10月より相次いでいる韓国芸能人達の訃報。昨日12月3日には俳優 チャ・インハの突然の訃報が伝えられ世間には驚きと共に悲しみが溢れた。その一方で現在韓国ネット上ではネットユーザー達による憂鬱を訴える声が多数聞かれる状況となっており、ウェルテル効果を危惧する声が上がっている。

相次ぐ芸能人の訃報を受け、ネット上には悲しみとある懸念が広がっている。

昨日12月3日午後、世間を驚きに包んだ新人俳優 チャ・インハ(ハングル 차인하)の訃報。
訃報が報じられた当初、あまりにも急な悲しい知らせに誤報だと思う人も多かったがその後、彼が所属していた事務所fantagioからは悲しくも公式的に彼の訃報が改めて伝えられる事となった。

芸能人の訃報が相次ぐ中、懸念されるウェルテル効果とは

昨日訃報が伝えられた俳優チャ・インハ(出典:チャ・インハ公式INSTAGRAM)

その後、ネット上からは悲しみと共に彼に対する哀悼の意を伝える声が聞かれることに。

また、彼と同じ事務所に所属していた俳優 イ・テファンも彼の訃報を受け自身のSNSを更新。

その際彼は歌手 キム・ユナの楽曲“Going home”の「もう荷物を下ろして幸せになれるように、私は切実に願ってみる」という歌詞のキャプチャー画像を投稿し、彼に哀悼の意を示した。

芸能人の訃報が相次ぐ中、懸念されるウェルテル効果とは

チャ・インハへの哀悼の意を示したイ・テファン(出典:イ・テファン公式INSTAGRAM)

このように彼に対する哀悼の意が聞かれる一方で、韓国ネット上ではあることを懸念する声が聞かれている。
それは芸能人の訃報が相次ぐ現状で“ウェルテル効果”が広がるのではというものである。

“ウェルテル効果”というのは有名人など自身の羨望の対象が命を絶つという選択をしてしまった際、その人物と自身を同一視してしまう事により、自らも極端な選択をしてしまうという現象だ。
実際に昨日彼の訃報が報じられた際に韓国ネット上では

「ウェルテル効果が深刻みたい…実は私も最近ちょっと良くない考えをしてしまう」
「一日一日に意味が無くなっていく」
「頑張っている人よりも極端な選択を行った人に共感してしまう。特に芸能人だと尚更」

といった、コメントの書き込み主の状態が心配になるようなコメントが多数見受けられていた。

このようなコメントを見た人々からは

「どうか皆さん生きて欲しい」
「“憂鬱だ”とおもったら大丈夫だと思わずに相談を受けて欲しい」
「自分を理解してくれる人に自分の状況を知らせて、そして相談を受けて。それは決して悪い事ではないから」

という彼らを心配し、この現状を変えようという意思が感じられる声が多く届けられている。

日常の中で苦しみや憂鬱な思いを抱えている人も多い現代。
そのような中で悲しいニュースが続くと、大きな悲しみに飲み込まれてしまいそうになるという人も多いであろう。

しかし、どうかその悲しみや憂鬱に負けないで欲しい。
その過程で耐えきれない苦痛を感じたときは無理をせず、家族や親しい友人、必要に応じては専門機関に助けを求めることは決して悪い事でも、恥ずべき事でもない。

どれだけ暗く長いトンネルに感じられても必ず光が射す出口は存在し、その先にはまだ見ぬ幸せや出会いがきっと待っているであろう。

これから先、悲しい思いをする人が減る世の中となり、多くの幸せを多くの人と共有出来る世の中へと変わっていく事を切に祈ると共に、心から故人の冥福を祈る。

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