「#BTS」が、アメリカの政界に思いがけず出現した。

ドナルド・トランプ アメリカ大統領の娘、イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)大統領補佐官のツイートに「#BTS」のハッシュタグが付けられたのだ。

「#BTS」のハッシュタグをつけて投稿したイヴァンカ氏（画像出典：Ivanka Trump Twitter）

2月5日、自身のツイッターアカウントを通じて一枚の写真を投稿したイヴァンカ氏。

彼女は、トランプ大統領の国政演説の翌日である5日(現地時間)に、夫であるジャレッド・クシュナー氏や、ドナルド・トランプ・ジュニア氏などの家族と共にホワイトハウスで撮影した写真を掲載して「#BTS」「#SOTU」などのハッシュタグを付けた。

ハッシュタグについている紫色のBTSのロゴも、ツイッターで「#BTS」とハッシュタグを付けると自動で追加されてしまうため、BTS(防弾少年団)の海外のファンたちは「なぜBTS？」「イヴァンカ氏はBTSのファンだったの？」と驚きの声を上げている。

しかし、一部のファンたちは「BTSのメンバーも写っていないのに、BTSを連想させてしまうため投稿を削除してほしい」「政治にBTSを利用している？BTSのハッシュタグを使うのはやめてください」など批判の声を上げている人々も見受けられる。

#BTSの意味

イヴァンカ氏が投稿した「#BTS」には果たしてどのような意味が込められていたのだろうか。

考えられるのは、下記のような内容だったのではないかと思われる。

まず、#SOTUとは、アメリカ大統領の年頭の国政演説を意味する「State of the Union」の略語だ。

そして、#BTSだが、防弾少年団のグループ名の英語表記として知られている一方で、‘水面下や舞台裏’を意味する「Behind-the-scenes」の略字としても使われている。

そのため、イヴァンカ氏は‘防弾少年団’について言及したというよりも、大統領の国政演説を‘水面下(または舞台裏)で準備して支えた家族たち’ということを伝えたくて「#BTS」のハッシュタグをつけたのだと解釈される。

2月7日(日本時間)午後の時点でもイヴァンカ氏の該当のツイートは削除されておらず、ツイートのリプ(返信)欄にはBTSのメンバーたちの画像や動画などが貼られており、海外のファンたちから怒りを買ってしまうハプニングとなってしまった。

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