去る21日に待望の4thフルアルバム「MAP OF THE SOUL:7」をリリースしたBTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)。国内外の数々のチャートで1位に輝く快挙を成し遂げているが、このアルバムの制作過程ではさまざまな感情が渦巻いたという。特に注目を集めたのは、リーダーであるRMが制作中に感じた‘痛み’と‘幸運’という言葉だ。これが意味するものとは?
BTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)が、去る21日に発売した4thフルアルバム「MAP OF THE SOUL:7」を記念し、Youtubeの生中継を通じてグローバル記者懇談会を行った。
その中で、リーダーであるRMが今回のアルバム制作について「アルバムの作業をしている時、先行公開曲‘ブラックスワン’を書きながら、映画「ブラック・スワン」をもう一度観ました。‘We are Bulletproof: the Eternal’と‘Louder than bombs’をダウンしたトーンで作業したのですが、その時に作業室を出て泣きながら書きました」と語った。
これは取材陣からの「新しいアルバムにBTSの7年の歴史がそのまま盛り込まれた。リブートコンセプトアルバムなので、デビュー初期のアルバムの再解釈でもある。この7年を振り返り、これから7人のメンバーが一緒に過ごす7年間をどう満たしたいか」という質問によるものだった。
RMは続いて「昔のことも思い出すし、依然として戦っているようだ。弱い姿をそのままさらけ出し、それを私が認めることに対して、今もこうした試練や恐怖心を持っていると表現することに怖さを感じる」と述べた。
RMは「7年を振り返りながら、何も分からない時もあり、ミスする時もあり、よく出来たこともあった。メンバーの中で私を除いた6人の姿を振り返ってみると‘よくやった。運がいい’と思う。このメンバーと、このような音楽をして、このようなダンスを踊れるなんて“これだけの幸運があるだろうか”と思う」と話した。
続いて「ここにいる記者の皆さんや多くのARMY(アーミー/BTSファンの総称)と向き合う幸運のおかげで、地に足を着けることができる。私は大した人間ではなく、まあまあだと思われますが、このような大きな幸運の中にいる。7年間、メンバー同士で顔を合わせていると、慣れ過ぎて飽きることもあり“ふう..また今日も会うね”という時もあるが、私たち一緒に健康に日々を感じながら幸せにしていきたい」と話した。
韓国内外から多くの視線を集め、世界が認めるグローバルスターとなったBTSに寄せられる関心や期待は、人気と比例するほどの大きなものになっている。
この大きな人気に包まれながら新しい作品を生み出すことは容易ではなく、プレッシャーなのでは?と感じるが、RMが語った‘BTSの7年間’を見れば一目瞭然だ。
‘幸運だった’と語るも、努力を惜しまず、一歩一歩確実に、自身の姿を見直す謙虚な姿勢でいる彼らだからこそ、大きな期待以上の作品を作り出したのだろう。
一方、BTSは去る21日、正規4集アルバム「MAP OF THE SOUL:7」を全世界で同時にリリースした。このアルバムはリリース3日後の24日午前に販売枚数300万枚を突破し、新記録を樹立。また、リリースの1時間後には累積販売量100万枚を突破しており、1日で265万枚の販売を記録している。
「MAP OF THE SOUL:7」のタイトル曲‘ON’は、BTSのパワフルなエネルギーと真実性を盛り込んだ曲で、大規模なセッションとともに録音したUCLAマーチングバンドのサウンドが際立つ歌だ。与えられた道を運命として受け入れ、前進するというBTSの誓いが込められている。
BTS ‘ON’ Kinetic Manifesto Film : Come Prima(動画出典:Big Hit Labels)
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BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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