• 今や人気・実力ともにトップ俳優の仲間入りを果たした、2PM(ツーピーエム)のイ・ジュノ。
  • 前作で国王イ・サン役を務めた彼は、現在、クールでプライドの高い、財閥の御曹司役を演じている。
  • 2作続けてのロイヤルファミリーの役だが、実は本人も朝鮮王朝の血を受け継いでいるという。
JTBCドラマ『キング・ザ・ランド』で主演を務めている、イ・ジュノ

JTBCドラマ『キング・ザ・ランド』で主演を務めている、イ・ジュノ (画像出典:JTBC)

現在放送中のJTBCドラマ『キング・ザ・ランド』で主演を務めている、2PM(ツーピーエム)のイ・ジュノ。

これまで数々の話題作に出演し、高い視聴率を記録してきた彼は、今や人気・実力ともにトップ俳優の仲間入りを果たした。

『キング・ザ・ランド』では、無愛想で自己中な御曹司役だが、ヒロインのチョン・サラン(少女時代・ユナ扮)への愛には誠実な一面を見せ、彼の繊細な感情演技が視聴者の没入度を高めている。

そんな彼は、ドラマの舞台であるホテルの後継者候補として、気品溢れるスリーピースのスーツをビシッと着こなし、御曹司らしくセレブの雰囲気を漂わせている。

今回も、前作『赤い袖先(MBC/2021)』の国王イ・サン(正祖)役に続く、ロイヤルファミリーを演じているが、実は、彼自身も本物の(?)ロイヤルファミリーの血筋だったようだ。

まず、イ・ジュノという名前から説明しよう。

本名であるイ・ジュノは「이준호(イ・ジュン・ホ)」の3文字に分けられ、漢字表記では「李俊昊」となる。

この「李(イ)」は、名字にあたる“姓”であり、これが重要。日本のように名字の種類が多くない韓国では、この「李(イ)」がどの“氏族”なのかを調べることで、先祖を辿ることができる。

例えば、BTS(防弾少年団)のメンバーには、韓国の“姓”で最も多いと言われる、「金(キム)」さんが3人いる。

RM(本名:キム・ナムジュン/金南俊)、ジン(本名:キム・ソクジン/金碩珍)、V(本名:キム・テヒョン/金泰亨)の3人だ。

氏族は、本貫(戸籍編成が行われた土地)となる発祥地域で分かれており、ジンとVは「光山(クァンサン)金氏」、RMは「江陵(カンヌン)金氏」。

つまり、金氏の氏族は数多くあるが、ジンとVが同じ氏族なので、元を辿れば、遠い先祖が同じ“金さん”だということになる。

MBC『赤い袖先(2021)』では国王イ・サンを演じた、イ・ジュノ

MBC『赤い袖先(2021)』では国王イ・サンを演じた、イ・ジュノ(画像出典:MBC)

話を戻して、イ・ジュノの氏族を細かく見てみると、「全州李氏 孝寧大君派23代孫」と書かれている。

この「全州(チョンジュ)李氏」は、本貫は全羅北道(チョルラブクト)全州で、朝鮮王朝の国姓。つまり、王族の血統を受け継ぐ氏族なのである。

子孫の方の中には、王朝がなくなってから100年以上がたっても、自身は王族の血筋だとして、いまだにプライドが高い人もいるという。それだけ誇り高い氏族の一つなのだろう。

続けて、「全州 李氏」に続く「孝寧大君(ヒョリョンテグン)」は何を指しているか。

これは、時代劇ドラマ『根の深い木 -世宗大王の誓い-(SBS/2011)』の主人公・世宗(セジョン)の“兄”のこと。

現在「孝寧大君」の子孫は、韓国に約50万人いるとされているが、その内の一人がイ・ジュノということになる。

世宗は、朝鮮王朝で最も有名な第4代国王で、ハングル文字を創製して広めた人物。つまり、イ・ジュノの氏族は、国民的偉人とも繋がっていたのである。

彼の知られざるエピソードを知った今、彼が『赤い袖先』で披露した国王としての演技も、また違った見方で楽しめるのではないだろうか。

もしや、『キング・ザ・ランド』でのクールでプライドの高い御曹司役が似合っているのも、先祖の影響!?

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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