現在、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる(邦題)』に出演中の国民的ベテラン女優、キム・ヒョンジュをご存知だろうか。”出演作全てにハズレなし!”と謳われる彼女の経歴と、出演作に迫ってみる。
数々のドラマに出演し、出演した作品全てがヒットすると言われている、韓国の国民的ベテラン女優、キム・ヒョンジュ。
韓国版『花より男子-Boys Over Flowers(KBS 2TV/2009)』で、イ・ミンホ扮する主人公ク・ジュンピョの姉、ク・ジュニ役を演じたと聞けば、分かる人もいるのではないかと思う。

『花より男子』でク・ジュンピョの姉、ク・ジュニを演じたキム・ヒョンジュ(左)(画像出典:KBS)
今回は、歳を重ねるごとに魅力が増している、実力派俳優のキム・ヒョンジュについて深掘りしていく。
“テレビに出る人”になるため雑誌モデルに
キム・ヒョンジュは幼い頃、テレビの中の華やかな世界に魅了され、職業問わず”テレビに出る人”になることが夢だったという。

キム・ヒョンチョルの『一生を』のミュージックビデオ出演により芸能界デビューを果たしたキム・ヒョンジュ。(画像出典:YouTubeキャプチャー)
そして高校3年生の時、ハイティーン雑誌の専属モデルに応募するも落選。しかしその後、雑誌社から再び連絡があり「ヘアスタイルやメイクコーナーのモデルをやってみないか」と声をかけられ、モデル業を開始、少しずつ顔と名前が知られ始めたという。
そして1996年、歌手のキム・ヒョンチョルの楽曲『一生を』のミュージックビデオに出演。短いシーンながらも印象的な姿で人々の目に留まり、1997年にMBCドラマ『私が生きる理由』で俳優デビューを果たす。
そんな彼女を、女優として一躍有名にした作品が、当時”CM女王”として君臨していたキム・ジホがヒロインとして出演したSBSドラマ『愛してる、愛してる』だ。

キム・ヒョンジュ(右)の名を、スターダムにのしあげたドラマ『愛してる愛してる』。(画像出典:SBS)
キム・ジホの妹役で出演したキム・ヒョンジュは、スランプだったキム・ジホと世代交代をするかのように注目を集め、彼女の後を継ぐスターへと成長する。
キム・ヒョンジュの俳優魂
デビュー以来、順風満帆な芸能生活を送っていたキム・ヒョンジュだったが、ある時から大きなストレスを抱えることになる。

キム・ヒョンジュ(画像出典:Netflix Korea公式Twitter)
殺人的スケジュールで心が疲弊していたことにも気付かず、自分が何をしているのか、どこにいるのかさえも認識できないほど精神的に参っていた。自分は俳優なのか、ただのテレビにだけ出ている人なのか‥アイデンティティーさえも分からない状況に陥ってしまったのだ。
悩んだ末、彼女はSBSドラマ『トギ(2000)』への出演を最後に俳優業に専念することを決める。並行して活躍していたバラエティー番組のMCなど、全て降板へ。
俳優一本で勝負すると決めた彼女は、声のトーン、発声、発音など、血のにじむような努力を積み重ねた。その結果、初の時代劇『商道-サンド-(MBC/2001)』では、監督のイ·ビョンフンから拍手を送られるほど、実力は確たるものとなっていた。

努力が認められ、監督から拍手が送られた時代劇ドラマ『商道-サンド-』。(画像出典:MBC YouTube動画キャプチャー)
そして、2002年に出演したSBSドラマ『ガラスの靴』は、視聴率が40%を越える大ヒットを記録。
その演技力が認められ、SBS光復60年大河ドラマ『名家の娘ソヒ(2004)』の主人公、ソヒ役に抜擢された際は、当時では破格的である1話当たり1000万ウォンの出演料を受け取ったと言われている。
もちろん授賞式では常連となり、これまで『KBS演技大賞』最優秀演技賞、ベストカップル賞他、『SBS演技大賞』新人賞、優秀賞、最優秀演技賞他、『MBC演技大賞』テレビ部門優秀賞、最優秀演技賞など、数々の賞を受賞している。

2011年『MBC演技大賞』で女性最優秀賞にノミネートされたキム・ヒョンジュ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
2021年現在でも、韓国では変わらずトップ女優という地位を保ち、その存在感は健在だ。
そしてキム・ヒョジンの最新作は、世界でも話題を呼んでいるNetflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる(邦題)』。
本作では”新真理会”の被害者を弁護する弁護士、ミン・へジン役で出演している。

『地獄が呼んでいる』で弁護士のミン・ヘジンを演じているキム・ヒョンジュ(画像出典:Netflix Korea公式Twitter)
この作品に出演することを決めた理由に「ウェブ漫画でリアルに表現された人物や表情、感情に惹かれ、自分がどれだけこれを表現できるのか冒険心があった。そして新しい作業ができる現場に、参加したいという欲もあった」と明かしている。
役者として演技の足し引きが分かっても、それが実践できる人はどれだけいるだろうか。キム・ヒョンジュは、それができる数少ない俳優の一人だからこそ、空白期を迎えず今日までトップの座を守り続けていられるのだろう。
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