• BIGHIT MUSICがBTSに対するサセン行為に対し、容赦ない法的対応を示唆した。
  • 過去にはジョングクが、直接ファンに自制を訴えたこともあるサセン行動。
  • 事務所側は容疑者に対し、いかなる合意や善処なく厳重な措置を取ると強調している。
BTSの所属事務所BIGHIT MUSICがサセンに対する強力な法的措置を示唆した

BTSの所属事務所BIGHIT MUSICがサセンに対する強力な法的措置を示唆した(画像出典:BTS 公式X ※旧Twitter)

韓国芸能界で度々話題となるサセン問題。

韓国では特定の芸能人に異常な執着を示し、過激なストーキング行為を行うなど、相手の私生活を侵害する悪質なファンを”サセン”と呼ぶ。

これまで数多くのK-POPアーティストがサセンの脅威にさらされ、時には精神的、身体的に苦痛を強いられてきた。そんな彼らの行動に、現在も頭を抱えるアイドルが少なくない。

そんな中、BIGHIT MUSICがBTS(防弾少年団)に対するサセン行為や、ネット上での誹謗中傷に対し、強力な法的対応を示唆した。

9月27日、BIGHIT MUSICはBTSの公式ファンコミュニティープラットフォームWeverseを通じて声明を出し、「今四半期もファンのみなさんの情報提供と、自主モニタリングを通して収集した侮辱、名誉毀損、アーティストの権益を侵害する行為に対し、証拠資料を収集し、捜査機関に多数の告訴状を提出しました」と伝えた。

さらに「アーティストの自宅に数回郵便や宅配を送り、家族にまで被害を及ぼしたサセンに対する証拠資料を持続的に収集し、ストーキング処罰法の疑いで告訴状を提出しました」「その結果、裁判所の接近禁止暫定措置を取り、現在検察が捜査中です」と報告。

また、「アーティストの私生活を侵害し、安全を脅かすストーキング犯罪については、今後も厳格に対応する予定です」と強調した。

BTSのジョングクはサセンについて直接言及し、自制を訴えた

サセンについて直接言及し、自制を訴えたBTSのジョングク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

これに関連し、BTSのジョングクのサセン被害が注目を浴びている。

生配信中、携帯にサセンからの着信が入るなど、過去には背筋が凍る恐ろしい被害にあってきたジョングク。

そんな彼は以前ファンに直接、行動を自制するように訴えたことでも話題となった。

ジョングクは5月4日、Weverseにファンに向けてある文章を投稿した。それは「家に出前を頼んで送らないでください。いただいても食べません。お気持ちはありがたいですが、私は自分でしっかり食べているので、自分のために召し上がってください」というもの。

さらに、「もう一度送られてきた際には、領収書の注文番号を照会して措置を取ります。なのでやめてください」と呼びかけを行った。

BTSのジョングクはジムに集まったファンに対して本音を伝えた

ジムに集まったファンに対して本音を伝えたBTSのジョングク(画像出典:BTS 公式X ※旧Twitter)

またジョングクは、自身が通うジムを訪ねてきたファンについて、言及したことも。

3月4日に行われたWeverseの生配信で、彼はファンとコミュニケーションを取りながら、「運動している時には訪ねてこないでください。とてもびっくりしました」と語った。

ジョングクは「言わないようにしようと思っていたのですが…」と前置きをした上で、「家に帰ろうとしたら、前に人が集まっていました。関心を持ってくださるのはありがたいんですが、公式的なスケジュールじゃないので」と吐露している。

実は以前、ジョングクがジムで生配信を行った際、大勢のファンが現場に押し寄せる結果に。

彼は当時を振り返り、丁寧に言葉を選びながら、「公式的な場所ではない以上、遠くから応援していただければ嬉しいです。会いに来られると、困ってしまうので…」と正直な心情を伝えた。

最後には「私もみなさんも人間なので理解ができます。もう少しお互いのことを考えて行動できるんじゃないかと思ったんです」と付け加えている。

日頃からファンを思い、積極的にコミュニケーションを取っているジョングクだからこそ、サセンの行動は彼に大きな衝撃を与えてしまったようだ。

このようにアーティストを困らせるサセンに対し、BIGHIT MUSIC側はこれまでも法的措置を行ってきた。

今回の声明の中で、彼らは「時間がかかっても、アーティストに対する違法行為を根絶するために努力を続けます。今後も容疑者に対していかなる合意や善処なく、最後まで責任を問い、厳重に措置いたします」とさらに語気を強め、厳しい対応を示唆している。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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