昨年あたりから人気急上昇してきたガールズグループOH MY GIRL。今年デビュー7年目を迎えた彼女たちは、いままさに絶好調の勢いを見せている。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
K-POPアイドルに付きまとう”7年目ジンクス”。
この”7年目ジンクス”とは、所属事務所との最長契約期間が7年と言われており、契約更新の時期になると、メンバー同士の不和や不祥事、解散などが多発するというジンクスだ。
これまでも4minute(フォーミニッツ)、SISTAR(シスター)、MissA(ミスエー)などの人気ガールズグループが、”7年目ジンクス”にぶち当たり、解散している。ボーイズグループよりガールズグループの方が”7年目ジンクス”に負けてしまいやすい要因は、デビュー当時のコンセプトを維持することが難しく、ボーイズグループよりファンダムが弱いことなどがあげられる。
WMエンターテインメントに所属し、今年7年目を迎えたガールズグループ、OH MY GIRL(オーマイガール)。OH MY GIRLは、日本でも人気を博していたB1A4(ビーワンエーフォー)の妹グループとして、デビュー前から注目を集めていた。
それにも関わらず2015年のデビュー当時は、同じく2015年にデビューし、デビュー当初から絶大な人気を集めていたTWICE(トゥワイス)と比べると人気の差は歴然で、あまり強い印象を残せていなかった。しかし、地道に活動を続けながら、2019年には日本デビューも果たし、昨年韓国では7枚目のミニアルバム『NONSTOP』をリリース。
アルバムと同名のタイトル曲は各種音楽番組にて1位を獲得し、合計8冠を達成。さらにガオンチャートで初登場2位を記録した。また、ビルボードのK-POP Hot 100では初登場3位でデビューし、2週目でグループ史上初となる1位を獲得、デビュー5年目で快挙を達成した。
(関連動画)OH MY GIRL ‘살짝 설렜어(Nonstop)’ MV
また、昨年までの音楽賞受賞経歴が、『Soribada Best K-Music Award』の本賞程度だったが、2021年に入り、『ゴールデンディスクアワード』のデジタル音源本賞をはじめ、『ソウル歌謡大賞』の本賞、『ガオンチャートミュージックアワード』のデジタル音源部門・今年の歌手賞などを次々に受賞。 最近、ガオンチャートが発表した『2020年ガールズグループランキング』でも、BLACKPINK(ブラックピンク)、TWICE、IZ*ONE(アイズワン)に続き、4位についている。
ガオンチャートのキム・ジンウ首席委員が、「昨年、『NONSTOP』や『Dolphin』など音源の成績が非常に良かった。音源の成績だけで見ると、BLACKPINKの次がOH MY GIRL」と言い、「ファンダムは強くないが、チームの比重が特定の人に集中しないということも強み」と話したと、韓国メディアの中央日報は伝えた。
実際OH MY GIRLは、センターのユアではない、スンヒやヒョジョンなどほかのメンバーたちのテレビ出演が目立っている。
さらに別の音楽関係者は「OH MY GIRLは、多くのガールズグループが清純で、はつらつとしたイメージでスタートしたのとは違い、ファンタジックな世界観を持ち、それを現在まで維持している」「コンセプトが変わらずチームカラーが維持されているので、むしろ時間が経てば、1つのジャンルとして認められるようだ」と話したと、同記事は伝えた。
一方中央日報は、活動中の平均年齢にも注目。
第一世代ガールズグループのトップにいたS.E.Sは、1997年にデビューし、活動期間は約5年で2002年に解散しており、当時の平均年齢は21.6歳。
同じく第一世代ガールズグループとして活躍したFin.K.L.(ピンクル/1998~2005)は、活動期間は長かったものの、実際2002年から事実上活動があまりなく、公式解散当時の平均年齢は25歳だった。
2000年代初めに活動したあるガールズグループのメンバーは、同記事を通じて以下のように証言している。
「以前は20代半ばで『ガールズグループとして盛りが過ぎたんじゃないか』という露骨な話をよく耳にし、収益配分なども不透明さがあったので契約期間を終えればグループ活動をやめたかった」
「最近は昔より収益配分がクリアになり、ガールズグループに対する視線も変わって、海外市場も大きくなったようだ」
OH MY GIRLの平均年齢は24.8歳。まさにいま、人気、年齢ともに全盛期を迎えていると言えよう。
昨年9月、メンバーのユアがソローデビューするなど、グループ活動のみならずソロ活動の動きも見えてきたOH MY GIRL。7年目で解散を迎えるガールズグループが多い中、全盛期を迎えているOH MY GIRLの今後にファンの期待と注目が集まっている。
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