日本の音楽シーンに欠かせない存在となった、K-POP。1つのカルチャーとして根強い人気を博し、現在はK-POP第4世代が爆走中だ。この一方で、日韓においては歴史から政治までさまざまな問題が山積みとなり、悪化の一途をたどっている。韓国では反日、日本では嫌韓といった感情が見られる中、K-POPはその真逆を行く急成長をいせている。
日本の音楽シーンに欠かせない存在となった、K-POP。
その中でも特に人気を集めているアーティストと言えば、ワールドスターとなったBTS(防弾少年団)だろう。

日本でも人気爆発中の7人組ボーイズグループBTS(画像出典:BTS公式FaceBook)
彼らはこれまで、日本の音楽番組にも精力的に出演し完璧なパフォーマンスで視聴者を魅了してきた。実際に出演するほか、コメントやミュージックビデオなど、さまざまな形でお茶の間に顔を覗かせている。
先日も、テレビ朝日の看板音楽番組『MUSIC STATION』(以下、Mステ)のスペシャル番組にて、ヒット曲が1日あたり何回のストリーミング再生がされているかを算出したランキング、”令和最強の鬼リピソング”でTOP3を独占。『Dynamite』や『Butter』、『Permission To Dance』と、3曲のミュージックビデオが放送されていた。
だが、韓国では今回の放送について、ネットユーザーから「なぜMステにBTSが流れる?」と疑問の声が届けられていた。
同じく、この点に注目した大手韓国メディア・韓国日報は、「放送出演を見合わせていたのにBTSにスポット‥。日本ですくすくと伸びるK-POP」と題し、このように報じている。
まず、なぜ、韓国でこのような声が上がったのかと言うと、これ以前、2018年に『Mステ』に出演を予定していたBTSだったが、メンバーの私服が日本で物議を醸してしまい、放送直前に出演を見合わせるといった事があった。
韓国では、この件があって以来、双方が疎遠となってしまったと見ているため、今回の放送でBTSのMVが流れたことに驚きを感じたようだ。
同メディアはこれを「日本国内の根深い嫌韓感情を越え、K-POPが急成長を見せている」とし、「歴史的な問題や政治問題など葛藤懸案が山積し、両国の溝がさらに深まっている。だが、この悪条件の中でもK-POPは日本で多くの支持を得ている」と分析。

日韓でさまざまな問題はあるが、K-POP人気が衰えないのは‥(画像出典:BTS公式SNS)
7月に開催された『東京2020オリンピック』を機に、日本国民の嫌韓感情が高まったとも言われている。
だが、このような中でもK-POP人気は衰えを見せてはいない。日本の若い世代は、政治的問題と関係なく自由にK-POPを楽しんでいる。それは様々な問題を切り離し、K-POPを1つのカルチャーとして受け入れているからだ。
日本でのK-POPの成長は、売上げの変化ではっきりと現れている。
韓国コンテンツ振興院の日本支社である日本ビジネスセンターが20日に発表した報告書によると、BTSは昨年、約64億円(691億ウォン)の売上を記録。日本と海外のアーティストを合わせた中で5位となっており、海外アーティストとしては唯一、トップ5に名を連ねた。
新型コロナウイルスの影響で、ファンミーティングやコンサートなとの公演が相次いでキャンセルされたことを考慮すれば、目立った成長だ。
同時に、日本でK-POPの世代交代は成功的に行われる雰囲気を見せている。
海外のアーティストの売上トップ10では、BTSをはじめSEVENTEEN(セブンティーン)、TXT(トゥモローバイトゥギャザー)、ENHYPEN(エンハイフン)、NCT DREAM(エヌシーティードリーム)がランクイン。
デビューしてから5年に満たないK-POP第4世代の新人グループも名を連ねており、世界第2位の音楽市場を持つ日本が、K-POPの世界進出の拠点という役割を果たしているとも言われている。
歴史や政治などさまざまな問題を越えて、今後、ますますの発展を見せるであろうK-POPというカルチャー。この先もきっと、この人気は留まるところをしらないだろう。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
ロウンが贈る“Friend”の一言・・優しく流れる癒しのひととき
-
ソ・イングク、眼差しで伝える夏の感情‥濡れた前髪×ヴィンテージ空間
-
ナムグン・ミン、抑制の美学と深みのまなざしで魅了するモノクロカット公開
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!「夏休みの恋」を感じさせる歴代作品5選
-
KARA 知英 & HIGHLIGHT イ・ギグァン「第29回富川国際ファンタスティック映画祭」に出席!(PHOTO2枚)
-
話題作がずらり!今夏、日本の劇場で楽しめる韓国映画ラインナップ10選
-
【Netflix】背筋を冷やしたいあなたへ!「納涼ホラー」韓国ドラマ&映画5選
-
BTS V、ファッションショー出席のためフランスへ出国!(PHOTO5枚)
-
IVE「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」出演のため日本へ出国!(PHOTO10枚)
-
VOD未視聴のファン要必見!8月CS放送開始予定「日本のテレビ」初登場の韓国ドラマ3選
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
-
次の一作を迷っているあなたへ!8月CS放送開始予定「高評価」韓ドラ時代劇11選
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
今週末(7月4日~) 日本のテレビで観られる「夏夜にピッタリ」痛快なアクション韓国映画5選
-
まさに王道!来週(7月7日~)日本のテレビで観られる「大人の愛憎劇」韓国ドラマ4選
-
韓国アイドルグループXD (旧XEED)、今夏、待望の日本公演を開催!
-
キム・ヨハン、SBS新ドラマ「トライ:僕らは奇跡になる」で高校ラグビー部キャプテン役に!スチール初公開
-
「巫女と彦星」主演チュ・ヨンウが自ら歌声を届ける!OSTで描く“忘れられない初恋”
-
パク・ボゴムが5週連続1位!25年6月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキング トップ5
-
【6月の主役】“誕生月カレンダーに載ってほしい韓国俳優” 第1位はイ・ミンホ!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。