ワールドスターとなったBTS(防弾少年団)に対し、今年2月にドイツのラジオ番組で人種差別を伺わせる発言をしていた、あるパーソナリティー。その後、ファンから多くの抗議を受けたラジオ局は、どのようなジャッジを下したのだろうか。
世界中の音楽ファンを魅了してやまない、K-POPスターのBTS(防弾少年団)。
先ごろ、世界展開している有名ハンバーガーチェーン店にて大々的なイベントも開催され、”世界レベル”での人気の高さを証明した。

BTSは世界中にファンを持つワールドスター!(画像出典:BTS公式Twitter)
しかし、華やかな話題の一方で眉をひそめるような報道が見られているのも事実だ。
今月28日、韓国メディア・韓国経済(www.hankyung.com)が「『BTSは新型コロナウイルスのようだ』暴言を吐くパーソナリティー、結局は番組とともに退出」という見出しで報じたニュースもその1つ。
経済をメインに、政治をはじめ、芸能や文化などを扱っている韓国経済が取り上げたのは、今年2月、BTSを新型コロナウイルスに例えて暴言を吐いたドイツのラジオパーソナリティーのその後だ。
同メディアは「BTSをからかったドイツのラジオパーソナリティー、13年間も続いた番組が嘲弄の一言で”奈落”」と報じ、その詳細をこう伝えている。
まるで人種差別! 耳を疑うような”暴言”の数々
今年2月、ドイツのラジオ番組『バイエルン3』の放送中、BTSに対して人種差別を含む嘲弄まじりの暴言を電波に乗せ、世界的な非難を浴びていたラジオパーソナリティーのマティアス・マトゥシュケ氏。

新曲『Butter』も大好評のBTS (写真提供:ⓒスポーツ韓国、画像出典:Big Hitミュージック)
彼がBTSに向けて発言した暴言とは。
BTSは当時、韓国アーティストの中で初めて、音楽番組『*MTVアンプラグド(MTV Unplugged)』に出演し、イギリスのバンド、コールドプレイの『フィックス・ユー(Fix You)』のカバーステージを披露。これに対し、原曲者であるコールドプレイは公式SNSを通じて、BTSのパフォーマンスを絶賛するコメントを寄せていた。
しかし、マティアス・マトゥシュケ氏は当時、K-POPアイドルグループが『MTVアンプラグド』に出演したことに不満を示し、「これは冒涜だ」と非難。
続いて「BTSは新型コロナウイルスと同じ」とし「ワクチンが出ることを希望する」と続けた。さらに「今後20年間、BTSを休暇で北朝鮮に送らなければならない」など、耳を疑いたくなるような暴言の数々を放っていた。
*『MTVアンプラグド』‥米音楽専門放送チャンネル”MTV”のアコースティックサウンドをメインにしたライブ番組で、ニルヴァーナやエリック・クラプトンなど伝説的なミュージシャンが登場したステージ
(関連記事)「BTSはコロナのようだ」‥ドイツのラジオ番組が人種差別発言、ファン激怒
その後、ラジオ番組は終了へ

BTSファンから多くの講義を受けてしまった、ドイツのラジオ番組『バイエルン3』は番組終了へ(画像出典:BTS公式Twitter)
発言が問題になると、マティアス・マトゥシュケ氏は「韓国に対しては悪い感情がない」とし、「私は人種差別者ではない。 とても素敵な韓国産の自動車を持っている」などの下手な言い訳をし、世界中にいるファンをさらに憤らせた。
ファンは”RassismusBeiBayern3″や”Bayern3Racis”などのハッシュタグとともに該当放送局に抗議を続けた結果、放送局はマティアス・マトゥシュケ氏の該当番組を終了するという立場を表明。また「現在は編集者として勤務している」とし「同氏の番組は終了し、他のプログラムに変更となった」と、BTSと全世界のファンをからかったラジオパーソナリティーの近況を伝えている。
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新型コロナウイルス感染症が世界に襲いかかってから、アジア系へのヘイト発言が後を絶たない。
そのようななかでも、世界各国にARMY(アーミー:BTSファンの総称)が誕生し、多く愛されているBTS。彼らの”魅了されずにはいられない”活躍が、それを解消するキッカケや架け橋になるのではと関心が寄せられている。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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