• 『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)は、韓ドラ時代劇を代表する作品の1つだ。
  • 最近『医女チャングム』という新作ドラマの制作が発表され、『宮廷女官チャングムの誓い』が戻ってくるのではないかと話題に。
  • いまだ熱烈なファンが存在する『宮廷女官チャングムの誓い』の人気を支えた、脇役5人の近況を紹介する。

韓ドラ時代劇といえば、その代表格の1つが『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)。

最近、タイトルに“チャングム”というワードが入った新作ドラマ『医女チャングム』に関するニュースが流れ、「チャングムの誓いが戻ってくる」とドラマファンの間で大きな話題になったばかり。20年以上前の作品だがいまだ熱烈なファンが存在し、「また見たい」と思っている人は多いようだ。

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『宮廷女官チャングムの誓い』がここまで支持されているのは、主人公を演じたイ・ヨンエはもちろん、脇役の活躍も大きかったから。

そこで本記事では、特に視聴者の目を引いた宮女役で作品の人気を支えるとともに、第1次韓流ブームの立役者ともいえる5人の近況を紹介する。

ヤン・ミギョン

ヤン・ミギョンは『宮廷女官チャングムの誓い』で、チャングムの母の親友で、チャングムの良き師匠ハン尚宮(サングン)役を務め、大きな人気を獲得した女優だ。

『国家代表ワイフ』(KBS1/2021)以降ドラマには出演しておらず、現在は韓国の仁徳大学で放送芸能科の教授として教鞭をとっている。

ヤン・ミギョン

ヤン・ミギョン(画像出典:SBS)

昨年12月に開催された『第23回ワールド2人芝居フェスティバル』では、教え子が最優秀演技賞を受賞、彼女に感謝の気持ちを伝えた。

表舞台には出ないものの、演技に関わり若者の育成に力を入れているようだ。

パク・ウネ

パク・ウネは、チャングムの幼なじみヨンセン役に扮し、朝鮮第11代国王の中宗(チュンジョン)の目に留まって側室にまで昇格したキャラクターを演じていた女優だ。

パク・ウネ

パク・ウネ(画像出典:パク・ウネ公式Instagram)

2022年から2023年にかけては『還魂』シリーズにカリスマ溢れるキャラクターとして登場、物語における重要な役として大きな活躍をした。

その後、演技活動はしていないようだが、今年1月15日に放送されたチャンネルA『親友ドキュメンタリー4人用食卓』に出演。双子の息子が前夫と留学に行ったことを明かし、母としての思いや、別れた夫との関係性について言及した。

キョン・ミリ

ことあるごとにチャングムに嫌がらせをするチェ尚宮を演じたのはキョン・ミリだった。自身の目的のためにチャングムの命まで狙おうとする、見事なまでの悪役ぶりを披露した女優だ。

昨年は、泥沼劇『パンドラ 偽りの楽園』で作中最も迷惑なキャラクターを熱演したばかり。

キョン・ミリ

キョン・ミリ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

私生活では、娘で女優のイ・ダインが2023年にイ・スンギと結婚、それに付随して過干渉や過保護といった母子の関係性が注目され、結婚よりもキョン・ミリに対する関心が高まり世間を騒がせた。

今年2月5日に娘が第1子を出産し、おばあちゃんになっている。

パク・ジョンス

パク・ジョンスは、後に出家する女官長ヨンシン役を演じた女優。その他、『トンイ』(MBC/2010)や『結婚契約』(MBC/2016)など、数多くの作品で活躍をしてきた。

近年もドラマはもちろんバラエティーにも出演するなど芸能活動を続けており、若者の悩みを聞くチャンネルSのトークショー『進撃のおばあちゃん』ではMCの1人を務め、シルバーバラエティーブームを巻き起こしたといわれている。

パク・ジョンス

パク・ジョンス(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

そして昨年は、『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN/2023)や『賢い医師生活』シリーズ(tvN/2020、2021)などで主演を務めたチョン・ギョンホが、「母ちゃん」と呼ぶ存在であることが分かり大きな話題に。彼の父親と事実婚状態であるとして、世間の注目を集めた。

故ヨ・ウンゲさん

ヨ・ウンゲさんは、権力に立ち向かう過程で卒倒、病状から宮中を出ることになった最高尚宮のチョン尚宮役を務めた。

ヨ・ウンゲさん

ヨ・ウンゲさん(画像出典:옛드 : 옛날 드라마 [드라맛집] YouTube動画キャプチャー)

そして『宮廷女官チャングムの誓い』から2年後には、大ヒット作『私の名前はキム・サムスン』(MBC/2005)でヒョンビン扮するジノンが経営するレストランの総支配人役を担当するなど、日本の韓ドラファンには馴染みの深い女優だ。

しかし2009年5月22日、享年69歳(日本年齢)でこの世を去ってしまった。2007年に腎臓がん手術を受けたが、がん細胞が肺に転移してしまい、残念ながら回復には至らなかったという。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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