- 米のワシントンポストに、危うく“ロマンス詐欺”に遭うところだった、78歳の女性の体験が掲載された。
- 「韓国ドラマ中毒者」だというおばあさんは、韓国俳優らとチャットを楽しんでいた。
- しかし、その相手は偽者‥、彼女に詐欺だと気づかせたのは、俳優アン・ヒョソプになりすました人物からのあるメッセージだった。

アン・ヒョソプ主演のラブコメディー、SBS(Netflix)『社内お見合い』(画像出典:SBS)
9月19日、米国を代表する日刊紙・ワシントンポストの「オピニオン」に、ある女性が体験した“ロマンス詐欺”の話が掲載された。
今やSNSを通じて世界中の人と出会える時代。実際に会ったことがない相手とも、スマホのやりとりだけで親しくなれるようになった。
その一方で、連絡を取り合う内に親密な関係となった相手の気持ちを利用し、言葉巧みに金銭を騙し取るような卑劣な犯行も増えている。
“ロマンス詐欺”という言葉は、日本でも度々耳にするようになり、昨年(2022年)には、世界的に有名なK-POPグループのメンバーになりすました人物が、複数の日本人女性から多額の送金を受け取っていたことが発覚し、大きな話題になった。
「私は詐欺になんて遭うはずない」と思っていても、時として判断が鈍くなってしまうこともあるようだ。
しかも、もしその相手が、今をときめく韓国スターだったら?
今回、危うく“ロマンス詐欺”に引っかかるところだったのは、「韓国ドラマ中毒者」と名乗る78歳の女性である。

tvN(Netflix)『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』(画像出典:tvN)
ワシントンポストに掲載された文には「私は結婚52年目、78歳のおばあさん。そして、韓国ドラマ中毒者」と書かれている。
筆者は「私は韓国人ではない。また、テレビを見てロマンスにハマったこともなかった」と話す、社会人類学者の女性。
そんな彼女が韓国ドラマに沼落ちするきっかけとなったのが、Netflix(ネットフリックス)で見た『ナビレラ -それでも蝶は舞う-(tvN/2021)』。
このドラマは、70歳で長年の夢だったバレエを習い始めるシム・ドクチュル(パク・イナン扮)と、23歳の才能溢れるバレエダンサー、イ・チェロク(ソン・ガン扮)がお互いに成長し、絆を深めていくハートフルな感動作である。
「若いバレエダンサーを演じたソン・ガンが登場するやいなや、心臓がドキドキし始めた」という彼女は、それ以来多くの韓国ドラマを楽しむようになった。
そして「ただドラマを見るだけでは物足りなかった。私の心を掴んだ人に直接会いたかった」「好きな俳優たちのSNSを覗きに行き、“いいね”を押したり、コメントをつけたりした」という。

『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』でバレエダンサー役を務めたソン・ガン (画像出典:tvN)
そんな中、ある日突然、彼女の身に信じられない出来事が訪れる。なんと推しの俳優たちから、DM(ダイレクトメッセージ)が届いたのである。
彼女は相手を疑う余地もなく「これまで残した数多くのコメントのおかげだと思った。このすごい男性たちが思慮深く面白い私を選んだということだけで、私がすごい人のように感じられた」と当時の心境を振り返る。
そして「心の片隅では、メッセージを送った人が俳優本人ではないという思いもあったが、思春期時代の注目されたい欲望あるいはロマンス中毒が私を離さなかった。アプリをダウンロードして、スターたちとチャットを始めた」と明かした。

ドラマ『社内お見合い』で一躍知名度を上げた、アン・ヒョソプ (画像出典:SBS)
しかし、そんな彼女の目を覚まさせたのが、ある人気俳優だった。
それは、ドラマ『社内お見合い(SBS/2022)』で人気を博した「俳優アン・ヒョソプ」ではなく、彼になりすました人物から届いたメッセージ。
彼女によると「アン・ヒョソプだと思っていた人と甘い会話を続けていたところ、彼がクレジットカードの情報を要求してきた」のだそう。
そこで我に返った彼女は、チャットをすっぱりとやめ、現在は個人メッセージも全て無視しているという。
「怒りがおさまってから、なぜこのようなことが起きたのかじっくり考えてみた」という彼女は、「関心を楽しむことは人間の本性だが、有名人の後光が私に照らされる瞬間、突然私たちも自らを重要な人と考えるようになる」と指摘する。
また「ドラマ俳優たちに対する没入は、人生の最後の章に入った私をはじめ同じ年頃の多くの人々が感じる、孤立に対する恐怖を薄めてくれる逃避先になった」とし、「ドラマを楽しむことと配役に対する執着は、もう区分しようと思う」と語る。
そして彼女は読者に向けて「あなたは、“学んだことがあったということは認める。それなら、韓国ドラマ中毒はどうなる?”と尋ねるかもしれない」「おばあさんがロマンスを楽しめるよう、ちょっと放っておいて。もちろん私は相変わらずテレビの前にぴったりと張りついて生きている」と締めくくった。
今回、おばあさんのファン心を利用した“ロマンス詐欺”は失敗に終わり、ほっと一安心だが、もし万が一、自身が好きな有名人からDMが届いたら‥と想像すると、その瞬間はときめいてしまうという人が大半ではないだろうか。
「まさか私が騙される訳ない」と思っている方も油断せずに、より気持ちを引き締めないと!
ワシントンポストに掲載された、韓ドラ中毒のおばあさんの体験記が、世界中の韓流ファンへ向けた良い注意喚起となっている。
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