アイドルとして根強い人気と影響力を持ち、ミュージカル界のスターとしても活躍しているキム・ジュンス。

そんな彼が13年ぶりにKBSの番組に出演し、注目を集めている。

今回はキム・ジュンスのKBS番組出演や、地上波に長年出演できなかった理由をご紹介する。

ジュンスがKBSの音楽番組に出演

13年ぶりとなるKBSの番組出演が話題となったキム・ジュンス(画像出典：韓国オンラインコミュニティー)

1月14日、KBS1の音楽番組『開かれた音楽会』で『2023 新年音楽会』特集が放送された。

『2023 新年音楽会』は、1月4日にソウルの殿堂コンサートホールで開催された音楽公演で、ミュージカル俳優のキム・ジュンスや、キム・ソヒョンらが出演。

キム・ジュンスは自身の出演するミュージカル『ドラキュラ』の代表曲を高らかに歌い上げ、持ち前の歌唱力を観客にアピールした。

彼のKBS番組への出演は2010年の『KBS演技大賞』でセレモニーステージに立って以来、実に13年ぶりとされている。

久々となる地上波番組の復帰に、韓国メディアやネット上からは驚きの声も少なくない。

KBSへの出演が注目されている理由のひとつには、過去にキム・ジュンスのファンが抗議の声を上げ、KBSが立場を明らかにしたという出来事が関係している。

ファンがKBSに請願文を投稿

2020年にはファンがKBSに出演を求める請願文を投稿(画像出典：キム・ジュンス 公式Instagram)

キム・ジュンスのファンは2020年、KBSの視聴者権益センターに「ジュンスの舞台を放送で見たいです」「公正な放送出演の機会を保障して下さい」と、KBSの音楽番組への出演を要請する要望を相次いで投稿した。

さらに一部のファンは「2011年には、KBSに出れない理由が訴訟のためと回答を受けました」「訴訟が終わってから7年が経ちました。出演できない理由はないと思います」と抗議の声と共に、キム・ジュンスの番組出演を願う切実な思いをアピール。

すると、KBS『ミュージックバンク』の責任プロデューサーであるキム・グァンスCPは以下のように回答。

「番組は出演を希望する歌手の中で交渉を進めています」「活動意思を明らかにしていない歌手に対し、出演可否をすることはできません」

さらに「特定のアーティストを交渉しない理由を説明するのは難しいです」とし、「キャスティングしない理由を説明する放送局は他にもありません」と付け加えている。

地上波と悪縁を断ち切った？

地上波番組への出演が少なかった背景は？(画像出典：キム・ジュンス 公式Instagram)

キム・ジュンスがKBSをはじめ、地上波番組への出演が少なかった背景には、以前所属していたSMエンターテインメントの訴訟問題が関係していると言われている。

2009年頃に巻き起こった訴訟問題以降、放送活動に制約を受け、彼は地上波番組への出演が激減。

その理由は明らかになっていないが、世間では所属事務所の圧力が影響していたことが公然の事実として受け入れられている。

テレビ出演が激減したとされる、2013年4月以降のキム・ジュンスのテレビ番組出演歴を確認してみると、2019年まで地上波番組には出演していないことが分かる。

久々の地上波出演となったMBCのバラエティ番組『共有の家』(画像出典：MSG キャプチャー)

そんな彼の久々の地上波出演となったのは、2019年に放送されたMBCのバラエティ番組『共有の家』。

番組では出演者と親しく交流する姿を披露し、自宅を公開したことでも注目を集めた。

出演が明らかになった際には、歌手のキム・ジェジュンが「僕らのジュンスがついに進出！おめでとう」とお祝いのメッセージを送り、2人の変わらない友情をアピールしている。

2021年にはSBS『ナイトライン招待席』に出演。その後、出演していない地上波はKBSのみとなっていたが、2023年1月にようやく『開かれた音楽会』という自身の本領を発揮する音楽番組で復帰を果たした。

長年の時を経て、地上波3局の全てに出演を果たしたキム・ジュンス。

過去の地上波との悪縁は2023年を機に、断ち切られたのだろうか？

今後の彼の地上波での活躍を多くのファンが期待している。

SMエンターテインメント 権力争いが激化か･･最側近に背を向けられたイ・スマン

K-POP屈指のアイドルを輩出してきた、SMエンターテインメント(以下、SM)の“権力争い”が激化している。一部からは、同社の創業者で、現在大株主であるイ・スマ...

V.Iは来月刑期満了･･不世出のK-POPアイドル BIGBANGメンバー 5人の現在

BTS(防弾少年団)メンバーも大ファンだと公言する、BIGBANG(ビッグバン)。彼らは、K-POP界のレジェンドとして君臨するだけには留まらず、“不世出”のグループと...

2014年以降19組も･･K-POP女性アイドルが男性アイドルより解散が早い理由

昨年、韓国芸能界で最も話題となったのは、K-POP女性アイドルの台頭である。特に、2021年年末～2022年にデビューを果たしたガールズグループの活躍は、まさに...