BTS(防弾少年団)完成の”最後のピース”だったジミン。今となっては、彼なくしてBTSの形成はあり得なかったと断言できる。そんなジミンについて、韓国の大衆音楽評論家であるキム・ソンデ氏が『ジミンはなぜアイドルの中のアイドルなのか』と原稿を寄せたので紹介したい。
BTS(防弾少年団)完成の”最後のピース”だったジミン。
!["アイドル of アイドル"ジミン](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/03/tp-bts-jimin-jiminin-640x1024.jpg)
“アイドル of アイドル”のBTSジミン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼らの生みの親であるパン・シヒョクは、当初グローバルラップグループを作る予定だったことは有名な話だが、その後紆余曲折を経て現メンバーでデビューに至る。
結果的に、K-POPアイドルという概念を覆すような数々の偉業を成し遂げ、グローバルアーティストへと成長。そんなBTSを語るには、メンバー誰一人として欠けることは許されない。
しかし、韓国の大衆音楽評論家であるキム・ソンデ氏は中でもジミンの存在を”BTSのキーパーソン”として挙げ、彼がなぜ”アイドルの中のアイドル”であるかを語った。
以下、彼の言葉を引用してお伝えする。
ジミンが”パフォーマンス”という言葉に込めるもの
中学2年の時からダンスを始めたジミンは、RMがエミネムを、SUGA(シュガ)がStony Skunk(ストーニースカンク)やEpik High(エピックハイ)を聴いてラップに魅了されたように、ジミンはRAIN(ピ)を見てアイドルになることを、早い段階から決めていた。
学校が終わると、地元釜山にあるダンススクールに通っていた少年ジミンは、ストリートダンスに最も近いジャンルの現代舞踊を学ぶため、釜山芸術学校に進学。
![ジミンがパフォーマンスに込める思い](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/03/tp-bts-jimin-jiminin3-640x1024.jpg)
ジミンがパフォーマンスに込める思いとは。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼のしなやかな舞い、抽象的な動作で人の心を動かす独歩的スタイルは、ここで形成されていく。中学からジミンを見守って来たダンス講師は「ジミンはアイデアバンクな上に、それを体で表現できる子だった」と、後に証言。
それほどまでに、ジミンはダンスと真摯に向き合い、悩み、努力を重ねて具現化することに労力を惜しまなかった。
デビュー後のインタビューで、ジミンは「コンサートは、単純なパフォーマンスを披露する場所ではなく、表現できない感情や世界観を、メンバーや観客、スタッフと共有する場所だ」と話しており、この言葉こそが、彼を”アイドルの中のアイドル”とする所以としたい。
ジミンにとってパフォーマンスとは、コンサートという場所を媒介して、物理的表現を超えた”何か”をファンと共有し合うもの、ひいてはそれを作る人と観る人の間を結ぶ、感情の架け橋なのだ。
“キリングパート製造機”と呼ばれるまで
ジミンはBTSにおいてメインダンサーであり、リードボーカルも務めている。
![チームを抜けようと思ったのは8回](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/03/tp-bts-jimin-jiminin4-641x1024.jpg)
ジミンがチームを抜けようと思ったのは8回‥!(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ファンにとってはそれが当たり前のことだが、デビューに至るまでの練習生時代、あまりにもつらかったがゆえ、チームを離れようという気持ちがジミンの脳裏に8回訪れたという。
当時の彼の生活パターンは、学校が終わると夜中の3時~4時頃までダンスの練習を行い、少し仮眠を取った後にボイストレーニングをして、そこから学校へ通うというもの。
常人では、とうていやりきることができない生活であることが容易にわかるが、もし本当に、彼がこの生活に疲れてアイドルの夢をあきらめていたらと思うとゾッとする。
しかし、彼の努力は決して裏切らなかった。
魅惑的でかつ悲壮感漂うボーカルトーンを構築し、全てが天然色へと変貌するような『Lie』、自身が「声の微妙な違いを強調しながら、細部まで集中した」という『Serendipity』、RMに「ジミンのかすかな高音が曲を完全なものにした」と言わしめた『FAKE LOVE』まで、彼の歌声はまさに”完璧”なのだ。
もちろん、『血、汗、涙』も例外ではない。
彼の存在感をして『キリングパート製造機』と呼ばれる理由は、とめどなくある。
しかし当の本人は「基礎がしっかりしてないから、個性から見つけ出しただけ」と、自身の実力に満足していない姿勢を見せた。これは果たして謙遜か高みを目指す欲望か‥。
***
かつて英BBC Radio1の司会者、アデル・ロバーツが「一度ジミンインするとジミンアウトできない」という名言を残したが、3月10日、12日、13日の対面コンサート『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL』ではどれだけの人が、”ジミンイン”することになるのだろうか。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事![blank](https://danmee.jp/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
首都圏 ローカルテレビ局で視聴可能!8月放送予定の韓国ドラマ4選
-
終わる前に急げ!Netflix他 8月VOD配信終了予定の韓国ドラマ12選
-
14時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チョン・ヘイン、ヒョンビン‥窮地の韓国映画「火消し役」男性スター3人の下半期期待作
-
14時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
【24年7月第3週】オム・テグ 3週連続1位!韓国ドラマ俳優 話題性トップ5
-
“6カ月連続首位”イ・ミンホ「7月韓国俳優 人気No.1決定戦」アンケート調査で1位!
-
PTA活動に悩んだ私がドはまりした韓国ドラマ4選
-
夏休みに韓ドラ聖地巡礼!ピョン・ウソク主演「ソンジェ背負って走れ」ロケ地5選
-
ビッグネームが続々と還ってくるかも!新作ドラマ出演検討中の韓流スター6人
-
【24年7月第3週】「グッド・パートナー」二兎を得た!最新韓ドラ話題性トップ5
-
ギャップ萌え!「遊んでくれる彼女」 韓国俳優 オム・テグ 驚きの素顔エピソード
-
「日本人K-POP5人組」UNICODEが日韓で話題‥韓国ネットで議論される「K-POPの定義」とは
-
ぶっちぎりの1位!TXT テヒョン、K-POPファンが選定した今年No.1「夏のプリンス」
-
恋の季節”夏”に観たくなる!8月BS・CS放送予定の韓国ロマンス映画5選
-
高視聴率獲得に貢献!チャン・ナラ主演 歴代SBS韓ドラ4選
-
あなたはどれを観る?Netflix他 8月配信開始 韓国ドラマ&映画7選
-
大ヒット時代劇から今年公開の超最新作まで!8月BS韓ドラ17選 放送情報まとめ
-
NewJeans・ZB1ら「2024 SBS歌謡大典 Summer」のブルーカーペットに登場!(PHOTO7枚)
-
aespa カリナが今月のNo.1に!「7月ガールズグループ個人ブランド評判」TOP5
-
そういえば、いつやるんだっけ?世界的にヒットしたNetflix韓ドラ6作「続編」公開予定まとめ
-
マ・ドンソク主演映画「犯罪都市 PUNISHMENT」の新場面写真10点が一挙解禁!!
-
“2カ月連続1位” BTS ジン!「7月ボーイズグループ個人ブランド評判ランキング」TOP5
-
【7月14日~7月20日】チャン・ナラ主演作15%台目前!最新韓国ドラマ視聴率トップ3
-
SHINee ミンホ・NCT 127ら出演「UTO FEST 2024 in YOKOHAMA」の公演チケットを100名様にプレゼント!
-
DKB、新曲「Flirting X」の振付映像を公開‥腹筋を見せる“Flirtingパフォーマンス”が話題
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。