- 韓国メディアが、BTS(防弾少年団)Vのソロデビューは今年の第3四半期になりそうだと伝えた。
- ファンは「秋はVの季節」「彼のボーカルが秋に似合う」と、彼のソロ活動を心待ちにしている。
- そこで、これまでの発表曲の中で、秋冬の感性にぴったりで、Vの魅力満載と誰もが納得する名曲をピックアップしてご紹介する。
7月20日、韓国メディアが「BTS(防弾少年団)の“最終兵器”が、ついに登板!」と報じた。
“最終兵器”とは、グループで最後にソロデビューを果たす“V”のこと。多くのメディアが「Vは、今年第3四半期にソロアルバム発売を目標に作業中」と伝えている。
詳しい日程はまだ公式発表されていないが、韓国オンラインコミュニティーでは「いよいよㅠㅠ 長い間待ってたよ」「バンタンの秘密兵器だったVが最終兵器に、笑」「第3四半期っていつ? 早く会いたい(泣)」など、Vのソロ活動に期待するコメントが続々と上がっている。
中でも多いのが「秋とVがすごく似合う」といったファンの反応。
「秋はVの季節だよね」「ジョングクは夏にピッタリだし、Vは秋冬がピッタリ」「“カウルテテ”なんて、やっぱりロマンチック王子」と、彼の雰囲気と季節感が似合っているだけに、ソロ活動への期待がより膨らんでいるようだ。
Vのボーカルといえば、深くて柔らかい重低音ボイスが魅力。雰囲気のある声色は、ファンの言う通り、秋冬の澄んだ空気感がよく似合い、切なさや孤独を感じさせる一面も持っている。
これまでに発表したソロ曲や自作曲は、叙情的で詩のような歌詞も多いため、「ソロアルバムはバラードだと思う。だから秋を待ってたのでは?」と推測するファンも。
そこで今回は、これまで発表された曲の中で、秋冬の感性に似合う曲をピックアップ。誰もが頷く、Vの魅力満載の名曲5曲をご紹介する。
『Scenery(풍경/風景)』
●発表日:2019年1月30日
この曲は、VがSoundCloud(サウンドクラウド)で無料公開した自作曲。彼は、作詞・作曲だけではなく、カバー写真も自ら撮影するなど、アーティストとして多才ぶりを披露した。
曲中には、風の音や雪を踏む音、カメラのシャッター音なども盛り込まれており、甘美なメロディーとVの独特なハスキーボイスが調和する、秋冬によく似合う曲。
叙情的な歌詞で映画のような雰囲気を感じさせる曲は、番組のBGMとして使われることも多く、7月19日に公式YouTubeチャンネルで配信された『슈취타(シュチタ)』でも、J-HOPEが「あの頃に戻って、あの感情をもう一度味わってみたい」と過去を振り返るシーンのバックで流れている。
『Scenery』をsoundcloudで聴く(外部リンク)
『Winter Bear』
●発表日:2019年8月10日
『Winter Bear』もVの自作曲だが、今度は英語の歌詞。作詞、作曲、プロデュース、ミュージックビデオの演出&出演、ジャケット写真の撮影までVが参加しているため、彼の感性が全て溶け込んだ作品。
この曲は、海外ツアー中に見たイギリス映画『アバウト・タイム(2013)』のプロポーズシーンがインスピレーションとなっており、ぐっすりと幸せそうに寝ている愛する人を冬眠する熊に喩えて歌った曲だという。
曲が伝える暖かな雰囲気と穏やかなメロディーは、秋冬の肌寒さを和らげてくれる優しさがある。
「裏声になる部分がいい」と語るジミンも、聴きながら寝てしまったと絶賛するくらい、耳心地の良い一曲。
『Blue & Grey』
●発表日:2020年11月20日
この曲は、BTSのアルバム『BE』に収録されたVの自作曲。
Vが作詞、作曲、プロデュース、ボーカルガイドを担当したこの曲は、元々Vのミックステープに収録予定だったが、メンバーたちの推薦でアルバムに収録されることに。
インタビューでは「『Blue & Grey』は一番つらかった時に作った曲。本当にこの仕事を続けるべきかどうかと悩んだほどの時期」と明かしているが、メモ帳に書いておいたつらい感情を歌詞にすることで、曲ができたら達成感があったと語っている。
憂鬱で不安な感情をBlueとGreyで表現した、V特有の感性が染み込んだ曲は、アコースティックギターの音色とメンバーのボーカルが曲の世界観に引き込んでくれる魅力がある。
『Snow Flower』
●発表日:2020年12月25日
『Snow Flower』は、2020年のクリスマスにサプライズで公開した自作曲。
公開当時、Vは「(コロナ禍で)時間が止まったかのように感じて、不安と憂鬱を強く感じている方が多いと思います。今日だけは皆さんの心に白い花が降り注ぎ、少しでもほっこりとした癒やしと、幸せを感じてもらえたらと思います。*白い天使たちに”本当に感謝してる”と伝えたいです。ハッピーホリデー!」というメッセージを送っている。
*「白い天使たち」は、医療従事者のことを指していると言われている
この曲は、親友のシンガーソングライターPeakboy(ピークボーイ)がフィーチャリングで参加し、話題にもなった。
2人の異なる魅力を持つボーカルが際立ち、聴いていて楽しく、寒い冬、心にポッと花が咲いたような暖かさを感じさせてくれる。
『네시(4 O’clock)』
●発表日:2017年6月9日
最後は、2017年のBTS FESTAで、ファンにプレゼントした曲。V初の自作曲で、RMと一緒に作業したユニット曲でもある。
この曲が生まれたきっかけは、ジミンとの有名なケンカ「マンドゥ事件」の後、仲直りのために会った公園だったそう。
夜明けがテーマとなっている曲は、どこか切なげな雰囲気を醸し出す、2人の声が胸に響く。
特にVのささやくような歌声と、美しい詩的な歌詞と曲調は、空気が澄んだ冬の夜明けに、イヤホンでじっくり浸って聴きたくなる1曲である。
『네시(4 O’CLOCK)』をsoundcloudで聴く(外部リンク)
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