BTSのジミンが、約2週間のアメリカ滞在を終えて帰国した。ジミンは、多くの報道陣とファンが待っていた空港ロビーに、キャリーバックを引きながら現れた。この帰国時の様子を韓国メディアが報じると、過去のあるアイドルの騒動が再注目を浴びた。その騒動とは?
BTS(防弾少年団)のジミンが、アメリカ滞在を終えて帰国した。ジミンは、キャリーバックを自ら引きながら、多くのファンの前に姿を見せた。

J-HOPE(左)応援のためにアメリカに行ったジミンが帰国した (画像出典:BTS ジミン Instagram)
去る7月30日、ジミンはJ-HOPEの初の単独ステージを応援するため、シカゴに出発した。それから約2週間のアメリカ滞在を終え、8月14日、韓国に帰ってきた。
大人気スター、ジミンの帰国の様子は、YouTube(ユーチューブ)でも生配信されていた。
ジミンが空港出口に姿を現すと、集まっていた多くの報道陣とファンが一斉にジミンにカメラを向ける。
大きなキャリーバックを押しながら出てきたジミンは、出口で待っていた事務所スタッフと合流。スタッフにキャリーバックを託すと、カメラマンやファンに軽く会釈や手を振りながら、車に乗りこんだ。
と、一見すると、何の問題もない通常の芸能人の帰国に思えるが、今回のジミンの帰国時の様子を、ある韓国メディアは「キャリーバッグは自分で」という見出しで報じている。
たしかにジミンは、空港で待っていた事務所スタッフと合流するまで、キャリーバックを”自ら”引いていた。
実は韓国では、かねてから、キャリーバッグを自ら引いているアイドルに対しては、ほぼ100%で、このような見出しの記事が登場している。
今や芸能人は、キャリーバックを「自ら引いてるか?」あるいは「誰かに引かせてるか?」までもが注目され、ある種その対応自体が、アイドルのモラルを評価する基準にもなってしまっているようだ。
この”キャリーバック議論”は、韓国でこれまでも度々話題に上がり、つい最近起こったあるアイドルの騒動がきっかけとなり、再浮上している。

Red Velveのアイリーン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
その渦中の人物は、Red Velvet(レッドベルベット)のメンバー アイリーンだ。
去る8月4日、彼女が出演するリアリティー番組の配信が開始したが、この番組は、アイリーンがデビュー当初から共にしてきた、”親友”であるスタッフたちと過ごす休暇の様子が見られるというもの。
しかし、番組の撮影で訪れたバリ島の空港で、スタッフがキャリーバックを引いているのが目撃されたことで、騒動に発展する。
空港の様子を撮影した一般人が「アイリーンが”親友(スタッフ)”にキャリーバックを引かせていた」とSNSに投稿し、彼女に批判が殺到したのだ。それがきっかけとなり、改めて”キャリーバック議論”が注目される事態となった。
しかもアイリーンは、2020年にスタッフに対するパワハラ騒動を起こしている。彼女は今回の”キャリーバック議論”とともに、”パワハラ疑惑”までも掘り起こされてしまった。

リアリティー番組『アイリーンのワーク&ホリデー』(写真提供:ⓒ スポーツ韓国、画像出典:SM C&C STUDIO、seezn)
このアイリーンの一連の騒動について、韓国の芸能記者出身の人気ユーチューバー イ・ジンホ氏(以下、イ氏)は、自身のYouTubeチャンネルを通じて「空港で撮られた写真と映像を全て探してみたが、(アイリーンの批判を受けている行動は)パワハラと見るのは難しい」と発言している。
イ氏は、空港で撮られた写真などを公開し、「アイリーンは、自分を見に来た人たちに最善を尽くしてファンサービスをしていた。マネージャーが制止しても、ファンのノートを直接受け取ってサインをした」と彼女の空港での様子を伝えた。
また、キャリーバックをスタッフに任せたことについても、「空港に到着後、バラエティー番組の撮影が始まっていた。アイリーンがキャリーバックを直接引くことは難しい状況だった」と話した。
さらに、「国内空港でも、ファンが集まる場合に備えて、芸能人たちは(荷物を持たず)軽やかな恰好であることが多い。大きなキャリーバックを直接引っ張っていく場合、集まったファンなどに囲まれ事故が起きる可能性が高くなる」と伝えている。
たしかに、ジミンの帰国時の映像を見ると、ジミンが姿を現した出口付近では、カメラマンもファンも決められた場所の中から撮影しているが、ある程度進むとジミンの後を追いかけ、ジミンのすぐ真横から撮影しているファンもいた。
事務所スタッフは、ジミンにぶつからないように、腕でファンを制止している様子も見られる。
イ氏の言う通り、芸能人が自らキャリーバックを引いている際に、ファンが押し寄せてしまったら、もみくちゃになったり、誰かが怪我をするリスクがある。
それならば、スタッフがキャリーバックを引いた方が、移動がスムーズにできて安全だと考えられる。
しかし、”キャリーバック議論”では、セキュリティー(警護)面や、混雑を避けるためという配慮は無視されている。「自ら引いているか?」「誰かに引かせてるか?」が、議論の焦点だからだ。
果たしてこの議論は、アイドルへの”称賛”なのだろうか? それとも”監視”なのだろうか?
今や空港で視線が集中するのは、芸能人の空港ファッションだけではないようだ。
(構成:酒井知亜)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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