• 近年活躍する女優のなかには、子役時代から実力と経験を磨いてきた役者がいる。
  • キュートなルックスと、そんな姿からは想像もできないほどしっかりとした演技を披露した彼女たちは看板娘となり、作品の人気を支えた。
  • 難易度が高いと言われる史劇を経て、大女優へと成長した6人の今と当時の活躍を紹介する。

韓国ドラマの醍醐味の1つとして挙げられるのが、役者陣の高い演技力。近年は、特に女性が主人公の作品が増えており、女優の活躍が目立つ。

そのなかには、現代劇とは一味異なる発声や表情の演技が必要とされる難易度の高いジャンル時代劇に出演し、子役時代から実力と経験を磨いてきた人も。

まだ幼さの残る愛らしいルックスと、そんな姿からは想像もできないほどしっかりとした演技でたちまち看板娘となり、序盤が重要だと言われる作品の人気を牽引してきた。

日本でも屈指の人気作にも、現在第一線で活躍する女優が出演している。

そこで本記事では、子ども時代から時代劇で経験を積み、大女優へと成長した6人の今と当時の活躍を紹介する。

 

宮廷女官チャングムの誓い (MBC/2003)

1人目は、イ・セヨン。韓国をはじめ日本や台湾などアジア各国で人気を博した『宮廷女官チャングムの誓い』で、一躍知名度をアップした。

イ・セヨンは、『宮廷女官チャングムの誓い』で、一躍知名度をアップした

『宮廷女官チャングムの誓い』で、一躍知名度をアップしたイ・セヨン(画像出典:MBC)

主人公チャングムのライバルであるクミョンの幼少期を演じ、くりくりとした大きな目と成人俳優顔負けの演技力で視聴者の心鷲掴みにした。

以後、現代劇はもちろん『赤い袖先』(MBC/2021)など時代劇にも数多く出演。主演級女優として韓ドラ界で活躍しており、今年は『愛のあとにくるもの』(coupang play)が、2025年には『モーテル・カリフォルニア』(MBC)で主人公を演じることが分かっている。

太王四神記 (MBC/2007)

2人目は、パク・ウンビン。ペ・ヨンジュンが時代劇に挑戦し、ヨン様ファンを虜にした『太王四神記』で、ムン・ソリ扮する火の神女カジンの生まれ変わりキハを演じた。

パク・ウンビンは、『太王四神記』でキハ役を演じた

『太王四神記』でキハ役を演じたパク・ウンビン(画像出典:MBC)

当時15歳ながら、内に秘めたキャラクターの感情を表情の演技で繊細に描き出して視聴者を圧倒。

この頃から大女優の片りんを垣間見せていた彼女のその後は韓ドラファンならご存じの通り。各作品期待以上の演技力でいまや韓ドラ界に欠かせない役者の1人となっている。

現在、『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』(Disney+)と、『ザ・ワンダーfools(仮題)』へのキャスティングが決定しており、引き続きドラマ界を盛り上げていく予定だ。

3人目は、同じく『太王四神記』に出演していたシム・ウンギョン。ヒロイン、スジ二(イ・ジア扮)の子ども時代を熱演し話題となり、ドラマの人気に大きく貢献した。

シム・ウンギョンは、『太王四神記』に出演した

『太王四神記』に出演したシム・ウンギョン(画像出典:MBC)

同時代に活動していた子役のなかでも群を抜く演技力だと称賛を得ていた彼女は、その後2011年公開の映画『サニー 永遠の仲間たち』を初主演ながら大ヒットへと導き、大女優の道を歩きはじめる。

近年は活動の場を日本に移し、韓国人女優として初めて『第43回日本アカデミー賞』で最優秀主演女優賞を手にしており、次期作のニュースはないものの、彼女の活躍を応援している人は多い。

太陽を抱く月 (MBC/2012)

4人目は、キム・ソヒョン。韓ドラ時代劇にフュージョン史劇という新たな風を吹かせ、胸キュン展開盛りだくさんで日本の韓ドラファンを魅了した『太陽を抱く月』に出演していた。

キム・ソヒョンは、『太陽を抱く月』に出演した

『太陽を抱く月』に出演したキム・ソヒョン(画像出典:MBC)

彼女が演じたのはキム・ミンソ扮するボギョンの子ども時代。その後登場するキム・ミンソが、キム・ソヒョンの演技を超えることができるのか、視聴者から懸念の声が上がるほどの好演を繰り広げた。

以降、忙しい子役時代を経てブランクなしで成人俳優にシフトし、ほぼ毎年フィルモグラフィーを更新し続けている。

少し前には『偶然かな。』(tvN/2024)が最終話を迎え、11月からは『グッドボーイ』(JTBC)で、射撃の金メダリスト役を演じる。

5人目は、同じく『太陽を抱く月』に出演していたキム・ユジョン。ヒロインを務めたハン・ガインの子ども時代を演じてシンドローム級の人気を牽引。なんと『2012 MBC演技大賞』をはじめ、その他2つの授賞式で子役賞に輝いている。

キム・ユジョンは、『太陽を抱く月』に出演した

『太陽を抱く月』に出演したキム・ユジョン(画像出典:MBC)

そんな彼女もキム・ソヒョン同様、子役から韓ドラ界を盛り上げる女優の1人へと成長し、映画界とドラマ界を行き来しながら活躍中。

昨年『マイ・デーモン』(Netflix/2023)で悪魔のような財閥令嬢を熱演したかと思えば、今年は『タッカンジョン』(Netflix/2024)でコメディー演技を披露。来年は、犯罪スリラー『親愛なるX』(TVING)で悪役を務める。

善徳女王 (MBC/2009)

最後は、ナム・ジヒョン。女帝の座を巡る女同士のし烈な戦いが韓ドラファンを魅了した『善徳女王』で、主人公トンマンの子役を演じた。

ナム・ジヒョンは、『善徳女王』で、主人公トンマンの子役を演じた

『善徳女王』で、主人公トンマンの子役を演じたナム・ジヒョン(画像出典:MBC)

共演者で大女優コ・ヒョンジョンに匹敵するほどの迫真の演技が注目を浴び、本作を機に知名度が劇的にアップして人気女優の道を歩むことに。

長年培ってきた実力をベースにどんな役も消化してしまう彼女は、現在韓国で放送中の人気ドラマ『グッドパートナー』(SBS/2024)で、新人弁護士役として活躍中。 ベテラン女優チャン・ナラとW主演を務め、彼女に引けを取らない演技で物語を盛り上げている。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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