- ENHYPENのメンバージェイクが、思いもよらない批判に遭った。
- 原因は、スターバックスコーヒーを飲む姿が映し出されている動画アップ。
- 現在、同様の批判を受ける韓国セレブは多い。
人気K-POPアイドルグループENHYPENのジェイク（写真提供：©TOPSTAR NEWS）
人気K-POPグループENHYPEN(エンハイプン)のメンバージェイクが、思いもよらない批判に泣かされている。
発端となったのは、彼がアップした一本の動画。それには、世界的な有名コーヒーチェーン、スターバックスコーヒーを飲む姿が映し出されていた。
何の変哲もない、人気アイドルの日常映像がなぜ波紋を呼んでしまったのか‥。
ネット上で批判を仕掛けたのは、海外のK-POPファン。彼・彼女たちは、スターバックスが“親イスラエル系”企業として分類し、バッシングしているという。
その背景には、2023年10月に勃発したイスラエル・ハマス戦争という、国際的なイシューが影響を及ぼしているようだ。
スターバックスを批判している人たちは、イスラエル軍が民間人を巻き込んでまで横暴を繰り返していると憤る。また、スターバックス側が、イスラエル軍を支援しているとも主張している。
そのため、スターバックス不買運動を展開するとともに、同社のコーヒーを楽しむセレブたちを批判しているのだと見られる。
スターバックスによる支援が、本当なのかは不明。一部の韓国メディアは、約20年前、スターバックスの商業者であるハワード・シュルツ氏が書いたとされるイスラエル軍を賛辞する手紙が、現在に至るまで議論を呼び起こしていると見ている。
また、パレスチナ支持を表明したスターバックスの労働組合に対して、会社側が商標権侵害と告訴する事も起き、“新イスラエル”とレッテルが貼られてしまった模様だ。
韓国メディア・イニューストゥデイ(www.enewstoday.co.kr)は「ハワード氏の手紙はねつ造されたもので、スターバックス側も手紙の内容を否定している」と報道(2019年4月)。
にもかかわらず、「スターバックスは、イスラエル軍の味方」というイメージは払拭される事なく、スターバックスコーヒーを楽しむ人が“批判の対象”になってしまったのである。
ENHYPEN側は、議論となった動画を削除し、再発防止の約束と謝罪を余儀なくされた。
スターバックスコーヒーを飲むSNS投稿で批判を受けているチョン・ソミ（写真提供：©TOPSTAR NEWS）
現在、同様の批判を受ける韓国セレブは多く、飛び火を心配したのか、韓国芸能界で思わぬ議論に巻き込まれないよう、スターバックスコーヒーと関連する投稿を自粛する動きも出ているようだ。
ジェイクに対する批判に対して、韓国のENHYPENファンは「韓国のスターバックスは、国内企業(新世界グループ)が株式を取得し、所有しているため、アメリカ本社とは関係ない」「真偽が不明な事案で、批判をするのは直ちにやめて」など、擁護の声を上げている。
またスターバックス議論は、世界規模で巻き起こっているようで、マレーシアでは全国的な不買運動も展開されている。
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