今、SNSで「#BTSNerd」が話題となっている。これは、”BTSオタク”の意味で、海外ARMY(アーミー:BTSファン名称)から、日本ARMYにも広がっている。きっかけは、ARMYからのリクエストを拒否した、あるラジオDJの発言のようだ。

今、海外のARMY(アーミー:BTSファン名称)の間で話題になっているハッシュタグ、「#BTSNerd」をご存知だろうか。

世界中にファンがいる、大人気のBTS

世界中にファンがいる、大人気のBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

“BTS Nerd”の意味は、”BTSオタク”。SNSには、このハッシュタグをつけたツイートが溢れ、日本のARMYにも広がりを見せている。その理由とは?

世界的なスーパースター、BTS(防弾少年団)。今や世界中にいるARMYが、彼らの活躍を様々な形で後押ししている。

中でも、米国ARMYが行っている代表的なサポートの一つが、ラジオ局へのリクエスト。ラジオでのオンエア回数が、音楽チャートの順位に反映されるからだ。

まさに今、SNSで話題を集めている「#BTSNerd」は、ARMYからのリクエストに対する、あるラジオDJの発言が発端となったようだ。

ARMYへの愛を人文字で表現するBTS

ARMYへの愛を人文字で表現するBTS (画像出典:BTS 公式Facebook)

10月4日(現地時間)、海外ARMYが投稿したと見られる動画には、DJが「”BTS Nerds”がリクエストした曲は、絶対にかけないよ」と発言する場面が映っていた。

これは、ジョングクと米の人気シンガーソングライターであるチャーリー・プースのコラボ曲『Left and Right』をリクエストしたARMYに対するコメント。

リクエストに応じなかったDJは、その後ツイートでも「死んでもあの曲は流さない。でもチャーリーは好きだよ」と、差別とも思える発言をしたという。

また、「スパムを止めないと曲をかけない」と、ARMYのリクエストを”スパム”扱いするような表現をしたとも見られている。

“Nerd”という言葉は、”オタク”を意味するものの、ファンを卑下するニュアンスを含んでいる。

そのため、DJの発言に傷つき、不快感をあらわにしたARMYが、ラジオ局に抗議を開始。自ら「#BTSNerd」のハッシュタグをつけてツイートする動きが始まったと推測される。

その後、問題の発言をしたDJは謝罪をしたようだが、「#BTSNerd」ツイートは、世界中に広がり続けている。

その理由は、ツイートの内容にあるよう。

ARMYは、抗議するのではなく、「私は”BTS Nerd”です」と堂々と主張し、いかに彼らを愛しているか、誇らしく思っているかを伝えている内容が多いのだ。

海外ARMYの中には、「”BTS Nerd”は、10代の若い女性たち」という偏見を持つ人に対し、「そうではないんだよ!」と教えるかのように、自身の学歴、職業や役職などを添えるツイートもあるという。

あるDJの発言から始まった騒動ではあったが、今「#BTSNerd」というハッシュタグは、ARMYの愛の力でポジティブな意味を持ち、世界中に広がっている。

(構成:酒井知亜)




BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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