- BTS(防弾少年団)のVが、SBSバラエティー『ランニングマン』に出演し、ソロアルバムについて言及。
- タイトル曲『Slow Dancing』について「おっとりしている僕の性格を表現した曲」と説明した。
- Vは、tvN『ソジンの家』に出演した際に、共演者のイ・ソジンから「のろすぎる」と辛口評価を受けたことがある。
BTS(防弾少年団)のVが、9月8日に初のソロアルバム『Layover』をリリースした。
タイトル曲は『Slow Dancing』。耳心地が良く、ゆったりとしたメロディーは、Vの穏やかなイメージにぴったり。
公開されたMVには、仲間たちと泳いだり、フリースタイルダンスを踊ったりと、自由気ままに過ごすVの姿が盛り込まれている。
アルバム発売にあたり、Vは積極的なプロモーション活動を実施。すでにYouTube(ユーチューブ)コンテンツや、韓国のバラエティー番組などに出演し、ファンを楽しませている。
9月10日には、SBSの人気バラエティー番組『ランニングマン』に単独で出演。
Vがお金持ちをイメージした装いで登場すると、番組レギュラー陣は「外国の俳優のよう」「弟(年下)だけど、あまりにもワールドクラスでビビった」など、オープニングから大興奮の様子を見せた。
番組では、Vがアルバムタイトル曲『Slow Dancing』を紹介する場面もあり、「僕の性格があまりにもおっとりしている方だ。話ものんびりしているけど、僕の性格や気質を表現した曲」と説明した。
ユ・ジェソクが「普段、大分のんびりな方なの?」と尋ねると、Vは「思ったより、多くの人がもどかしがっている。静かな性格ではないけど‥、何か説明する時は‥かなりのろい」と答える。
するとそれを聞いていた出演者たちが「今も少し遅い」「もどかしいね」と反応。Vは「なので、本当に早く話している。普段より1.5倍くらい」と意識して早く話していることを明かした。
Vのゆっくりとしたペースは、彼の魅力でもあるが、本人の言う通り、それを「もどかしい」と感じる人もいるようだ。
tvNリアルバラエティー『ソジンの家』で、Vが従業員として奮闘した食堂の社長を務めた、俳優イ・ソジンもその一人。
番組では、イ・ソジンが、番組の演出ナ・ヨンソクPDから、調理担当の理事チョン・ユミ、裏厨房を仕切る部長パク・ソジュン、あらゆる仕事をこなすインターンのチェ・ウシクとVの、従業員4人それぞれの評価を尋ねられた場面があった。
そこで彼は、Vの長所について「真面目。任された仕事を黙々としっかりやる。“頑張らなくちゃ”というマインドがちゃんとある」と誠実さを評価。
一方で、短所は「のろすぎる。もどかしい。一日中、千切りばかりしている」と辛口にコメントし、10点中7点をつけた。
韓国ドラマを見ていると、「빨리빨리(パリパリ)」という言葉をよく耳にするが、これは「はやくはやく」という意味。
韓国には「パリパリ文化」というものが根付いており、日常生活ではスピードを求められる場面が多々ある。
それだけに、せっかち気質が強い人にとって、のんびりな人の行動はもどかしく、時にはイラっとした感情をも芽生えさせてしまうこともあるようだ。
しかし『ソジンの家』では、イ・ソジンが出したVへの辛口評価について、ファンから「あれはすごい速い方」だと反響が寄せられたことが紹介された。
それを聞いたパク・ソジュンも「認める」と笑って反応し、Vも「自分が遅かったとは認められない。僕の目にはすごく速かった」と主張。
「お皿洗いも10分以上かかっていない。たくさん溜まっていても、8~9分‥」と伝えたが、チェ・ウシクに「ほぼ10分だね」と突っ込まれてしまい、笑いを誘った。
「パリパリ文化」の韓国では、せっかちな人が多い分、独自のスローペースで歩むVは珍しいタイプ。しかし、それが彼の持ち味でもある。
Vの魅力が存分に溶け込んだ、スローテンポのアルバムタイトル曲『Slow Dancing』は、世界中のファンを癒し、虜にしている。
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