性的暴行および強制わいせつの疑いを受けている俳優カン・ジファンが、新しい局面を迎える見通しだ。一審と二審の判決を不服として最高裁に上告したカン・ジファン。最高裁が異例ともいえる宣告期日を延期したことで、大衆の関心が集まっている。

昨年7月、京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)の自宅で、女性2人に性的暴行とわいせつな行為をしたとして起訴された俳優カン・ジファン。その後、一審と二審で懲役2年6カ月・執行猶予3年を宣告されたが、カン・ジファンは判決を不服として最高裁に上告した。

10月7日、韓国の各種媒体は、法曹界の関係者の言葉を引用し、「準強姦などの疑いを受けているカン・ジファン。最高裁の判決の宣告期日が10月15日から11月5日に延期になった。カン・ジファンの弁護人側が、宣告期日の延期申込書を提出し、最高裁がこれを受け入れた」とし「芸能人の最高裁の宣告期日延期は、かなり異例的なことだ」と報じている。

俳優 カンジファン

俳優 カン・ジファン(写真提供:©スポーツ韓国)

韓国の最高裁で宣告期日が延期になるのは、有力な政治家のスキャンダルや大企業のオーナーなどによる大事件の時がほとんどで、芸能人では非常に珍しい。最終宣告の前に該当の事件が”罪なのか罪ではないのか”と決められる段階ではなく、真偽の時間と追加で調査をする必要がある際に延期になるようだ。

今年8月、Danmeeで取り上げたカン・ジファンの弁護人側が最高裁に上告状を提出した理由、つまり一発逆転のために用意した切り札はこうだ。

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準強姦の被害者と主張するAさんの身体や下着から、カン・ジファンの精液や尿道球腺液が発見されなかったという点、強制わいせつの被害者と主張するBさんの下着などからは、カン・ジファンのDNAが発見されたが、彼の自宅でシャワーを借りた際に、彼の物を使用した過程で付いたものだと判断している点。

また、事件当時「カン・ジファンの自宅に閉じ込められた」と知人にメッセージを送った被害者らだが、下着姿で自宅の至るところを行き来する様子が自宅内の監視カメラに映っており、この時カン・ジファンは泥酔。彼を部屋に運んだのがAさんとBさんだった。

さらに、カン・ジファンの自宅で携帯電話が発信できない状況だったという被害者らの主張とは違い、カン・ジファンの自宅を確認してみた結果、通話もできSNSも繋がる状況だったという。

大衆の関心が寄せられるカンジファンの判決

大衆の関心が寄せられるカン・ジファンの判決(写真提供:©スポーツ韓国)

これらの新事実により、弁護人側は上告状を提出し、「これまで警察の捜査や裁判で、被害者らの証言は一貫性が無いと指摘されている。カン・ジファンは、当時泥酔状態で本当に何も覚えていない。覚えてはいないが、被害者らが被害を主張しているため、肯定も否定も出来なかったようだ」と強調している。

「自宅に閉じ込められている」という1通のメッセージから始まり、「服がひどく乱れて‥」という被害者らの生々しい証言で衝撃が走ったトップスターの準強姦および強制わいせつ事件だが、どうやらこのメッセージの信憑性は疑われても不思議ではなくなってきた。

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最高裁が異例ともいえる宣告期日を延期したということは、カン・ジファン側が提出した上告状から、裁判の結果を変えるに値する大きな真実が確保されたのだろうか。新たな局面を迎えているカン・ジファンに、どのような判決が下されるのか関心が傾く。