Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『模範家族』がじわじわと人気を集めている。そして本作に“エリートヤクザ”役で出演しているベテラン俳優、パク・ヒスンに注目が集まっている。彼がこれまで演じてきたキャラクターとは。
8月12日より配信がスタートした、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『模範家族』が、日本で話題をさらっている。

Netflixで配信中の韓国ドラマ、『模範家族』(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
8月16日付、Netflixジャパンのデイリーランキングでは『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『梨泰院クラス』に続き、3位に浮上。
本作は、離婚と破産の危機に陥った大学講師が、偶然大金を手に入れたことをきかっけに、犯罪組織の危険な取引へと巻き込まれていくクライムスリラー劇だ。
主人公のパク・ドンハ役を演じるのは、『応答せよ1994(tvN/2012)』で脚光を浴びた俳優のチョンウ。ドンハの妻ウンジュ役を、映画『オールド・ボーイ(2003)』のユン・ジンソが、麻薬捜査チームのチーム長ジュヒョン役を、『最愛の敵~王たる宿命~(KBS2/2022)』で活躍を見せた、ミュージカル女優のパク・ジヨンが演じる。
そして消えたカバンの行方を追って、ドンハを追跡する麻薬組織のナンバー2、マ・グァンチョル役を俳優パク・ヒスンが演じるとあって、ドラマファンの間では盛り上がりを見せている。

俳優のパク・ヒスン。彼の活躍に魅了されたドラマファンも多い(写真提供:©スポーツ韓国)
パク・ヒスンは劇中、知性溢れる“エリートヤクザ”を演じているが、彼はこれ以前にも、犯罪組織や暴力団に属するキャラクターを多く演じてきた。
記憶に新しいのは、ハン・ソヒが単独主演を務めたNetflixオリジナルシリーズ『マイネーム:偽りと復讐(2021)』で、韓国最大の麻薬組織トンチョン派のボス、チェ・ムジン役だろう。
そんな彼がヤクザ役を担った記念すべき1作目は、2002年に公開された映画『ボス上陸作戦!!』だ。
以降、映画『かわいい(2004)』『ファミリー(2004)』『作戦 THE SCAM(邦題/2009)』、KBS『いいかげんな興信所(2007)』、Netflix『マイネーム:偽りと復讐』、そして今回の『模範家族』と、7作品に渡り演じている。うち4作では、組織のボスとして登場。

『模範家族』制作発表会に出席したキム・ジヌ監督、チョンウ、ユン・ジンソ、パク・ジヨン、パク・ヒスン(写真提供:©スポーツ韓国)
その一方で、実は警察官役も多い。その活躍が見られる新作が、日本で10月に公開される韓国映画『警官の血』だ。
『警官の血』は、佐々木譲による同名小説を韓国映画界の実力派キャストで映画化。パク・ヒスンは、ソウル市警察庁の聴聞監査室監察係長ファン・インホ役で登場する。
彼がこのジャンルに強い理由の一つとして、カリスマ性を感じさせる中低音ボイスが挙げられる。加えて、作品ごとに見せる豊かな表現力でキャラクターを立体化させるところだろう。
1970年生まれで現在52歳(日本年齢)の彼は、1990年に舞台で俳優デビューを果たし、休むことなく映画やドラマなどに出演。

故パク・ヨンハさんと共演した映画『作戦 THE SCAM』。((C)2008 BIDANGIL PICTURES, SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED.)
多くの作品で着実に演技力を磨い結果、2008年に出演した映画『セブンデイズ(2007)』で『第29回 青龍映画賞』の助演男優賞を、2018年には映画『1987、ある闘いの真実(邦題/2017)』で『第54回 百想芸術大賞』の映画部門男性助演賞を受賞。その高い演技力が認められている。
同じテイストのキャラクターでありながら、作品ごと違った雰囲気を漂わせるパク・ヒスン。
もはや、“エリートヤクザ専門俳優”と呼んでもいいのではとさえ感じる。なぜならこのフレーズは、彼にだけ与えられた称号だからだ。
(構成:星野沙)
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