WINNERのソン・ミンホ。兵役中でのアメリカ渡航が話題に。 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

WINNER(ウィナー)のソン・ミンホ(ミノ)が、アメリカで行われた妹の結婚式に出席し、話題となっている。

その理由は、彼は現在“兵役中”だから。そして、兵役中にも関わらず、彼が“長髪”だったからだ。

彼の近況に多くの人が首をかしげたが、所属事務所のYGエンターテインメントは「ソン・ミンホは兵務庁審査を受け、基礎軍事訓練除外対象者に分類された」と伝えている。

つまり、髪の毛は、BTS(防弾少年団)のジンやJ-HOPEのように、短髪にしなくても大丈夫ということなのだろう。

しかし、様々な規則があり、厳しいイメージが強い韓国の兵役。彼のように、兵役中の海外渡航や訓練の免除などは、どういった場合に可能なのだろうか？

まず、入隊したら最初に受ける基礎軍事訓練について、対象者は、兵務庁の検査で*5級以下の判定を受けた人となっている。

*1～3級までは「現役兵」としての服務、4級は補充役として「社会服務要員」等に配属される。5級から7級の判定を受けた場合は『免除』となる可能性もある。

ただし、訓練対象の等級判定を受けても、代替服務後に基礎軍事訓練を受けたり、基礎軍事訓練の未適用者として除外される場合があるという。

その除外対象の中には「精神的な疾患事由により、身体等級4級判定または同一理由で補充役に編入された者」が含まれている。

ソン・ミンホは、2023年3月24日より、4級に値する「社会服務要員」として代替服務を開始している。

所属事務所は、彼が代替勤務となった理由を明かしていないが、一部では、ソン・ミンホの持病が関係しているのではないかという推測がされている。

実は彼は、過去に出演した番組で、2017年末からパニック障害と双極性障害(そううつ病)を経験していると告白したことがあるのだ。他にも、頚椎椎間板ヘルニアで苦痛を訴えたことも。

よって、ソン・ミンホは、健康上の理由のため基礎軍事訓練が免除になったと見られている。

では、兵役中の海外渡航はどうだろうか。

兵務庁のサイトを見ると、国外旅行をする際は、地方兵務庁長の許可があれば可能と書かれている。

許可対象者は限られており、いわゆる陸軍などで服務中の「現役兵」は含まれていないが、ソン・ミンホのように「社会服務要員」など代替服務要員として服務中の人は許可対象となっている。

韓国メディアのtopstarnews(トップスターニュース)は、「ソン・ミンホは、軍隊で慶弔休暇をもらって式に参加した」と伝えており、彼の所属事務所も、兵役中の海外渡航について「正式な手続きを経て出国した」と伝えている。

今回、彼がアメリカに行った理由は、妹の結婚式に出席するためだが、昨年(2022年)11月に亡くなった父親に代わって新婦とバージンロードを歩くためでもあったよう。

「兵役中は、坊主に近い短髪スタイル」というイメージが強いだけに、彼のロン毛姿、さらにはアメリカにいる姿は、多くの人に驚きを与えた。

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