特殊準強姦の疑いが持たれている、元NCTメンバーテイル（写真提供：©TOPSTAR NEWS）

人気K-POPグループNCT出身のテイルに対する捜査が本格化する見通しだ。

10月8日、複数の韓国マスコミの報道によると、ソウル中央地検は先月12日、特殊準強姦の疑いが持たれているテイルの事件を女性児童犯罪調査1部（キム・ジヘ部長検事）に割り当てたという。

女性児童犯罪調査部はこれまで“n番部屋”事件で韓国中に衝撃を与えたチョ・ジュビンや、集団性的暴行の容疑で実刑を言い渡されたチョン・ジュニョンとチェ・ジョンフンの事件を調査した部署として知られている。

特殊準強姦罪とは、凶器を所持したり、2人以上の加害者が抗拒不能状態の相手を姦淫した場合に適用。同嫌疑が認められた場合、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法第4条第1項により、7年以上の懲役または無期懲役に処されるようだ。

テイルは今年6月に立件され、8月に一度警察に出頭して取り調べを受けている。

ソウル地方警察署は先月12日、ソウル中央地検に事件を送致。これに対して所属事務所SMエンターテインメント側は「今調査中の事案のため、申し上げることは難しい」と立場を伝えた。

これに先立ちSMエンターテインメント側は「最近テイルが性犯罪関連刑事事件に訴えられた事実を確認した」とした上、「事実関係を把握していたところ、非常に厳重な事案であることを認知し、これ以上チーム活動を継続できないと判断した」と、テイルのグループ脱退を報告した。

連日テイルの事件に関する報道で、韓国ネットでは様々な推測が飛び交っている模様。特に事件担当部署が女性児童犯罪調査部という事で、被害者が「幼い女性ではないか」という憶測も登場している。

韓国の検察庁に設置されている女性児童犯罪調査部は、性犯罪をはじめ、児童犯罪、少年犯罪を主に担当する。

特に、年々性犯罪にかかわる当事者の低年齢化に伴い、児童青少年法と性暴力犯罪の処罰などに関する特例法の適用を判断する事が難しくなってきたため、2011年以降全国の検察庁に新設されたという。

部署名による語弊で憶測を呼び起こしたものの、専ら児童に対する性犯罪を調査する部署ではない。

SMエンターテインメントの素早い脱退決断に続き、“n番部屋”やチョン・ジュニョンの名前までをも召喚され、事件を巡る真相より数々の憶測だけが独り歩きしている。

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