セクハラ疑惑により極端な選択をした、俳優の故チョ・ミンギさん。彼の死後から3年が経った今、彼にかけられた容疑はその後どうなったのだろうか。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

俳優、故チョ・ミンギさんがこの世を去ってから3年の時が経った。

韓国では数多くのドラマや映画などに出演し、ベテラン俳優として知られているチョ・ミンギさん。ドラマ『善徳女王(2009)』、『蒼のピアニスト(2012)』、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~(2016)』などバイプレーヤーとして出演作が多く、日本でも放送された作品にも多数出演していることから、日本のドラマファンにも馴染みのある俳優だ。

俳優の故チョ・ミンギさんは3年前に極端な選択をし、この世を去った

3年前に極端な選択をし、この世を去った俳優の故チョ・ミンギさん(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

彼は2001年から俳優活動と並行して、清州大学校演劇学科で兼任教授として教鞭を執り、2010年から正式に助教授、2015年には副教授として在籍。
しかし2018年2月、複数の学生により性的な嫌がらせ、つまりセクハラ疑惑を提起され、彼は論議に包まれてしまう。
チョ・ミンギさんは自分の容疑を否認したが、学生達からの相次ぐ暴露、”Me too”運動が起きたことにより公式に謝罪。その後、警察の取調べに誠実に臨むという意思を示したが、取り調べの3日前に自ら命を絶ってしまった。

チョ・ミンギさんが亡くなったことで、彼に浮かび上がったセクハラ疑惑はその後どうなったのか。
当時、故人の傍にはA4用紙6枚分の遺書が見つかったため、警察側は自殺と断定。結局、捜査は”公訴権なし”で終結することとなった。

“公訴権なし”とは、”嫌疑なし”といった、被疑者がその行為者ではないことが明白だったり、犯罪と認定する証拠のないことが明白な時に適用される不起訴とは異なる。つまり、容疑をかけられたチョ・ミンギさんが亡くなったため、今回の裁判は起こすことが出来ないというのが理由だ。

このような形で今回の事件は終結しているが、チョ・ミンギさんの極端な選択については議論を呼ぶ結果となった。
有名人の罪に対し、司法手続きによる刑罰に加え、それを超える社会的埋葬のような苦痛が加えられることを示していたように見える結末。

これに対して、マスコミと世論の過度な叱咤に耐え切れず、極端な選択をした彼の苦痛を理解しなければならないという主張もあるが、彼の最後の行動である極端な選択をめぐり、性犯罪の被害者に永遠に拭い去ることのできない傷を残して、そこに残された家族のことを考えていないような行動だとの声も聞かれている。これに加え、被害者が誹謗中傷に遭うなど、彼の死後もさまざまな議論を呼んでいた。

チョ・ミンギさんが亡くなってから3年。言い換えれば、事件から3年が経った現在、被害者やチョ・ミンギさんの家族が少しでも安らぎを取り戻していることを祈らずにはいられない。



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