日本に”韓流”文化が根付いてから約20年もの時が流れた。懐メロならぬ”懐かしの韓流コンテンツ”も誕生する時間を経た今、長年のファンにとって嬉しいニュースが舞い込んでいる。当時活躍していたアイドルたちが続々と”完全体”での復活を知らせており、この勢いに乗って、K-POPの帝王こと東方神起(TVXQ)の”完全体”復活も期待されている。
日本に起きた”韓流ブーム”の正確な始まりについて、様々な意見があるものの、そのキッカケとなったのは2002年に日韓で開催された”2002 FIFAワールドカップ”ではないだろうか。
その後、2003年から2004年にかけて放送された韓国ドラマ『冬のソナタ(2002)』が、日本に”冬ソナ現象”なる大ブームを巻き起こし、韓国ドラマという文化を認知させた。さらに、主演俳優のペ・ヨンジュンが”ヨン様”や”微笑みの貴公子”などのニックネームで愛され、大ブレイクしたことで爆発的な韓流ブームが到来。
以後、韓国のドラマや映画、K-POPをはじめとした音楽シーンにも火が着き、熱狂的な韓流ファンを誕生させた。
近年では、ステイホーム効果によりNetflix(ネットフリックス)の需要が増え、韓国ドラマファンを多く輩出させている。
“完全体”でのカムバック
もはや”ブーム”ではなく、1つの”カルチャー”として定着している『韓流』。
約20年もの時を重ねた韓流史を記憶する人にとっては、懐かしいドラマや懐かしい曲、懐かしいアーティストも心の中に誕生しているはずだ。
そんな韓流歴の長いファンにとって、近年、嬉しいニュースが増えている。それが、2010年前後に活躍していたアイドルたちによる”完全体”でのカムバックである。
韓国のグループを応援しているとよく耳にする”完全体”というフレーズ。これはグループの”メンバー全員”を強調する意味でよく使われている言葉だ。
今回、入隊により一時的にグループを離れていたり、また、解散や脱退などで活躍の場を後にしたアイドルたちが再び集結し、”完全体”での復活や再結成を行うという嬉しいニュースが増えている。
まず、6月末に完全体でのカムバックを予告したのが、元祖”野獣ドル”こと、2PM(トゥーピーエム)。
最後に入隊したメンバーのジュノが今年3月に除隊し、タイ国籍のニックンを除く全メンバーが国防の義務を果たしたことで、メンバー揃っての活動が可能となった。
(関連記事)2PM、5年ぶりの”除隊”完全体!タイ国籍のニックンは?
また、2AM(トゥーエーエム)も7年ぶりに完全体のカムバックを準備中だ。
4人組ガールズグループ2NE1(トゥエニィワン)も「いつかは再結成」と活動再開を匂わせている。他にも、SG Wannabe、BOYFRIEND、ビッグママ、HIGHLIGHT、AFTERSCHOOLなど、懐かしいK-POPグループが、すでに完全体でカムバックしていたり、リブートのために準備中という噂が流れている。
(関連記事)近い将来、2NE1「完全体」が見られるかもしれない理由
もはや懐かしいアイドルとなった彼らが、続々と嬉しいニュースを伝えており、次に続けと言わんばかりに加速していく気配を見せている。
この勢いに乗って、契約問題で分裂した、K-POPのパイオニアである東方神起(TVXQ)の”完全体”も見られるのでは‥と期待が高まっている。
東方神起のカムバックは見られるのか‥?
韓流ブームを語るにあたり、欠かせないのが東方神起の活躍だろう。
日本においてK-POP文化を根付かせ、もはや音楽シーンに欠かせない存在となった東方神起。彼らにとって海外である日本で、K-POPというカルチャー、そして東方神起という名前が市民権を得たという功績は大きい。
現在は2人体制で活躍を見せる彼らだが、長年のファンにとっては5人での活躍も心に深く刻まれていることだろう。
20年という長い歴史を迎えた”韓流”と、デビュー17周年目を迎えた”東方神起”。長きに渡り、日本においてその文化を広めていったという事実が、ファンの願いでもある奇跡を起こしてくれるのでは‥と期待させる。
もちろん、ファンはそれぞれ色々な思いを抱えており、期待感を高める一方で否定的な意見もあり、賛否両論があるだろう。
果たして東方神起の”完全体”カムバックは叶うのか・・遠い未来の話かもしれないが、毎年ファンのノスタルジアが強まっていくと、叶わなくもないのではないだろうか。
長年に渡り浸透した”韓流”の実績が期待感を高めてくれるなか、いち韓流ファンとしてその行方を見守っていきたい。
東方神起
東方神起(TVXQ)は、チャンミン、ユンホによる韓国出身の男性デュオ。
レコード会社兼芸能事務所のSMエンターテインメントに所属し、韓国や日本を中心に活動している。
2010年までは5人組ボーカルグループで活動していたが、2009年7月メンバーのうちジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が所属事務所に対する専属契約効力停止の訴訟を起こし、5人での活動が無期限休止され、翌2011年1月のカムバック以降はユンホ、チャンミン2人で活動している。
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