• BTSのジョングクがソロシングル曲『Seven』で、米ビルボード”HOT100”の1位を獲得した。
  • K-POPではアーティストの成績をはかる際、”初動”が取り上げられる場合が多い。
  • 今回は初動販売高を基準に、最もインパクトの強いソロデビューを果たしたK-POPソロアーティスト5人を紹介する。
7月14日にソロシングル『Seven』発売したBTSのジョングク

BTSのジョングクが7月14日にリリースしたソロシングル『Seven』 (画像出典:BIGHIT MUSIC 公式Twitter)

BTS(防弾少年団)のジョングクがソロデビュー後、目まぐるしい快進撃を見せている。

7月24日に発表された米ビルボードの最新チャート(7月29日付)では、ジョングクのソロシングル曲『Seven』がメインシングルチャートの”HOT100”で1位を獲得。まだ活動中であるため、彼がどこまで記録を伸ばすのか、今後の成績にも期待と注目が集まっている。

最近は多くのアーティストがソロ活動を展開しているが、K-POP業界では、アーティストの成績をはかる目安の一つとして、”初動”が注目される場合が多い。”初動”とはK-POP業界で”発売1週目の販売量”を指す言葉だ。

では、K-POPアイドルの中で最もインパクトの強いソロデビューを飾ったのは、誰だったのだろうか。今回は初動販売高を基準に、K-POPソロアーティストベスト5をご紹介する。

ジミン

BTSのジミンは、3月24日に1stソロアルバム『FACE』をリリースし、発売初週に145万枚の売上を達成した。

BTSのジミンは1stソロアルバム『FACE』で初動145万枚を達成した

1stソロアルバム『FACE』で初動145万枚を達成したBTSのジミン(画像出典:BIGHIT MUSIC 公式Twitter)

これはK-POPソロアーティストとして史上初となる記録であり、ジミンはソロとしても快挙を果たしている。

『FACE』はジミンが新型コロナウイルスのパンデミックなどを経験しながら、実際に感じた感情の浮き沈みなど、彼の素直な思いを盛り込んだアルバムだ。

壮大な雰囲気が印象的な先行公開曲『Set Me Free Pt.2』や、ジミンの切ない歌声が際立つタイトル曲の『Like Crazy』など多様な楽曲が全6曲収録されている。

『Like Crazy』は米ビルボードの”HOT100”で1位に輝き、韓国ソロアーティスト史上初の記録として、世界中から注目が寄せられた。

グループとしてだけではなく、ソロアーティストとして”HOT100”の首位を獲得したのも、韓国の大衆音楽史上、ジミンが初となっている。


Like Crazy

SUGA

BTSのSUGA(シュガ)は、4月21日に1stソロアルバム『D-DAY』を発売し、初動127万枚を記録。ジミンに続き、韓国ソロアーティストで2番目の初動売上を達成した。

BTSのSUGAは韓国ソロアーティストで2番目の初動記録を達成した

韓国ソロアーティストで2番目の初動記録を達成したBTSのSUGA(画像出典:BIGHIT MUSIC 公式Twitter)

『D-DAY』のアルバムテーマは、”解放”。過度なほどの膨大な情報が溢れている時代に、”私”と”今”に集中しようというメッセージが込められている。

アルバムは彼の個性が詰まったHIPHOPジャンルの楽曲で構成され、先行公開曲『People Pt.2(feat.IU)』や『AMYGDALA』、『SDL』など全10曲が収録。

タイトル曲『Haegeum』には、韓国の民族楽器”奚琴(へグム)”と、”解禁(へグム)”の2つの意味がかけられ、制約や制限に縛られて生きる現代人に向け、自由に関する話題を投げかけた。

『D-DAY』は米ビルボードのメインアルバムチャート”ビルボード200”で、2位に初登場し、韓国ソロアーティストとしての最高順位を記録している。


Haegeum

ジス

3月31日に初のソロシングルアルバム『ME』を発売した、BLACKPINK(ブラックピンク)のジス。

BLACKPINKのジスはK-POP女性ソロアーティスト初の初動ミリオンセラーを記録した

K-POP女性ソロアーティスト初の初動ミリオンセラーを記録したBLACKPINKのジス(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

グループ最後のソロデビューを飾ったジスは、アルバムタイトルの『ME』にソロアーティストとして生まれ変わった自分(ME)のカラー、そして本来の美しさという2つの意味を込め、活動の抱負と自信を見せている。

アルバムには独特なサウンドと、映画のような美しいMVが話題となったタイトル曲『FLOWER』、さらにジスのボーカルの実力が光る『All Eyes On Me』の2曲が収録。

初動売上は117万枚を記録し、K-POP女性ソロアーティストとして初の初動ミリオンセラーの快挙を成し遂げた。


FLOWER

ジン

BTSのジンは2022年10月28日に、1stソロシングル『The Astronaut』を発売。

BTSのジンは1stソロシングル『The Astronaut』でソロデビューを果たした

1stソロシングル『The Astronaut』でソロデビューを果たしたBTSのジン(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

初動売上は77万枚を記録し、iTunesの”トップソング”チャートでは97の国と地域で1位を獲得するなど、国内外の主要チャートで好成績を挙げた。

爽やかで幻想的な雰囲気が漂うタイトル曲の『The Astronaut』は、ジンが作詞に参加したことでも知られ、ARMYへの格別な愛情が込められている。

さらに彼の特有な深い感性が際立つ清涼な歌声と、穏やかなアコースティックギターが見事に調和し、世界的アーティストのコールドプレイ(Coldplay)とのコラボ曲としてもファンを引きつけた。

楽曲のリリース日には、アルゼンチンで行われたコールドプレイのワールドツアー『MUSIC of the SPHERES』に参加し、『The Astronaut』のステージを披露している。


The Astronaut

リサ

BLACKPINKのリサは、2021年9月10日に1stシングル『LALISA』を発売し、記念すべきソロデビューを果たした。

BLACKPINKのリサは1stシングル『LALISA』をリリースした

1stシングル『LALISA』をリリースしたBLACKPINKのリサ(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

アルバムとタイトル曲につけられた『LALISA』は、リサの本名を冠しており、名前の持つ力強さと自信を表現。

そんな『LALISA』はサイレンを連想させる挑発的なメロディーと、ダイナミックなリズムが調和し、聞く人に緊張と興奮を与える楽曲に仕上がっている。

初動売上は73万枚を達成し、当時の韓国女性アーティストの初動売上記録を更新。ミュージックビデオも注目を集め、公開から2日間で1億回再生を達成するという快挙を成し遂げた。

リサは『LALISA』のミュージックビデオで、”24時間で最も多く見られたK-POPソロアーティストのYouTube映像”、”24時間で最も多く見られたソロアーティストのYouTube映像”など、複数のギネス世界記録に認定されている。


LALISA

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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