JYPエンターテインメントの株価が上昇している。その背景には、2023年に4カ国(日本-韓国‐北米‐中国)で新人アイドルグループがデビューするという予測が浮上したためだ。新人育成といった”成長動力”を優先するJYPの戦略に、既存のアーティストのファンが不安を感じているようだ。
JYPエンターテインメント(以下、JYP)が、2023年に4カ国(日本-韓国‐北米‐中国)で新人アイドルグループをデビューさせるとの予測が浮上した。

JYPの首長、パク・ジニョン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
韓国の証券業界は「JYPが長年準備してきた新人の育成・輩出プロジェクトが成功し、2023年の同社の実績上昇をけん引する」という見込みを発表している。
その期待は、株価にも影響を及ぼしており、去る3月22日のJYP株価は前日比8.5%上昇という、大幅アップを記録。
韓国証券業界のアナリストたちは、「今後さらなる上昇(約20%)も期待できる」という見解を示しており、多くの投資家から熱い視線が注がれている。
アナリストたちは、その根拠として「年間100万人が来場する、国内外のツアーが現実味を帯びている。既存のアーティストが活躍し、(2023年デビュー組の)ファンダムが安定してくる2024年には、営業利益1000億ウォン(約100億円)時代の幕開けになるだろう」と解説。
韓国ネットでは、このような他社よりも一足早い”公表”を巡り、賛否の声が上がった。
エンターテインメント企業として、新人育成といった”成長動力”をしっかり持っていることや、人気アーティストに頼らない果敢な挑戦を褒め称える意見がある一方で、既存アーティストへのケアや配慮が足りないとの指摘も。
現在所属しているアーティストとの契約更新(通常デビュー7年目)に、JYPが「積極的ではない」という印象が強く、一部のファンは「(推しグループが)見切られるかもしれない」という不安を募らせる。
特に、名実ともに”JYPのエース”と評されるTWICE(トゥワイス)の契約更新に関して、ファンを安心させるような”進展”が見られないため、様々な噂や憶測がネット上に出回っているというのが現状だ。

名実ともに”JYPのエース”と評されるTWICE(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
実際、TWICEを応援してきた韓国ファンの間では、
「TWICEというグループは維持しても、一部のメンバーは契約更新しない可能性が高い」
「他ガールズグループ同様、アーティストとしての寿命は7年が限界でしょう。タレントや女優、ソロでも売れそうなメンバーだけが残るだろうね」
「JYPは、メンバーの意見を積極的に取りまとめるかな‥個々が希望する今後の活動に、耳を傾けてくれないと思う」
「外交や政治イシューにやられた外国籍メンバーは、もはや韓国活動に未練はないと思う」
「韓国での人気は確かに低迷気味だが、先日アメリカツアーが大成功だったから、メンバーもTWICEとしての活動に意欲を燃やしていると思うけど‥」
「昨年(2021)7月に、一部メンバーが契約を更新をしないと、パク・ジニョンに直談判したというデマもあったよね」
などと、不安と憂慮が語られている。
新人育成といった”成長動力”は、投資家にとっては好材料であるが、ファンにとっては彼・彼女たちが応援するアーティストが、限られた企業のリソース(支援)を享受できないという、不安の”種”にもなる。
他のトップアイドルたちが、第2期目の活動へ明確な青写真を作り、早い段階で再契約をするのに対して、TWICEだけは契約更新の話も、今後の明確なビジョンも聞こえてこないのは、なぜだろうか‥。
(関連記事)「JYP再契約率が低い理由」GOT7、TWICE‥7年目のジンクスを打破できるか?
TWICE
TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。
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