カン・ダニエルの初のフルアルバム『The Story』の発売を記念し、記者懇談会が開かれた。彼は”傷跡が残る”という理由でやらなくなったBBOYを、オーディション以降初めて、音楽番組のステージで披露することを予告した。(記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
歌手のカン・ダニエルが、音楽番組でのBBOY(ブレイクダンスを踊る男性)ステージを予告した。
5月24日午前、ソウル江南(カンナム)区三成洞(サムソンドン)にあるグランドインターコンチネンタルソウルパルナスのオーキッドルームで、カン・ダニエル初のフルアルバム『The Story』の発売記念記者懇談会が開かれた。
2021年4月に発売した3rdミニアルバム『YELLOW』以後、1年1カ月ぶりにカムバックしたカン・ダニエルは、「13カ月ぶりに、ついに僕が初めてフルアルバムを引っ提げて戻ってきました」と挨拶した。
彼は初のフルアルバム発売について、「本当に血が沸き立つ感じです。観客の方々に会えないまま2年ほど活動して、その後は演技にも初挑戦したので、(カムバックは)ワクワクします」「何よりフルアルバムなので僕にとってはさらに大きな意味があり、大切な時間です。それだけたくさん準備して来ました。フルアルバムということもあって準備することがかなり多かったのも事実ですが、本当に頑張ったし、面白かったです」と感想を伝えている。
タイトル曲『Upside Down』については、「本当に聞きやすい曲です。個人的には、ドライブする時にぴったりなミディアムテンポの曲だと思います。ヒップな感性をより多く込めました」と説明。
続けて「僕の中で一番自信があり、”僕だけのカラー”だと思うのですが、やっぱり自分はBBOY出身なので、ストリート文化が好きなんですね。それをどのように表現しようかと思ったんですが、『Upside Down』のトラックを初めて聞いた時、”この曲で自分を表現できる”と思ったんです。テーマはタイトルからも想像がつくように、”何をしてもうまくいかない日があっても、そんな日こそ愛らしく感じるように覆さなきゃならない。逆にひっくり返そう”ということを表現した曲です」と語った。
また『Upside Down』の振り付けについて、「振り付け作業に初めて参加する時、実はこれといったテーマはなくて、ただ僕たちだけで楽しむ”ポジティブなエネルギー”をお見せしたいと思いました。僕がオーディション番組以降、BBOYを練習したことが1度もなくて苦労したんですが、今回のミュージックビデオ撮影に入る前、”BBOYが入ったらいいな”と話して、本当に久しぶりに音楽番組のステージでもお見せすることができそうです」と明かしている。
そして「実は僕は本当にBBOYが好きだったんですが、ある瞬間からやらなくなった理由があります。それはたくさんケガして、あざもたくさんできるからです。体にその傷跡が残ることが多いからですね。半袖の衣装を着ることもあるので‥」と話し、「ファンの方々が喜ぶ姿を見て、僕もすごく嬉しかったです」と答えた。
彼が全曲作詞に参加した初のフルアルバム『The Story』は、2019年7月にソロアーティストとして新たにスタートを切ったカン・ダニエルが、3編の『Color』シリーズを通じて聞かせて来た叙事の完結編で、タイトル曲『Upside Down』を含む全10曲が収録されている。
『The Story』を貫くキーワードはアルバム名そのものにある。”すべての人、すべての状況には彼だけのストーリーが存在し、そのストーリーが、すべての関係を作り、特別な意味を残す”ということに注目した。
タイトル曲『Upside Down』は、彼の魅力を最大限引き出した曲で、明るく軽快なリズムとバイブでポジティブなエネルギーを伝える。その特性を生かしたエレクトリック・ピアノ、拍手、口笛など、サウンドの構成も興味深い。
カン・ダニエルのファーストフルアルバム『The Story』は、5月24日午後6時から各種オンライン音源サイトを通じて発売されている。
(TOPSTAR NEWS キム・ヒョジン記者 / 翻訳:長谷川朗子)
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カン・ダニエル
韓国出身の男性歌手。
Wanna One(ワナワン / ハングル 워너원)の元メンバー。
2017年韓国で放送されたオーディション番組「Produce 101 season2」に出演し101名の練習生の中で最終的に1位を獲得しデビューした。
ファンクラブ名は彼の名前“Daniel”に接尾語“-ity”が組み合わさった造語「DANITY(ダニティ)」。
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