K-POPボーイズグループNCTのメンバールーカスが着ていたシャツが「扇情的すぎる」とネットユーザーの間で論議となっている。様々な意見が飛び交い、甲論乙駁の状況が続いている中で見えたものは韓国社会における根強い儒教観念だった。

グループNCT(エヌシーティー)のメンバーで、Way V(威神V / ウェイシェンブイ)のメンバーでもあるルーカスが着ていたTシャツがネットユーザーの間で議論となっている。

5月22日、Way Vのユーチューブチャンネルでは、メンバーたちがレゴを開封して遊んでいる映像が掲載され、この日の撮影に参加したルーカスは官能的な女性の絵が描かれたTシャツを着て現れた。

ルーカスが着ていたTシャツが論議に

ルーカスが着ていたTシャツが論議に(画像出典:WayV Youtube capture)

彼が着ていたTシャツには、女性たちの性行為を描写するシーンが描かれており、該当のTシャツはハンガリー・ブダペスト出身女性作家リタ・アッカーマン(Rita Ackermann)が描いた作品で、ブランドSupreme(シュプリーム)と協業して製作されたTシャツだ。

該当の作家は、主に女性を取り囲んだ恐怖と性に関心を持って絵を描くと知らされている。

扇情的だと言われたルーカスのTシャツ

扇情的だと言われたルーカスのTシャツ(画像出典:WayV Youtube capture)

リタアッカーマンとSupremeのコラボTシャツ

リタ・アッカーマンとSupremeのコラボTシャツ(画像出典:Supreme)

これにより、韓国の各種オンラインコミュニティーなどには、子供たちからも人気のあるアイドルグループが過度に性的な服を着て現れたという指摘が相次ぎ、「見ていて不快です」「どれだけ淫らな絵なのか。これは酷すぎる」などの反応が寄せられた。

しかし、一方では「あの程度ならファッションでしょう」「テレビ番組という公の場所に出た訳でもないから大騒ぎするほどでもありませんよ」「儒教の観念が強すぎるのではないか」などの反応を示している。

上記のように、一部のネットユーザーが“儒教の観念”というフレーズを用いてコメントしているように、韓国には儒教文化の思想や価値観などのしきたりが根強く残っており、性に対する考えが厳格で扇情的なコンテンツが制限されていたりする。

これまでも、テレビの歌番組に出演したアイドルたちの過激なダンスや、挑発的な露出、強烈でセクシーなイメージも“扇情的”だと、批判と議論の対象になってきたことも儒教の思想によるものだとされる。

注意や指摘もある程度は仕方のないことであるが、価値観や風習というものは時代と共に少しずつ変化していくもの。

一般人の中でも、番組の放送局も、以前よりは儒教的な方針が少しずつ緩んでいる兆しが見え始めていたが、今回のルーカスの論議を見てみても、まだまだ儒教の思想は強く、楽観を許さない状況であることは確かのようだ。


WayV『Lego Lego Let it go』(動画出典:WayV)

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