TWICE(トゥワイス)やITZY(イッジ)などK-POPトップガールズグループの生みの親であり、大物プロデューサーであるパク・ジニョン。『Nizi Project(虹プロジェクト)』で名前を広めた彼だが、その前から日本で活動の幅を広げており、全盛期のSMAPに楽曲を提供したという偉業を成し遂げたことがある。

TWICE(トゥワイス)やITZY(イッジ)が所属する芸能事務所JYPエンターテインメントと、ソニーミュージックがタッグを組んだオーディション番組『Nizi Project(虹プロジェクト)』。

同番組をきっかけに、プロデューサーパク・ジニョン(J.Y. Park)の名前を知ったという方も多いのではないだろうか。

パク・ジニョン(J.Y. Park)

パク・ジニョン(J.Y. Park)(画像出典:Nizi Project Instagram)

自身も現役のアーティストであると同時に、有名アイドルグループを多数プロデュースしているパク・ジニョン。彼の日本でのプロデューシング活動は、今回が初めてではなかった。

中学生の時、小室哲哉が作曲を手がけた渡辺美里の『My Revolution』を聴いていたというほど、J-POPに親しみを持っていたパク・ジニョンは、2000年代に入ると本人の歌手活動よりもプロデューサー活動で全盛期を送っていた。

アメリカにも進出し、日本でも活動の幅を広げようとしていた頃、彼の音楽スタイルに関心と好意を抱いていたSMAP側が、楽曲提供を依頼してきたというのだ。

2008年4月にリリースされた、SMAPの42枚目のシングル『そのまま』に収録された『White Message』。

2008年9月にリリースされた、18枚目のオリジナルアルバム『super.modern.artistic.performance(スーパー・モダン・アーティスティック・ パフォーマンス)』に収録された『Still U』。

今でもSMAPのファンの間で根強い人気を誇っているこの2曲は、パク・ジニョンが提供した楽曲で、いずれもCDには『J.Y.Park “The Asiansoul”』とクレジットが書かれている。

SMAPの楽曲提供について語るパクジニョン

SMAPの楽曲提供について語るパク・ジニョン(画像出典:チプサブイルチェ キャプチャー)

パク・ジニョンは、過去にバラエティー番組『イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り』に出演した際も、SMAPの楽曲提供について「個人的な縁は無く、SMAP側から曲を依頼されたため作ることになりました」と語り、番組の出演者たちは「SMAPの曲も作ったのですか?SMAPって日本の?木村拓哉さんがいる?」と驚かせたことがある。

『White Message』に関しては、当時オリコンチャート1位を記録し、日本国内でも数多くのヒット作曲家とプロデューサーたちが激しく競争する中で成し遂げたパク・ジニョンの記録は、さらに意味深いものとなった。

自らの曲を日本やアメリカ、中国などのトップアーティストに提供し、世界的なプロデューサーとしての地位を固めているパク・ジニョン。近い将来日本の有名アーティストとコラボするという朗報が聞けることを期待したい。



TWICE

TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。

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