• KBS新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』が初回視聴率3.3%を記録し、不振だった水木枠に復活の兆し。
  • 文化財損壊問題など逆風の中、主演テギョン&ソヒョンの好演とSNSでの好評が追い風に。
  • 一部批判もあるが、物語の展開と俳優の相性に期待が高まりつつあるようだ。
主役の初体験、私が奪っちゃいました

「主役の初体験、私が奪っちゃいました」 画像=©KBS Drama

韓国テレビ局KBSの水木ドラマ枠に久々の光が差し込んでいるようだ。

新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』が、初回放送で全国世帯基準3.3%(ニールセンコリア調べ)の視聴率を記録し、不振続きだった同枠に一石を投じたとされている。同枠で今年放送された前作『キキキキ 』や『24時ヘルスクラブ』が0~1%台に留まっていたことを踏まえると、この数字は強いインパクトを与えているという。

しかし、作品の船出は順風満帆ではなかったようだ。

撮影地である屏山書院(安東市)でスタッフが文化財の柱に釘を打つという事件が昨年12月に報じられ、文化遺産保存法違反でスタッフ3名が検察に送致される事態に発展。

6月11日に開かれた制作発表会では、イ・ウンヒ監督をはじめ、主演のテギョンやソヒョンも謝罪に追い込まれ、ドラマの内容以前に“モラル問題”が指摘されていた。

そんな中でも、放送初回の反応は予想を覆す好意的な声が非常に多く、主演2人の呼吸の合った演技が視聴者の没入感を高めたとの絶賛されている。ソヒョンは「テギョンさんが主演だと聞いて、これはやらねばと思った」と語り、テギョンも「ソヒョンとなら信頼できる」と即答で出演を決めたようだ。両者は共にアイドル出身ながら、安定感ある演技力と実績を誇っている。

初回放送後、SNS上では「想像以上に面白い」「映像がきれい」「2人の相性が抜群」などの声が急速に広がったようだ。特に「初回だけで最終話まで完走する事にした」といった反応も多く、3.3%という視聴率が一時の偶然ではないことを裏付けている。

もちろん、批判がなかったわけではない。ストーリー設定の稚拙さやファンタジー要素への指摘も一部に見られたが、それでも「後半に向けて感情線が深まりそう」「恋愛ものとしての説得力が増してきた」といった期待の声が上回っているようだ。

KBS水木枠は長らく「墓場」と揶揄されてきたが、『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は過去の負の印象を跳ね返す起爆剤になると期待されている。果たしてこの勢いが一過性のものなのか、それとも真の復活の狼煙となるのか‥今後の視聴率の推移を見守っていきたい。

編集長コラム

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