日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントが共同で開催した、アイドルオーディション『Nizi Project(虹プロ)』から誕生した9人組ガールズグループNiziU(ニジュー)。今秋にデビューを控えた彼女たちに、予期せぬ議論が巻き起こっている。一体その内容とは?

NiziUは、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントが共同で開催した、アイドルオーディション“Nizi Project(虹プロ)”で勝ち抜いた9人で編成されたグループ。NiziUは日本人グループでありながら、韓国の芸能システムが導入されているグループだ。

NiziU公式Instagramのフォロワーもうすぐ100万人!

NiziU公式Instagramのフォロワー100万人まであとわずか!(画像出典:NiziU 公式Twitter)

先月30日に、彼女たちのプロデューサーであるパク・ジニョンが手掛けたプレデビュー曲『Make you happy』を発表。YouTubeにミュージックビデオがアップされると、瞬く間に再生数が上がり、間もなく5000万ビューに手が届きそうな勢いである。

サビ部分で9人が舞う“縄跳びダンス”は日本でK-POP熱風を巻き起こした、TWICEの“TTダンス”を思い起こさせた。それはミュージックビデオが韓国で撮影されたことで、さらにK-POPの雰囲気を色濃くさせている。

日本のミュージック総合ランキング“オリコンチャート”によると、『Make you happy』はオリコン週間総合アルバムランキングの1位を獲得。CD販売(物販)をしていない状態で、1位を取るのは史上初めてのことだそうで、新人ながら名誉ある快挙を成し遂げた。

パク・ジニョンとNiziUメンバーの記念撮影!

パク・ジニョンPDとNiziUメンバーの記念ショット。(画像出典:NiziU 公式Instagram)

それ程までに、デビュー前から人気と注目を集めているNiziUだが、思わぬところで大衆からの認識が2方向で衝突することとなった。彼女たちは、“K-POPアーティストなのか、J-POPアーティストなのか”というジャンル的アイデンティティーの問題である。

韓国メディアのスポーツ京郷(キョンヒャン)によると「パク・ジニョンは“NiziUはK-POPガールズグループだ”と定義しているが、一部ではK-POPインキュベーティングの初事例を“K-POPシステムの技術流出であり、日本人で構成されいるのだからJ-POPだ”と主張の声が強まっている」と報じている。

また、同メディアで大衆評論家のカン・テギュは「NiziUの誕生は予見されていたものであり、K-POPの拡張性」と分析。そして「第1次K-POP世代は国内メンバーで構成、第2世代は海外メンバーと混成し現地への進出戦略に着手。そしてNiziUは、K-POPのローカライズで拡張された新たなパターンであり、K-POPやJ-POPという既成概念でカテゴライズするのではなく、海外市場を狙った新戦略だと見るのが正しい。彼女たちの活動を通して、K-POPというジャンルがどのような実を結ぶのかを示すことができる」と述べた。

音楽的カテゴリーはあれど、いまや市場を振り分けること自体はさして問題ではないのだろう。彼女たちは新たなロールモデルとして誕生したグループであり、それゆえ今後の活動の形も、恐らくはフレキシブルになるのではと予想される。

J-POPを愛好するパク・ジニョンが、NiziUと共に目指すその先を、ファンは楽しみに見守るだけである。







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