• 今やフィジカルCDで音楽を聴く人は少ない。では、なぜK-POPのCDは売れているのか?
  • チャンネルAは、K-POPファンの現状を取材、フォトカードなどグッズ目的で購入する人が半数を超えると伝えた。
  • あるファンは、“ドラゴンボール”のようにフォトカードを全種類集めるために、CDを大量購入すると明かす。

“CDが売れない時代”と言われる今、多くの人がデジタル配信、ストリーミングで音楽を楽しんでいるが、K-POPのフィジカルCDは今もなお売れ続けている。

年々加速していくK-POPアイドルの売り上げ記録。

かつては100万枚を超えたら大ヒットと言われていたが、中には200万、300万枚という驚くべき数字を叩き出すアイドルもいる。

今やCDプレイヤーで音楽を聴いている人は少ないのになぜ? K-POPファンでない人にとっては、とても不思議なこの状況。

韓国のチャンネルAが取材した、K-POPファンのアルバム購入の現状をご紹介する。

チャンネルAが、K-POPファンのアルバム購入の現状を取材

チャンネルAが、K-POPファンのアルバム購入の現状を取材 (画像出典:tv.kakao 動画キャプチャー)

まずは、男性アイドルのファンだというAさん。同じアルバムを120枚以上購入し、使ったお金は200万ウォン(約20万円)を超えるという。

ここまでお金をかけるAさんの狙いは、アルバムに入っているフォトカードだ。

フォトカードには複数の種類があるものの、その内の1枚がランダムで封入されることが多いため、欲しいものが出るまで、ファンはアルバムを買い続けるのである。

Aさんは大量購入する理由について「いわゆる”ドラゴンボール”がしたくて」と話す。

“ドラゴンボール”とは、言わずと知れた日本の人気漫画。世界中に散らばるドラゴンボールを7つ集めると、どんな願いも一つだけ叶えてくれる。

Aさんは、ドラゴンボールのように、フォトカードを全種類コンプリートさせるためにアルバムを購入するという。

番組では「このようなグッズを集めるためにアルバムを購入する消費者が、半数を超える」とし、「同じアルバムを購入した枚数は、ひとり平均4.1枚。90枚まで購入した人もいた」と伝えている。

そしてその状況について「購入者は、不要な消費をすることになる」と苦言を呈した。

グッズを目的にアルバムを購入する人が半数、同じアルバムを購入した枚数は平均4.1枚 (画像出典:tv.kakao 動画キャプチャー)

また、ファンサイン会に応募するためにアルバムを購入したというBさんは「(購入した)アルバムが多すぎて‥。欲しい人がいるかとSNSに投稿して、箱ごとあげた」と明かす。

もはや購入の目的はCDではなく、付属のイベント応募券や抽選券がメインとなってしまっている。

これがKPOPの販売戦略とはいえども、専門家たちは「消費を煽るファンダムマーケティングの副作用を生んでいる」と指摘する。

また最近は、CDの大量購入と同時に大量廃棄も大きな問題となっている。アルバムは、リサイクルできない素材で作られていることがほとんどだからだ。

CDの廃棄処分による環境汚染も度々話題になっており、番組では「韓国消費者院がアルバム販売事業者に、グッズとアルバムを分離して販売することを勧告した」とも伝えられた。

CDの大量購入は、日本のK-POPファンの間でも同じ状況が起きている。

CDやアルバム発売時は、「積む」というワードがSNSに多数上がる。これは、同じCDを“複数枚”購入することを指す。

何枚以上買えば「積む」ことになるのか、それは人によって様々。「積む」理由も韓国のファンと同じく、フォトカードを*自引きしたいと頑張る人もいれば、購入者の中から抽選で選ばれる**ヨントンを求めて購入する人など様々。

*自引き:好きなメンバーのグッズなどを自ら引き当てること。

**ヨントン:ヨンサントンファ(映像通話)の略で、アイドル本人とテレビ電話ができるイベントのこと。

他にも、発売後1週間のアルバム販売枚数を指す初動売上の記録を伸ばすためだったり、販売数が反映される各音楽チャートの上位にランクインさせるため、音楽番組で1位のタイトルをプレゼントするために大量購入する人も。

K-POPファンが同じCD・アルバムを複数枚購入する理由は、”ドラゴンボール”のように自身の収集欲を満たすため、そして応援するアイドルの活躍を後押しするためでもあるようだ。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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