• NewJeansのダニエルが映画『リトル・マーメイド』の声優を務め、主人公アリエル役を演じる。
  • オーディションで実力が評価され、大抜擢されたダニエルであるが、世間からは彼女の起用に賛否の声が上がっている。
  • 批判的な反応が寄せられる理由とは‥?
NewJeansのダニエルが映画『リトル・マーメイド』の韓国版吹き替えを担当する

映画『リトル・マーメイド』の韓国版吹き替えを担当するNewJeansのダニエル(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)のダニエルが、映画『リトル・マーメイド』で主人公アリエルの声優に挑戦する。

5月12日、ウォルト・ディズニー・カンパニー(以下、ディズニー)は、「ダニエルが本社オーディションを通じて、アリエル役に選ばれ、吹き替えとOSTで一味違う姿をお見せする予定です」と伝えた。

さらに「彼女はアリエルと年齢層が近く、明朗なイメージまで似ています。明るくて好奇心旺盛な10代の主人公の魅力を十分に生かし、表現してくれると期待しています」と紹介し、ダニエルが歌う挿入歌『Part of Your World』のミュージックビデオの一部を先行公開している。

動画には人魚をイメージさせる、水色のドレスに身に包んだダニエルが登場。透明感のある美しく清楚な歌声と、生き生きとした表情で視聴者を魅了した。

該当動画のコメント欄には「冗談じゃなくて鳥肌が立った。なんでこんなに綺麗なの…」「声からキャラクターの純粋さと好奇心、ときめきが伝わってくる!」と称賛の声が並んでいる。

キャスティング前に行われたオーディションでは、その場で楽譜を受け取り、即興で歌唱やセリフを披露するテストが行われたという。

NewJeansのダニエル映画『リトル・マーメイド』の劇中歌を歌う

映画『リトル・マーメイド』の劇中歌を歌うNewJeansのダニエル(画像出典:Disney Korea YouTube キャプチャー)

ディズニー側は彼女のオーディションについて「劇中のアリエルの英語の口の動きやタイミングに正確に合わせるのは、簡単ではない挑戦であったが、彼女は関係者たちの好評を引き出した」とコメントしている。

2022年7月にNewJeansとしてデビューし、新人とは思えぬ存在感を発揮しながら、K-POPを盛り上げてきたダニエル。

演技や声優経験のないデビュー1年未満のアイドルが、ディズニー映画の主人公役に大抜擢されたニュースは、韓国国内でも大きな注目を集めている。

しかし、韓国ネット上では称賛や応援の声だけではなく、否定的な反応も寄せられているという。

ある韓国オンラインコミュニティーには、ダニエルの声優抜擢のニュースが掲載されたスレッドが登場。

コメント欄ではネットユーザーたちが様々な意見を残し、議論を繰り広げている。

「アイドルの知名度を利用したプロモーションなんじゃないの?」

「これまで色々な声優論争があったのに、ダニエルも大変だね」

「今まで築き上げた歴史あるブランド価値を考えたら、プロを使うべき」

「吹き替えが気に入らないなら、字幕版を見ればいいだけ」

「歌声がとてもきれいで吹き替えが楽しみ!だけど、声の演技はどうなんだろ?」

と、期待や心配、批判の声などネットユーザーの反応は千差万別だ。

世界中から注目が寄せられている人気アニメーション映画の実写化

人気アニメーション映画の実写化に世界中から注目が寄せられている(画像出典:Disney Korea YouTube キャプチャー)

ネガティブな意見に注目してみると、多くの人々は知名度を利用したプロモーションとしてダニエルが起用され、ディズニーという歴史あるブランドの価値を損なう原因になるのではないかと、不安を抱えているようだ。

『リトル・マーメイド』は元々、1989年に制作されたディズニーのアニメ映画だ。今から30年以上前に登場した作品であるが、時代を超え現在も世界中の人々に愛される作品として知られている。

そんな映画の主役を務めるダニエルの挑戦は素晴らしいものであるが、多くの人々が期待している注目の実写作品であるだけに、「ディズニーの価値を軽く考えすぎ」と指摘する声も少なくない。

韓国では海外アニメの吹き替えを行う場合、セリフの伝達力を重視し、実力のあるプロの声優を起用する場合が多い。

日本で大ヒットを記録したアニメ映画、『君の名は。(2016)』が韓国で公開された際には、吹き替え版の配役で今回と同じような騒動が巻き起こった。

俳優のチ・チャンウクは映画『君の名は。(2016)』の吹き替えを担当し議論を呼んだ

映画『君の名は。(2016)』の吹き替えを担当し議論を呼んだ俳優のチ・チャンウク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『君の名は。』の韓国吹き替え版で主人公の声を演じたのは、人気俳優のチ・チャンウクだ。

彼は演技力に定評がある俳優であるが、配役が発表されると同時に「しっかりとした実力のある声優を使ってほしい」と韓国のアニメファンから反発の声が殺到。

公開された後も批評が続き、結局チ・チャンウクはアニメファンから叩かれる結果となってしまった。

日本のアニメ映画では度々芸能人が声優を担当し、話題となっているが、韓国ではあまり芸能人の声優キャスティングは評判が良くないという。

そのため、ダニエルを応援するファンの中には活躍を喜びながらも、「これ以上、彼女が中傷を受ける姿を見たくない」と嘆く声も。

映画『リトル・マーメイド』は韓国で5月24日に公開予定だ。観客からはどのような反応が寄せられるのか、今後の評判にも関心が高まっている。

ダンミ ニュース部

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