- BTSのジョングクの楽曲『3D(feat.Jack Harlow)』が全世界のファンを熱狂させている。
- 『3D』が幅広い世代から愛される理由は、2000年代を彷彿させる音楽スタイルと、現代の感性の融合にあると考えられている。
- また嵐や三代目 J Soul Brothersとの意外な接点もあるという。
BTSのジョングクがソロアーティストとして、全世界を熱狂させている。
9月29日、彼は2ndソロシングル『3D(feat.Jack Harlow)』(以下、『3D』)をリリースし、3週連続で米ビルボードのメインシングルチャート”Hot 100”にランクインを果たした。
”Hot 100”で1位を獲得した1stソロシングル『Seven(feat. Latto)』に続き、『3D』は初週に5位を記録。
これによりジョングクは、”Hot 100”の5位圏内に2曲以上がランクインした、初の韓国人ソロアーティストとなっている。
そんな世界的アーティストとして活躍するジョングクだが、彼は本格的にソロデビューに乗り出す前から実力が高く評価されており、米の有名プロデューサーたちは「イン・シンク(N Sync)のJT(Justin Timberlake/ジャスティン・ティンバーレイク)の再臨だ」と称賛の声を上げていたという。
JTは1995年に結成されたアイドルグループ、イン・シンクのメンバーで、整ったビジュアルと優れたパフォーマンス力でファンを魅了した人物。
最年少メンバーとして活躍した彼は、2002年からソロ活動を開始。1stソロアルバム『Justified』では、グラミー賞の“最優秀ポップボーカル・アルバム”と、“最優秀男性ポップボーカル・パフォーマンス”を獲得する快挙を成し遂げている。
(関連記事)ジョングクはイン・シンク(NSYNC)のJTによく似ている
そんな大物アーティストのJTと似ていると称されるジョングク。
今回彼が発表した『3D』は、2000年代に活躍した一流アーティストへのオマージュなのか、当時の雰囲気やリズムを感じさせる、どこか懐かしみのある楽曲となっている。
また2000年代のヒップホップの世界観を盛り込んだだけではなく、現代の感性を加えて再解釈。ジョングクらしいオリジナリティーを加え、洗練された最高の曲に仕上げた。
『3D』がBTSファンの他にも、全世界の幅広い世代から支持される理由は、2000年代を彷彿とさせながらも、聞く人に新鮮味を与える音楽的魅力にあると考えられている。
この見解は現役音楽プロデューサーや、振付師たちがK-POPの魅力について語るYouTube(ユーチューブ)チャンネル『JGClub』でも言及されており、彼らは『3D』を「2000年代序盤のスタイルを持ちながら、トレンディーな曲」と評価した。
また『3D』には、日本のアーティストとの意外な接点もあるという。
『3D』の作詞作曲には、フィーチャリングとして参加したラッパーのJack Harlow(ジャック・ハーロウ)の他、BTSの楽曲『Dynamite』の共同プロデュースを行ったプロデューサーのDavid Stewart(デイヴ・スチュワート)、さらにBloodPop(ブラッドポップ)が名を連ねている。
BloodPopはこれまでにジャスティン・ビーバーや、レディー・ガガなどの楽曲を手がけてきた、海外を代表する著名音楽プロデューサーの一人。
彼は日本のアーティストの楽曲にも携わっており、2020年6月にリリースされた嵐のデジタルシングル『Face Down : Reborn』や、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下、三代目 J Soul Brothers)の楽曲『FUTURE』をプロデュースしたことでも知られている。
そんなBloodPopは『3D』で、初めてジョングクとタッグを組むこととなった。実は彼が韓国アーティストの楽曲を手がけるのは、今回が初めてなのだという。
日本を代表する人気グループの嵐や三代目 J Soul Brothersと、実は意外な接点があった『3D』。
『3D』の他、計11曲が収録されるジョングクの1stソロアルバム『GOLDEN』は11月3日にリリース予定となっている。
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