韓国で”国民の妹”と称され、世界中のファンから愛を受ける歌手のIU(アイユー)。そんなIUと女優ユ・インナの友情が大きな注目を集めている。

4月3日、IUの公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルで公開された独自コンテンツ、『IUのパレット』の第18話にゲストとしてユ・インナが出演し、2人の微笑ましい親友ぶりが話題を呼んだ。

これまでに幾度となく仲の良い姿をファンに届けてきたIUとユ・インナであるが、彼女たちがラジオ以外の公式の番組で共演するのは約10年ぶり。

そのため、2人は寝不足になる程、緊張した状態で収録に臨んだという。

番組内では2人の仲を証明するための友情テストや、テレパシーゲームが行われた。さらに彼女たちは自身が作った歌や詩を通し、お互いへの愛情や日頃の感謝を伝えている。

IUが歌ったのはユ・インナを想いながら作った楽曲『You』。

この楽曲はIUがSBS『麗～花萌ゆる8人の皇子たち～(2016)』の撮影中、なかなか会うことができないユ・インナに向けて書いたラブレターのような曲であるという。

美しい歌声でユ・インナへ曲を届けたIU。ユ・インナは少し照れたように笑顔を見せ、喜びを語った。

そんなIUに対し、ユ・インナはサプライズで手紙のような詩をプレゼント。

彼女がIUのために綴った詩がとても感動的であると、韓国オンラインコミュニティーで話題となっている。

その自作詩のタイトルは『玉のような子(A bead-like child)』だ。

玉のような子よ

マシュマロが好きだった頃のあなたを迎えに行くたびに、
玉のような子だと思っていた

正門なのか側門なのか分からない門の前に、
小さく輝いたまま立っているあなたを見て、
今日は何をして遊んであげようかと少し心配になった

深夜に送るたびに、その門から部屋まで気をつけて入ってねと
余計な怒鳴りつけをするとホッとした

とても小さくて美しい玉だから、汚れた溝に転がってしまわないか、
暗い隙間に落ちてしまうのではないかと心配した
いざ帰り道で迷うのは私だった

そこにいて、そこに行くよと下の部屋に引っ越してきたあなたに、
良い日々をプレゼントしてあげたかった

そうやってあなたと私の1日の終わりには、
数えきれないほどの夜の手紙が、
数えきれないほど多くの錯覚と23歳らしいあどけなさが

少しダサくてもいいよと、愛がうまくいかなくてもいいよと、
あなたが最高と言い張って、
いつの間にか30歳になって40歳になった私たちは
相変わらず、今もなお

玉のような子よ
涙がたまった時は我慢せずに
私を思い出してね

なんの関係がないことだとしても、
ただ私があなたの味方になってあげる

ユ・インナは朗読中、何度か言葉を詰まらせる姿を見せた。

彼女はIUとの出会いや2人で築き上げた思い出などを振り返りながら、詩を書いたのだという。

ネットユーザーはユ・インナの愛のこもった詩に対し、「これは本当の愛。感動して泣いた」「韓国芸能界一の親友、IUとユ・インナを一生応援する」「2人の友情はおばあちゃんになるまで続いてほしい」「そんな大切な友達がいるなんて羨ましい」と感動の涙を流している。

そんな2人の友情の始まりは、2010年に放送されたSBSのバラエティー番組『豪快ガールズ』の収録現場だったという。

11歳の年齢差があるものの、2人は共通の話題が多く、すぐに意気投合。ユ・インナはIUと親しくなったきっかけについて「一目で同じマインドを持ったソウルメイトだと思いました」と打ち明けた。

一方、ユ・インナがIUに仲良くなったきっかけを直接尋ねた際には、「ただお姉さんが綺麗でよかった」と予想外の返答が返ってきたと語り、ファンの笑顔を誘ったことも。

さらにユ・インナがパーソナリティーを務めていたKBSクールFM『ユ・インナのボリュームを上げて』には、IUがゲストとして頻繁に出演していたことでも知られており、番組内では2人で海外旅行に行った仲良しエピソードが公開されている。

IUとユ・インナの友情を超えた愛のエピソードは、今後も新たに更新されていくことだろう。

4月12日には、ユ・インナが主演を務めるENA新オリジナルドラマ『ボラ！デボラ～恋にはいつでも本気～』の放送が控えている。