し始める。

「止めなければならないと思った。休まず仕事をしてきた。1カ月以上休んだことはなかったと思う。自分自身の問題で、ある瞬間、砂上の楼閣のように崩れてしまった感じだった」と打ち明けた。

そして「5歳の時から仕事をして、学校生活もほとんどしてない。そして20歳、30歳、40歳になったが、このままでは私に大きな問題が生じそうだった」と説明した。

幸い心の病ではなかったようだが、彼は自ら俳優活動を休むことを選び、結果5年という休息期間を過ごすことになった。

イ・ミヌは「人は幼年期から体験しなければならない過程があり、その経験が人生の基礎になるのに、これを体験できないまま大人の世界にいた」と話す。

わずか5歳という年齢で大人の社会に飛び込んだ彼は、幼い頃から撮影現場を行き来する生活となり、学生時代には遠足にも行ったことがないという。

そのため、芸能界での社会経験は積めたものの、世間一般の人が幼年期、思春期で得る人生経験を積むことはできなかったのである。

これを聞いたコ・ドゥシムは「感受性が敏感な生まれつきの俳優」とし、「幼い頃に演技を始めれば、経験する問題だ」と彼に寄り添った。

5年の空白期間は、俳優人生を走ってきた元天才子役にとって、自身を見つめなおすのに必要な時間だったようだ。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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