現在放映中のドラマ『ザ・キング:永遠の君主』をはじめとし、これまで多くの作品で“興行不敗”、“メロドラマの達人”などと呼ばれてきたキム・ウンスク作家。女心を揺るがす甘いセリフが特徴のキム・ウンスク作家だが、これまでの作品でも特に甘くセリフを消化した俳優にヒョンビンの名前が上がっている。
これまで“興行不敗”と言われていたキム・ウンスク作家だが、新作ドラマ『ザ・キング:永遠の君主』が“視聴率下落”などで苦戦している中、再び過去の作品が注目されている。
2000年代、“恋人”シリーズで韓国を代表するドラマ作家として地位を固めたキム・ウンスク作家。
SBS『パリの恋人』(2004)は、旋風を巻き起こし51.5%という驚異的な視聴率を記録。『プラハの恋人』(2005)も平均視聴率30%台を行き来して視聴者の関心を集め、この他にもSBS『紳士の品格』、『オンエアー』、『相続者たち』も話題性を継続した。
キム・ウンスク作家のドラマの核心は、セリフとキャラクターが見どころで、“流行語を生みだす脚本家”などとも言われている。
数々の甘いセリフや行動、聞いていると鳥肌が立つようなストレートな表現で女心を揺さぶるセリフは、キム・ウンスク作家の専売特許と言っても過言ではない。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』では「良い日でも、良い日ではなくても、普通の日でも、すべての日が幸せだった」という名セリフが誕生し、『太陽の末裔 Love Under The Sun』でもソン・ジュンギがソン・ヘギョにキスをした際「口を塞いだのですよ、いやらしく..」と胸がキュンとするセリフを飛ばし、軍人らしい語り口調が流行語になった。
このように、キム・ウンスク作家は、ジャンルと素材のバリエーションを通じて多様なキャラクターと見どころを視聴者たちにプレゼントしてきた。
キム・ウンスク作家の作品には、これまで多くの演技派俳優が出演してきたが、中でも特に’甘く’セリフを消化した俳優に、ヒョンビンが挙げられている。
5月29日、韓国のオンラインコミュニティー NATE PANNでは「キム・ウンスク作家のセリフをよく消化した俳優」というタイトルの掲示物が投稿され、『シークレット・ガーデン』に出演した際のヒョンビンのセリフがいくつか掲載されている。
「キル・ライムさん、いつからそんなに綺麗だったの?昨年から?」
「キル・ライムさんに怒鳴るのはやめてください。僕にとってこの人はキム・テヒでありチョン・ドヨンです。僕はキル・ライムさんの熱烈なファンなんです」
「警告する!二度と俺じゃないやつのことで怒るな。二度と俺じゃないやつのことで痛むな。二度と俺じゃないやつのことで俺のところに来るな」
「そっちが人魚姫になる気がないなら、こっちが人魚姫になってやる。あなたの側にいて突然泡のように消えてやる..」
「どうして僕がこんな夜中にここで立っていると思う?キル・ライムさんに会いたくて来ているんだ」
など、文字で読むとどこかくすぐったくなるセリフを愛らしく、そして深く消化して視聴者たちを感動させて“ヒョンビンロス”に陥らせた。
該当の掲示物を見た一部のネットユーザーたちからは「コン・ユもソン・ジュンギも上手だったが、キム・ウンスク作家のセリフはヒョンビンが一番よく消化したと思う」「まるで現実でもいつも女心をくすぐるセリフを言っているかのような自然な演技だった」「ヒョンビンは、キム・サムスンでも、他のドラマでも鳥肌の立つセリフをよく消化していて表現力が高い」などの意見が見られ、キム・ウンスク作家の独特なセリフを自然かつ純粋な演技によって、キャラクターに深い味を出したヒョンビンに称賛の声を寄せている。
“チャドナム(冷たい都市の男)”百貨店の社長ヒョンビンが恋に落ちた時(動画出典:SBS Catch)
ヒョンビン
韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。
2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。
2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。
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