- 11月20日(現地時間)、サッカーワールドカップのカタール大会が開幕した。
- BTSのジョングクは開会式に登場し、『Dreamers』のパフォーマンスを披露。
- 圧倒的な舞台が称賛を浴びる一方、ジョングクの輝かしいキャリアが話題になっている。
11月20日(現地時間)、サッカーワールドカップのカタール大会が開幕した。
開会式にはBTS(防弾少年団)のジョングクが登場し、今大会の公式サウンドトラックである『Dreamers』のパフォーマンスを披露。
オールブラックの衣装で登場したジョングクは、透き通った歌声を響かせ、圧倒的な歌唱力とキレのあるダンスで世界中のファンを虜にした。
BTSを知らないサッカーファンからの反応も熱く、開会式のパフォーマンス後にはTwitter上で「BTSの人、かっこよすぎる!」「この人誰?歌とダンスがすごい!」と称賛の声が広がっている。
今回のソロのパフォーマンスでカリスマ性と歌手としての実力を、改めて世界に知らしめたジョングク。
”韓国の誇り”と多くの韓国メディアが報じる中、韓国オンラインコミュニティーでは、彼の輝かしい経歴が話題となっている。
ジョングクは”黄金マンネ(末っ子)”と呼ばれ、グループ最年少メンバーでありながら、歌やラップ、パフォーマンスまで全てをこなすオールラウンダーだ。
多彩な才能を発揮し、ビジュアルや人柄も優れている彼は*”사기캐(サギケ:詐欺キャラクター)”として愛を受けている。
*사기캐(サギケ:詐欺キャラクター):詐欺のように現実ではありえないキャラクター。圧倒的な実力を持ち、ありえないぐらいかっこいい人のこと。
韓国オンラインコミュニティーには「小説にもいないサギケというジョングクのキャリア」というスレッドが立ち、多くの反応が寄せられている。
25歳(日本年齢)という若さで、ワールドカップの舞台に立ったジョングクだが、すごすぎるキャリアは19歳から始まっていた。
ジョングクが19歳だった2016年、BTSは韓国最大の音楽授賞式『Mnet Asian Music Awards(以下、MAMA)』で初となる大賞を受賞。”今年の歌賞”を受賞し、ファンと共に感動の涙を流した。
20歳を迎えた2017年、BTSは着実に海外での人気を高め、『Billboard Music Awards(以下ビルボード)』では”トップ・ソーシャル・アーティスト(Top Social Artist)賞”を受賞。
さらに『American Music Awards(以下、AMAs)』に韓国グループとして初めて招待され、『DNA』のパフォーマンスを披露した。
2018年にはBTSの活躍と功績が認められ、メンバー全員が花冠文化勲章を受章。
花冠文化勲章は、韓国の大衆文化芸術の発展に寄与した人物に韓国政府から送られるもので、国務総理は「韓流と共にハングルの普及にも貢献している」とBTSを高く評価している。
当時は文化勲章を最年少(21歳)で受賞したグループとして大きな話題となった。
ジョングク22歳の2019年には、ワールドスタジアムツアー『BTS WORLD TOUR‘LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF’』を開催。
『第61回グラミー賞』では、3rdフルアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が、”最優秀レコーディング・パッケージ賞”にノミネートされ、プレゼンターとして授賞式に出席している。
2020年には『Dynamite』をリリース。
ビルボードのメインシングルチャート”HOT100”で初登場1位の快挙を果たし、『第62回グラミー賞』にはパフォーマーとして参加している。
当時ジョングクは23歳。『Dynamite』では冒頭パートを担当し、存在感をアピールした。
24歳を迎えた2021年には、『AMAs』で大賞格の”アーティスト・オブ・ザ・イヤー”を受賞。
アジアのアーティストとしては初の快挙であり、3冠を獲得した。さらに『第63回グラミー賞』の”最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス”部門に『Dynamite』でノミネートを果たしている。
そして2022年、ジョングクは25歳を迎えた。
4月には『第64回グラミー賞』で『Butter』のステージを披露。
さらに11月にはカタールワールドカップの開会式ステージで、圧巻のソロパフォーマンスを見せた。
11月15日に発表された『第65回グラミー賞』候補リストの中にもBTSは名を連ねており、『Yet To Come (The Most Beautiful Moment)』で”ベストミュージックビデオ”部門にノミネートされている。
これまで数々の音楽賞を受賞し、世界的な活躍を見せてきたBTSと、”末っ子”のジョングク。
韓国オンラインコミュニティーを見てみると、「同じ97年生まれなのにどうしてこんなに差があるんだろう‥」「19歳の時点で韓国音楽界を握っていたんだね」と感嘆の声が目立つ。
ファンの多くは彼の持つ向上心と、無限大の可能性を高く評価しており、今後のキャリアにも期待が寄せられている。
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