40代になって、自分のやりたかった配役を得られるようになり、｢最近やっと本格的に演技を始めたような気分｣と、役者として新たなスタートを切った心持ちであることを吐露します。

そして、｢現在は仕事だけに集中している。昔は撮影が終わるとすぐに車で家に帰っていたけれど、今は現場の余韻を感じたくて残るようになった｣と明かしました。

どうやら演技者として、充実した日々を送っているようです。

チャンネルAのバラエティー番組『最近の男ライフ 新郎授業』にゲスト出演したイ・ギュハン(画像出典：チャンネルA『最近の男ライフ 新郎授業』映像キャプチャー)

事実、韓国の年齢で彼が40歳を迎えた2019年には、なんと計4つのドラマに携わり、1996年にデビューして以降、1年間の出演作品数が最多の年となりました。

加えて今年は3作品でお茶の間を楽しませ、来年放送予定の次期作も決定している状況。引き続き積極的な活動が期待されます。

そんな好調な様子のイ・ギュハン。韓ドラファンなら、名前までは知らなくても見覚えがある人は多いのではないでしょうか。

人々の記憶に残り続ける名作の1つ『私の名前はキム・サムスン(MBC/2005)』で、サムスン(キム・ソナ扮)の感じの悪い元カレ役として登場していた人物です。

モデルのようなルックスを持ち、ファッション感覚に優れた建築設計士ミン・ヒョヌ役でした。

ミン・ヒョヌ役に扮したイ・ギュハン(画像出典：MBC『私の名前はキム・サムスン』映像キャプチャー)

留学先のパリで出会ったサムスンと3年間交際するも、彼女を愛していたのはたったの6カ月。クリスマスイブに浮気現場を目撃されて逆ギレし、彼女に別れを告げるという行動に出たキャラクターを熱演。

サムスンと、ジノン(ヒョンビン扮)のラブストーリーの始まりをより一層盛り上げる役柄として活躍しました。

また、自らサムスンを振っておきながら再会後に気になりはじめ、フィアンセそっちのけで彼女を追いかけ回す自分勝手な姿は、視聴者に強い印象を残すことに。

ミン・ヒョヌ役で視聴者に強い印象を残したイ・ギュハン(画像出典：MBC『私の名前はキム・サムスン』映像キャプチャー)

こうしてイ・ギュハンは、『私の名前はキム・サムスン』での好演により世間から注目を浴びました。

そんな彼の姿が忘れられなかったのでしょうか、本作を手掛けたキム・ユンチョル監督は今年、『魔女は生きている(TV CHOSUN)』で再び彼と息を合わせています。

『魔女は生きている(TV CHOSUN)』に特別出演したイ・ギュハン(画像出典：TV CHOSUN『魔女は生きている』映像キャプチャー)

40代に入り、新たな気持ちで真剣に俳優業と向かい合っているイ・ギュハン。

既に『私の名前はキム・サムスン』で実績を残した実力の持ち主であるだけに、本腰を入れた彼の活躍が期待されます。

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