NiziUの快進撃は、留まる事を知らない。1日のうちに彼女たちを見ない日はないと思うほど、日本のCMでも頻繁に彼女たちを目にしている。そんな彼女たちを見ていると、ふと、あるガールズグループの存在を思い出さずにはいられない。それは、NiziUの先輩グループ、ワンダーガールズだ。
NiziU(ニジュー)の止まらぬ快進撃に感心する人は多いだろう。

日本で飛ぶ鳥を落とす勢いのNiziU!(画像出典:NiziU 公式Instagram)
彼女たちは昨年12月2日にデビューを果たし、新人アイドルグループとしては異例の速さで数々の記録を塗替えている。まるで”高速エレベーター”を連想させるようだ。
去る15日に日本で開かれたゴールデンディスク大賞では、『ベスト5 ニューアーティスト』をはじめ、3冠を達成し周囲を驚かせた。
Niziはもはや、未来を担う逸材ではなく、現在日本のNO.1女性アイドルグループに君臨しているのかもしれない。
異例の速さがもたらす不安
日本でシンドロームを巻き起こし、爆発的な人気を手に入れたNiziUだが、アーティストとしては未完成なところも多々あるのは事実だ。
NiziUのメンバー自ら「歌を聴かれるのが怖かった」と、実力不足を認めるような発言もしており、NiziUのライブステージを見て疑問符を投げかけるメディアも少なくない。
デビューが決まり、準備期間が短かったという理由もある。が、人気が大きくなればなるほど、ファンの期待は高まり、短時間で飛躍的な成長を見せなければ、人気停滞を招く恐れもある。
NiziUシンドロームを見ていると、思い浮かぶ韓国のガールズグループがある。
第2世代アイドルとして先陣を切ったワンダーガールズ(Wonder Girls/2007年デビュー)だ。NiziUと同じく、JYPエンターテインメント(以下、JYP)が輩出した人気アイドルグループである。
韓国を熱狂させたワンダーガールズ
NiziUほどではないが、ワンダーガールズも異例の速さで国民的アイドルにのし上がったガールズグループである。

一躍、トップのガールズグループに躍り出たワンダーガールズ。(画像出典:namuwiki)
2007年2月にデビューし、その年の9月に発表した『Tell Me』が人気爆発、老若男女問わず、ワンダーガールズのダンスを真似していた。
その後『So Hot』『Nobody』も連続ヒットさせたものの、『Tell Me』の人気には及ばず。
近年NiziUと、彼女たちのヒット曲『Make You Happy』を見ていると、14年前のワンダーガールズと『Tell Me』がフラッシュバックする。
ワンダーガールズも『Tell Me』のライブステージではかなり苦戦し、”未完成”、”実力不足”といった悪評が付きまとった。彼女たちの人気が大きくなればなるほど、悪評は浮き彫りとなり結局、少女時代や2NE1といった後輩グループに王座を明け渡してしまう。
アメリカ進出がもたらした”空席”
ワンダーガールズの人気低迷の原因が、実力不足ではなく、アメリカ進出にあるという意見も。
2009年、パク・ジニョン(J.Y.Park)は、ワンダーガールズのアメリカ進出を”突然”宣言。韓国市場を後にして、未知の領域であるアメリカ市場の開拓に乗り出した。
しかし、これといった成果は出せず、韓国国内では、前出の少女時代や2NE1という2強体制がすでに開幕。2012年、パク・ジニョンは「アメリカ進出は失敗した」と事実上の”敗北宣言”をする事に。
実はNiziUの将来を懸念しているもう一つの理由は、ここにもある。まさに指揮官--パク・ジニョンの”突然”の海外進出宣言なのだ。
日本でしっかりと足元を固める前に、無謀な海外進出というカードを選び、日本市場が”空き巣”に入られる恐れもある。
NiziUの成功により、K-POPを取り入れたガールズグループの出現が相次ぐと予想されている中、NiziUの人気は常に脅かされていると言っても過言ではない。
異例の速さで成し遂げた”成功”に酔っていると、誤った判断をしてしまう可能性はいくらでもある。
NiziUのハイスピードな成功が、彼女たちにとって”毒”にならぬよう祈るばかりだ。
NiziU
JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる共同グローバル・オーディション『Nizi Project(虹プロ)』から誕生した9人組ガールズグループ。
メンバーは、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナ。
6月30日に、プレデビュー曲『Make you happy』を発表、12月2日に『Step and a step』で正式デビューした。
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