1月27日にアメリカ ロサンゼルスで開催された’第62回グラミーアワード’に出席したBTS(愛称 バンタン)。韓国でも生中継された彼らのパフォーマンスには多くの人びとの関心が集まっていたが、現在一部韓国ネット上からはグラミーがBTSを冷遇した、との声が聞かれている。

一部韓国ネット上でグラミーアワードがBTS(防弾少年団 / ハングル 방탄소년단)を冷遇したのではないかとの声がきかれている。

日本時間の1月27日にアメリカ ロサンゼルスで開催された’第62回グラミーアワード’に出席したBTS
惜しくも受賞候補者には選ばれなかったものの彼らは今回リル・ナズ・Xとのコラボステージを行うため韓国人歌手としてグラミーのステージに立つという快挙を達成した。

グラミーアワードでBTSが冷遇を受けた説が浮上

リル・ナズ・Xのコラボステージに参加したBTS(出典:BTS公式Twitter)

彼らの快挙達成の瞬間には多くの関心が集まっており、韓国Mnetで生中継された当授賞式を見守った人は多く存在したようだ。
しかし、リル・ナズ・XとBTSのコラボステージが終了した後、韓国ネット上ではグラミーアワードに対する不満の声が多く見られる事に。

その理由はコラボステージでのBTSの扱いにあった。

この日、リル・ナズ・Xの’Old Town Road & Rodeo’のステージに参加したBTSのメンバー達。
当ステージはリル・ナズ・Xがコラボレーションを行う相手が待つ部屋に次々と入っていくという形式で行われた。

BTSはコラボレーションを行うアーティストのなかで一番始めに登場。
グラミーという名のあるステージ上でも彼らは億することなく、自身達の個性とリル・ナズ・Xの個性を見事に融合させたパフォーマンスを披露した。

グラミーアワードでBTSが冷遇を受けた説が浮上

リル・ナズ・Xと共にグラミーのステージでパフォーマンスを披露したBTS!(出典:CSTAR公式YouTubeチャンネル)

しかし、彼らが画面に映し出されたのはおよそ1分という短い時間であった。

この時間の短さに彼らの出番を待ち望んでいた人々からは

「いくらグラミーでもこれはあんまりだ」
「BTSがあんな扱いを受けるべきアーティストではないことは海外のスター達だって知っているはず」
「なんだか侮辱された気分。なんでBTSを呼んだの?広報のため?」
「私はアレを見るために2時間もまっていたの…?」
「あまりにも短くて言葉が出なかった。あれをするためにBTSをLAまで呼んだの?」

というグラミーアワードへの怒りと失望の声が相次いだ。

また、舞台セットの回転と共にステージから退場となったBTSの扱いに対し

「BTSは屏風じゃない」
「あんな扱いを受けるならいっそ出ない方が良かった」

等という期待に比例して大きなショックを受けた事を隠しきれない声も聞かれることとなった。

グラミーアワードでBTSが冷遇を受けた説が浮上

回転するセットと共に退場するBTS(出典:CSTAR公式YouTubeチャンネル)

しかし、その一方では

「ノミネートもされていないのにグラミーステージに立てただけでもすごい事なのになんでこんなに批判するの?」
「過度にBTSのことを神格化するのは彼らの名誉のためにも良くない」
「壁は一気に崩れる物じゃない。段階を踏んで来年は必ず単独ステージと受賞を果たすよ」
「批判するよりも先に快挙を達成して素晴らしいステージを披露したBTSへの称賛を送るべきじゃないの?」
「BTSの努力を認めるといった意味でも批判は止めよう」

というBTSを過度に神格化する余り彼らの努力を蔑ろにしてしまうことを抑制する声も多く聞かれている。

今回、’ノミネートされていなければステージに立てない’というグラミーアワードの規定を覆してグラミーのステージに立ったBTS。
出演時間が短くショックを受けた人も多く存在したものの、パフォーマンスを行っている際の彼らの表情を見ると今回の一歩は彼らの次なる夢への非常に大きな一歩となったことがうかがえる。


グラミー賞のステージでパフォーマンスを披露したBTS(動画出典:BTS LIVE.)

BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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