BTS(防弾少年団)のメンバー、ジョングクの祖母宅が地図上に表記されていることが判明し、議論が巻き起こっている。有名人周辺の関係者や家族への干渉や被害については以前から問題となっており、今回も勝手な行動を起こされたことに、周辺住民も困惑が隠せないという。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

有名人の名を勝手に利用し、利益を得ようとする人が後を絶たない。

ジョングク、母方の祖母旧宅が地図上に表記されていたことが明らかに

BTSジョングク、母方の祖母旧宅が地図上に表記されていたことが明らかになった。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

BTS(防弾少年団)のジョングクが、その”利益”に知らずに利用され、巻き込まれていた。

3月22日、韓国のあるメディアによると、釜山(プサン)ヨンジェ区のある村の地図の中に、ジョングクの母方の*祖母の名が明記されているのだという。

*現在は居住していない。

この地図は、ヨンジェ区の総合福祉課が発行している地図だそうで、公共機関、観光施設、村内の学習スペースなど、主要施設が表示されている。その中に、“BTSジョングクの母方祖母が住まわれていた場所”と表記された場所があり、その場所は”観光施設”に分類されている。

制作者側によれば、現在は誰も住んでいないため、BTS側や周辺住民に対して特に許可や同意の連絡をしなかったという。またこれを「観光の活性化を目的とするもの」と説明。

そしてさらに言い訳を並べ「地図を作成する時、何か面白い要素を入れたいと思い、彼(ジョングク)の名を入れれば村の見どころがさらに豊かになると考えた」そうだ。その想像力のなさ、配慮のなさには呆れるばかり。

この案件に巻き込まれたのは、ジョングクやその親戚だけではない。現在も、その土地で生活を送っている人たちも然りである。

一帯住民は当然、「プライバシーの侵害だ」と批判の声を上げた。

ある住民は「(自分たちは)どこかも知らないのに、若い人たちがやって来て(知っていることを前提に)場所を尋ねて来る」と言い「有名歌手の祖母宅だからといって、村の地図に一般住宅を表示するなんて、村の人々にも失礼だ」と憤る。

また別の住民も「同じ村に有名歌手の親戚が住んでいたというのは、もちろん気分が良いし応援してあげたいと思う。でも同意なしに一般住宅が知られ、(当事者もいないのに)知らない人たちがそこに集まるというのは、ここに住んでいる者からすれば迷惑でしかない」と本音を吐露した。

真っ当に考えれば、周辺住民の言い分が正しいわけで、本人たちの了承を得ずに“観光の活性化”を主張し正当化するというのは、どういった了見なのか‥甚だ首をかしげてしまう。






BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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