• BTS(防弾少年団)の楽曲『Run BTS』の歌詞に、論峴(ノニョン)という地名が出てくる。
  • そこは、彼らが練習生時代からデビュー初期を過ごした思い出の場所。
  • SUGAは「論峴洞の雨漏りした作業室で つまみなしで焼酎を飲んで」と当時の思い出をラップで表現している。

去る10月15日、BTS(防弾少年団)が釜山コンサートで初披露した『달려라 방탄(Run BTS)』のパフォーマンスは、多くのファンを熱狂させた。

釜山コンサートで『Run BTS』のステージを初披露したBTS

釜山コンサートで『Run BTS』のステージを初披露したBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

この日のメインハイライトだった同曲のステージは、7人の気合がびしびしと伝わる、渾身のパフォーマンスだった。

後日公開された練習動画でも、彼らのダンスはキレキレ。多くのダンサーを従えて躍動する7人の姿は、もはや練習動画ではなく、一つの作品。「さすがBTS!」の一言に尽きる。

最近は『Run BTS』に合わせて踊る“タルバンチャレンジ”が人気。

先日は、Vとジョングクのチャレンジ動画が投稿され大きな話題を集めたが、HYBE LABELSのSEVENTEEN(セブンティーン)、TXT(トゥモローバイトゥギャザー)、ENHYPEN(エンハイフン)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)など、後輩グループのメンバーも見事なダンスを披露している。

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この曲は、6月にリリースしたアルバム『Proof』に収録された新曲だが、発売時、韓国の放送局であるKBSは、放送不適格の判定を下した。

その理由は「悪口、卑俗言葉、低俗な表現が使用されている歌詞のため」だという。

歌詞には、彼らの素直な感情が荒っぽく表現されている部分もあるが、「バンタンの成功の理由? 俺も知らない そんなものどこにあるんだよ 俺たちは夢中になって走っただけ」「裸足の両足が俺たちのガソリン」「俺たちは7人の仲間」など、ファンの胸を打つ歌詞も多い。

『Run BTS』には、彼らが練習生時代から現在までひたすら走り続けてきたこと、その努力が証明したものなど、BTSのこれまでの歩みが盛り込まれている。

ファンを熱狂させた『Run BTS』のパフォーマンス

ファンを熱狂させた『Run BTS』のパフォーマンス (画像出典:YouTube Rock Music 動画キャプチャー)

また歌詞の中に、論峴(ノニョン)というBTS初期の作業室や宿舎があった地名が出てくる。

曲の出だしには「論峴100m 俺達の場所」、SUGAのラップでは「論峴洞の雨漏りした作業室で/つまみなしで焼酎を飲んで/身の上話でもしながら/誓ったその言葉/成功したら皆覚悟しろ」など、論峴は彼らが多くの時間を過ごした思い出深い場所なのだろう。

そんなBTSの原点と言える論峴の作業室の様子が、SNSに残っている。

ツイッターの日付を見ると、2013年3月と4月。まだデビュー前のメンバーが昼夜関係なく、曲作業をしている写真がある。

また、論峴にあった事務所、彼らが毎日のように通った油井(ユジョン)食堂は、今はファンの聖地にもなっている。

論峴にあった旧事務所

論峴にあった旧事務所 (画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

不動産広告で公開された事務所の中の様子

不動産広告で公開された事務所の中の様子 (画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

BTSが通った食堂は、多くのファンが訪れる聖地に

BTSが通った食堂は、多くのファンが訪れる聖地に (画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

去る8月に配信されたBTSのリアルバラエティー『Run BTS!』では、これらの思い出の場所をメンバーが訪れるシーンも。

みんなで一緒に住んでいた宿舎や、忙しい練習生生活の中で1人で考え事をしたり、ケンカをしたら仲直りをする場所だったという公園など、7人が夢を叶えるため走り始めた時代を懐かしんだ。

昔住んでいた宿舎に来たメンバー (画像出典:V LIVE)

昔住んでいた宿舎に来たメンバー (画像出典:V LIVE)

昔、振付練習をしていた思い出の公園

昔、振付練習をしていた思い出の公園 (画像出典:V LIVE)

2021年、BTSの事務所は、ソウル龍山区にある、地下7階、地上19階の高層ビルに移転した。

約10年前の環境とは180度変わり、今や誰もが認めるグローバルスターとして成功した。

しかし彼らは、デビュー10年目を迎えても、いつも手抜きのない完璧なパフォーマンスを披露し、ファンを魅了し続けている。

『Run BTS』という曲は、初心を忘れず、夢に向かってひたすら走り続けてきた7人が、10年前と何も変わっていないことを証明している。

▼釜山コンサートで初披露した『Run BTS』のパフォーマンス

BTS’달려라 방탄 (Run BTS)’ @ BTS “Yet To Come” in BUSAN(動画出典:YouTube BANGTANTV公式チャンネル)

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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