これまでベールに包まれていたアイドルの私生活。それを反転させるよう、常にSNSを通じて個性溢れるオープンな方式でファンと粘り強いコミュニティーを図ってきたBTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)。長期休暇を終えても一切空白期間を感じさせないほど、彼らの存在感は相変らず熱い。
アイドルグループのメンバーとファンが、こんなにもお互いを想い合っている相思相愛な関係が他にあるのだろうか。
8月12日にデビュー後初の長期休暇を持ったBTS(防弾少年団)が、5週間の休暇を終えて9月16日に海外スケジュールのため本業に復帰した。

ファンへの愛が溢れるBTS(防弾少年団)(画像出典:BTS official Twitter)
これまで、忙しいスケジュールの中でも「公式ツイッター」や、BTSの公式コミュニティーサイト「Weverse(ウィバース)」を通じてファンたちと日常を共有してたBTS。
今回の長期休暇でもメンバーたちがどこへ行ったのか、何をしたのかを直接ファンたちに知らせて、空白期間を感じさせずに休暇の思い出を共に作り上げた。
人気絶頂のアイドルグループが長期休暇を公式化させたこと、また、ファンたちに向けて彼らの休息に配慮を頼んだことは異例的なことだった。
しかし、BTSのワールドツアーの様子が込められたドキュメンタリー映画「BRING THE SOUL: THE MOVIE」で、全力で世界中を駆け巡り、体力的・精神的に疲れていたメンバーたちの様子を見ると、今回の休暇は必須であったし、何より所属事務所Big Hitエンターテインメントの思い切った大きな決断が素晴らしかったと言える。
ステージの上では常に華やかな彼らも、ステージを下りると純粋な20代の青年だ。
ファンたちがBTSメンバーたちの自由な休暇のために配慮をしたおかげで、彼らは韓国内や海外で20代の平凡な日常を大切な人たちと過ごすことが出来たようだ。
そのためか、復帰の際に空港で捉えられたメンバーたちの姿はとても明るく、心身共にリフレッシュ出来たような清々しさが感じられた。
ある業界の関係者は「人気アイドルグループはスケジュールが分・秒単位で刻まれて殺人的なスケジュールをこなしている。そのため体だけでなくメンタル面でも休息が必要な時がある。BTSの休暇は他のグループにも肯定的な影響を及ぼすだろう」と伝えたことがある。
今回の長期休暇のように、常に新しいことを試みて周囲の手本となるようにK-POP界の最先端を行くBTS。
再充電を終えた彼らには、国内外から既に多数のラブコールが溢れており、今後の活発的な活動に多くの期待と関心が寄せられている。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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