Danmee(ダンミ)では「K-POPファンのリアルな実態を知りたい!」と、推し活についてを調査。今回は「韓流ブーム20周年! あなたは、韓国ドラマorK-POPアイドルのどちら派?」をテーマにアンケートを実施してみました。どんな結果が出たのでしょうか?

一大ブームを巻き起こしたドラマ『愛の不時着』と、グローバルで活躍するアイドルグループBTS

一大ブームを巻き起こしたドラマ『愛の不時着』(画像:tvNドラマ)と、グローバルで活躍するアイドルグループBTS(画像:BIGHIT MUSIC)

日本で“韓流(はんりゅう)”という言葉が流行り、かれこれ20年という年月が経ちました。

この“韓流”というワードは、90年代後半に中国や台湾など、中華圏で流行した言葉ですが、日本で巻き起こった韓国ドラマブームにそのまま使われたと見られます。

当時は、今のように配信プラットホームがほとんどなかったため、テレビ放送やDVD鑑賞がメインでした。それ故、紹介されるドラマも少なく、数人の俳優だけに人気が集中。

また彼らの事を、“四天王”などと呼び、名前の敬称には“様”が付けられていたほど。

そしてドラマ人気から、アイドルへと人気の火が移り、2010年代に入ってからは、人気アイドルも“韓流スター”の枠組みに入るようになります。

2015年以降は、グローバルに活躍するアイドルも増え、“韓流”とは別のカテゴリーでファンが増えるという現象に。人気の規模でいえば、“K-POP>韓国ドラマ”となりつつありました。

とはいえ、韓国ドラマの人気もまだまだ根強いです。

特に、2020年に世界を襲ったコロナ禍を機に、日本では韓国ドラマブームが再燃。それまで、マダムたちの趣味生活と思われていた韓国ドラマは、男女老若が楽しむコンテンツへと変化しました。

そこでDanmee編集部は、現在の日本には「ドラマファンが多い? K-POPファンが多い?」を調査すべく、緊急アンケートを実施しました。

●投票期間:2023年2月10日~2月17日
●有効投票数:492票
●投票ページ:韓流ブーム20周年! あなたは「韓国ドラマ」or「K-POPアイドル」どちら派?
●結果
-どちらも好きだが、K-POPアイドルのほうがやや上:273票(55.4%)
-K-POPアイドルだけが好き:100票(20.3%)
-どちらも好きだが、韓国ドラマのほうがやや上:84票(17%)
-韓国ドラマだけが好き:35票(7.1%)

「K-POP派」と答えた割り合いは、全体の75%。近年の人気ぶりが反映された結果となりました。

日本でK-POPファンが飛躍的に増加した理由は、やはり世界で証明された競争力にあると推測できます。

BTS(防弾少年団)、TWICE(トゥワイス)、BLACKPINK(ブラックピンク)を筆頭に、数々のK-POPアイドルたちが、ポップミュージックの本場アメリカで確かな実績を残しており、アイドルビジネスのグローバルスタンダードを作っていると言っても過言ではありません。

だからと言って、今回の結果に全員が納得するかと言えば、それは「NO」でしょう。なぜなら、韓国ドラマも世界各国で高い評価を得ているからです。

これには、K-POPアイドを応援する日本の若年層ファンの、劇的な増加が背景にあると思われます。

特に、第3世代アイドル(2014年~2017年デビュー)の台頭と相まって、日本のティーン世代の間で、スマートフォンとSNS(特に動画プラットホーム)が急速に普及。以降、右肩上がりでファンが増加し続けています。

韓国ドラマファンも増加してはいるものの、若年層ファンの獲得までは多少時間がかかると見られます。

しかし近年、韓国のウェブトゥーン(漫画)が日本の若年層に浸透し始めており、且つウェブトゥーン原作のドラマも多く制作される傾向にあるため、『梨泰院クラス』や『女神降臨』のような、若年層が熱狂するドラマが今後さらに誕生するかもしれません。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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