- 少女時代のテヨンが自身のSNSに意味深長な投稿をし、注目が寄せられている。
- 投稿は現在韓国芸能界で話題となっている、所属事務所SMエンターテインメント(以下、SM)の経営権争いに対する皮肉とも推測されているようだ。
- 今回はテヨンのSNS投稿や、SM所属アーティストがイ・スマンを支持していないと考えられる理由についてご紹介する。
少女時代(SNSD)のテヨンが自身のSNSに嘆きとも取れる意味深長な投稿をし、注目が寄せられている。
投稿は現在韓国芸能界で話題となっている、所属事務所SMエンターテインメント(以下、SM)の経営権争いに対する皮肉とも推測されているようだ。
これまでSMの人気アーティストを手がけてきた創設者のイ・スマン氏と、所属アイドルの仲は良好であると見られていた。
しかし、今回の騒動では彼の肩を持つアイドルは少ないと韓国メディアは分析。
現在韓国ネットでは、テヨンのSNS投稿は、経営陣だけでなく、”産みの親”イ・スマン氏への皮肉とも捉えられてる。
SM所属アーティストがイ・スマン氏を支持していないと見られる理由は一体・・?
テヨンがSNSに意味深投稿を掲載
2月16日、少女時代のテヨンは自身のインスタグラムを更新し、ストーリーズに映画『生き残るための3つの取引』のワンシーンを掲載した。
動画には劇中で検事役を務めた俳優のリュ・スンボムが登場。彼は「本当にみんな頑張って生きている、本当に頑張って生きているんだ」と語っている。
テヨンは投稿した動画に対し、特別なコメントは残していない。
しかし、この意味深長な投稿は所属事務所のSMで起きている経営権争いに対する皮肉とも推測されており「テヨンがこの状況を嘆いているのではないか」と世間から大きな注目を浴びている。
SM経営権問題へのアイドルの立場
BTSなどが所属していることでも知られている大手芸能事務所のHYBEが、SMを買収するというニュースが登場し、韓国芸能界に大きな衝撃を与えている。
2月10日、HYBEはSMのイ・スマン氏が保有している保有株14.8%を4228億ウォンで取得すると発表した。
これによりSMの現経営陣とイ・スマン氏の間で対立が発生。現在、社内では経営権を巡る内部紛争が勃発し、問題は深刻化していると考えられている。
イ・スマ氏ンはSMの創設者であり、元総括プロデューサーとして多くのSMアーティストを手がけてきた。現在活躍する東方神起(TVXQ)や少女時代、aespa(エスパ)などもイ・スマン氏が作り上げたアーティストたちだ。
SMは特に内部アーティスト同士の絆が強く、所属アイドルは”SMファミリー”と呼ばれ、ファンから愛されている。
所属アイドルのコンテンツには度々イ・スマン氏が登場しており、アイドルと彼が良好な関係を築いていることでも知られていたが、今回の経営を巡る問題に関して多くのアーティストは、彼を支持する立場を見せていないという見方が強い。
あるSM関係者は「経営陣とイ・スマン氏の戦いは、どちらがアーティストから支持を得るかによって、勝敗が分かれる」と語っており、イ・スマン氏は味方の少ない現状に焦りを感じているという。
経営陣に背を向けられても、アーティストからは変わらぬ支持を得られると予測されていたイ・スマン氏。
一部の韓国メディアは、アーティストが彼の肩を持たない理由の背景には、彼がこれまでに行ってきた、あるプロジェクトが関係していると報道している。
SMアイドルが肩を持たない理由
SMのイ・ソンス代表は2月16日、1次声明を発表しaespaのカムバック延期の背景には、イ・スマン氏の植樹プロジェクトが関係していると言及した。
イ・ソンス代表によると、イ・スマン氏は2022年頃から”Sustainability(持続可能性)”を強調した植樹キャンペーンを行っており、2023年1月1日にはサステナビリティフォーラムを開催。
さらにH.O.T.(エイチオーティー)出身のカンタやBoA、NCT(エヌシーティー)のテヨンやマーク、東方神起のユンホ、EXO(エクソ)のスホなど、SM所属のグループリーダーが参加した楽曲『The Cure』には植樹に関する歌詞を取り入れた。
彼はこれだけに止まらず、SMの代表作曲家であるユ・ヨンジンなどに対し、今後制作する楽曲には”植樹”や”Sustainability”に関連した歌詞を盛り込むように指示。
当初2月20日にカムバック予定だったaespaの新曲の歌詞の一部にも、グループの世界観の合わない”植樹”関連の単語が含まれており、メンバーは悔しさや不信感を滲ませていたという。
このような状況にイ・ソンス代表は、aespaのカムバック予定の取り消しを決定。
彼はイ・スマン氏について「念入りに作った世界観が際立つaespaに全く合わない”植樹”を投影した歌詞を含む歌を歌わせるように指示をしていました。今後、発売する曲にも”植樹”を投影するように話していました」と言及し、「イ・スマン氏の不動産関連事業に関連する欲心から発生したプロデューシングが、aespaのカムバックを延期させました」「SMの価値とビジョンを守りたいです。SMの音楽をもう一度聞いてください」と切実な想いを訴えている。
イ・スマン氏は、自身の不動産事業や個人の利益のために、アイドルのコンセプトを無視し、カムバックを延期させるという結果をもたらしたのだろうか。
これらのことから、過去にもイ・スマン氏個人の利益のために所属アイドルが利用されていたと推測されており、所属アーティストは彼に対する不信感を募らせ、支持をしない層が多数を占めているのではないかと、韓国メディアが分析している。
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