• BTS(防弾少年団)のジンが、入隊直前にファンへメッセージを伝えた。
  • 多くのメディアが彼のメッセージを報じる中、一部報道に「解釈が違う?」との反応も。
  • どうやらメッセージには、ゲーム好きの彼だからこその深い意味が込められていたようだ。

12月13日午後、BTS(防弾少年団)のジンはメンバーが見送る中、入隊した。

BTSジン(中央)の入隊を見送りに来たメンバー

BTSジン(中央)の入隊を見送りに来たメンバー (画像出典:BTS 公式Twitter)

彼は入隊直前、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)にメッセージを投稿。ファンに贈ったメッセージには、ジンらしい、彼ならではの考えが隠されていた。

ジンは入隊日の朝、緊張や寂しさなど複雑な思いを抱えたファンに向けて「さあ、カーテンコールの時間だ」と伝えた。

彼の気遣いに「こんなギリギリまでメッセージをくれるなんて‥」「優しい、ファン思いすぎる(泣)」「行ってらっしゃい! 待ってるよ」など、多くのファンが反応した。

日本や韓国など多くのメディアも、入隊前最後のメッセージとして大きく報道。しかし、一部の記事に対し、ファンからは「解釈の仕方がちょっと違う?」という反応も上がっている。

それは、メッセージに入っていた“カーテンコール”という言葉の解釈に対してのよう。

もともと“カーテンコール”は、演劇やミュージカルなどの公演が終わり幕が下りた後、観客の拍手に応えるために再び幕を開け、舞台上に演者などが登場することを意味している。千秋楽など特別な日には、演者が観客に感謝の言葉を伝えることもあるそうだ。

このことから、一部のメディアは、彼の伝えた“カーテンコール”を「入隊を迎え、人生の第2幕がスタートする自分を比喩した」「ステージの観客との最後の挨拶と、ファンとのしばしの別れを重ねている」などと解釈して伝えた。

入隊直前、ジンがファンに贈ったメッセージが話題に

入隊直前、ジンがファンに贈ったメッセージが話題に (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

しかし、彼のメッセージには続きがあった。

投稿画面をスクロールすると「軍隊に行く時に言ってみたかった」「ゲームキャラクター“ジン”のセリフ」とちゃんと説明がついている。

ジンは、PCオンラインゲーム『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』のキャラクター“ジン”の台詞を引用したのだ。

大のゲーム好きで知られる彼が、入隊時のメッセージをこれにしようと決めていたのだと思うと、なんとも微笑ましい。

ファンからは「さすがジン、彼らしいメッセージだね」「入隊直前までファンを楽しませてくれてありがとう!」「しんみりさせないようにと気遣ってくれたのかと思うと、逆に泣けてくるㅠㅠ」などの反応が上がった。

ファンの中には、今年のエイプリルフールに、彼がインスタグラムのアイコンを“ジン”の画像に変更したことを思い出した人も。

やはり同じ名前だけあって、“ジン”に対しての思い入れは強いよう。

韓国のオンラインコミュニティー(theqoo )には、このゲームキャラクターについて詳しく説明してくれるスレッドも上がった。

投稿主によると、“ジン”の究極技の名前が「カーテンコール」。これは超長距離狙撃技術で、高度な集中力とコントロールが必要とのこと。

そのため、韓国男性同士でゲームをした時は、狙撃をうまく当てられなかったら「ミピルジン(まだ兵役を終えていない+ジン)」とからかい、うまく当てれば「グンピルジン(兵役を終えた+ジン)」と言うのだそう。

よって投稿主は、ジンの「カーテンコールの時間だ」というメッセージは「彼が本当の“グンピルジン”になりに行く、という意味」と説明している。

これを受け、オンラインコミュニティーでは、

「それでカーテンコールって言ったんだ、涙」

「知らなかった、説明ありがとう!」

「そんな意味が込められてたなんて‥」

「やっぱりジンのセンスはすごい!」

「ファンを笑顔にしようと、ここまで考えてたとは‥TT」

など、彼の発想やセンスに驚くコメントが上がった。

ファンは、ジンらしさが詰め込まれたメッセージを改めて読み返し、彼への切ない思いを募らせた。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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