日本で俳優がアニメの声優を務めることはもはや常識となっているが、韓国で俳優がアニメの声優を引き受けることは、まだ少し珍しいことのようだ。
キャラクターにシンクロするような発音、発声はアニメーション映画の完成度を左右する。日本では有名人が声優を務めることが当たり前となっている昨今、韓国でも声優となって活躍したスターを紹介する。
Red Velvet ウェンディ & SF9 ロウン

画像出典:(c)ドリームワークスアニメーション
韓国で4月29日に公開されたドリームワークスのアニメ“トロールズミュージック☆パワー”で声優に挑戦したのはRed VelvetのウェンディとSF9のロウン。グループでは共にメインボーカルとして活躍しているだけに、歌唱シーンはお手の物だったが、演技力も発揮して観客をトロールワールドへと誘った。
ウェンディはトロール王の娘で、歌と踊りが好きなポピーを担当。劇中でで歌も披露したウェンディは、澄んだ音色と優れた歌唱力で観客の耳を楽しませた。さらに陽気なエネルギーも表現して、映画に活気を吹き込んでいる。

ウェンディは元気いっぱいのポピーを演じた。(画像出典:RedVelvet Instagram)
一方のロウンはアイドル活動と並行して、ドラマ“偶然発見した1日”や“偶然見つけたハル”などで俳優としても頭角を表しており、“次世代スター俳優”としての呼び声が高い。そんなロウンが担当したのは、ポピーの友達 ブランチ。いつも気難しく、用心深くて内気な性格のブランチを、培ってきた演技力を発揮させ声だけでも表現豊かに演じて見せた。

声優初挑戦とは思えない表現力を披露。(画像出典:SF9 Instagram)
子供の日の昨日(5日)は、2万9363人の観客を動員し、ボックスオフィス1位を記録している(映画館入場券統合コンピュータ・ネットワーク調べ)。
チョン・ウヒ

画像出典:(c)韓国映画アカデミー

記者発表に登壇したチョン・ウヒ(中央)。(写真提供:(c)スポーツ韓国)
映画“サニー 永遠の仲間たち”(2011)、“ハン・ゴンジュ 17歳の涙 ”(2014)で注目を浴びた俳優のチョン・ウヒは、昨年9月に公開された“魔王の娘イリシャ”で初の吹き替えに挑戦。秘密を抱えたイリシャ役を演じ、OSTにも参加した。
EXO D.O & パク・ソダム

画像出典:ネクストエンターテイメントワールド
捨て犬たちの冒険を描いた2018年公開アニメ“アンダードッグ”には、EXOのD.O(ド・ギョンス)とパク・ソダムが声で熱演した。ある1日で運命が変わってしまったムンチ役のD.Oは、夢に勇気を持って挑戦する純粋な子犬を豊かに表現。公開当時の記者会見では「声だけで表現するのは難しく、感情の演技をする時は、さらに大げさにしなければならなかったのでそのさじ加減が大変だった」と明かした。

「第13回アジア太平洋スクリーンアワード」にノミネートされた。(写真提供:(c)スポーツ韓国)
また、ガールクラッシュな子犬パミを演じたパク・ソダムは「普段から遺棄犬に関心はあったが、実践する機会はなかった。今回とても良い機会をいただけた」と述べた。
キム・スルギ & イ・ハニ

週末のアニメーション興行ランキングで1位を記録。(画像出典:ネクストエンターテイメントワールド、コンテンツパンダ)

チマチョゴリで登場したイ・ハニ(左)とキム・スルギ(右)。(写真提供:(c)スポーツ韓国)
昌徳宮(チャンドックン) を背景にした、2016年公開の韓国アニメ映画“月光宮殿”には、俳優のキム・スルギ、イ・ハニらが声優を担当。13歳の少女が不思議な世界に迷い込む宮廷ファンタジーで、昌徳宮に似た建物の中にある絵巻に少女が迷い込み、異世界を冒険する姿が描かれた。
しかし、予告編が公開されると、“千と千尋の神隠し”に酷似しているという議論に巻き込まれた。
俳優が声優として吹き替えをすることは、本人の顔が浮かんでしまうなどの賛否両論はあるが、俳優の新たな一面が見られる楽しみもある。引き受けたからには、しっかり世界観に溶け込んで、違和感のない吹き替えで楽しませてくれることを期待したい。
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EXO
EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。
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