韓国の旧正月と秋夕に放送される番組『アイドルスター選手権大会』、通称”アユクデ”が、しばしのお休みを経て復活した。開催前には、毎回様々な議論が生まれるが、放送を楽しみに待っている人も多い。過去には、BTSも参加し、輝かしい成績を残している。
韓国名節の風物詩とも言える『*アユクデ』が、秋夕(チュソク/日本でいうお盆)に戻ってきた!
*アユクデ:MBC『アイドルスター選手権大会(旧称:アイドルスター陸上大会)』の略称

『2022秋夕特集アイドルスター選手権大会』 (画像出典:MBC)
ここ2年間は、新型コロナウイルスの影響により開催を断念していたが、”2022秋夕特集”として復活。いよいよ本日9日から、11日、12日の3回に分けて、韓国MBCにて放送予定だ。
『アユクデ』は、K-POPアイドルによる運動会で、2010年から放送が始まった長寿番組。毎年旧正月と秋夕になると訪れる定番番組でもあり、人気を集めている。
しかし裏では、早朝から夜まで長時間に渡る収録や、出場アイドルの怪我への懸念など、常に避けがたい議論がつきまとっている。
今回の秋夕特集は、7月30日と8月1日の2日間に事前収録が行われたが、やはりここでも議論が起こってしまった。
それは『アユクデ』の名物とも言われるリレーでのこと。床にはシートが敷かれているが、それが滑りやすく、転倒する事故が毎年起きているのだ。
(関連記事)負傷者が続出の過去・・K-POPアイドルファンが「アユクデ」を嫌う理由
残念ながらそこは今回も改善されず、SNSには「リレーの予選で、4人もカーブ区間で転んだ」と現場にいたファンからの報告が上がっている。
また収録時は、新型コロナウイルスの感染が拡大した時期だったため、アイドルがマスクをつけずに撮影に臨むことに懸念の声が上がっていた。そして、収録に参加したWanna One(ワナワン)出身の歌手キム・ジェファンが、後日陽性判定を受けている。

今回のアユクデは、どんな名勝負が繰り広げられるのだろうか (画像出典:MBC)
しかし、何かと問題を抱えている『アユクデ』には、放送を楽しみに待っている人が多いのも事実。ちょうど家族が集まる祭日の放送のため、家族全員で一緒に見る家庭も多いのだ。
『アユクデ』の魅力は、何と言ってもアイドルが真剣にスポーツする姿。メイクや華やかな衣装で着飾ったステージ上の姿とは異なり、ラフなトレーニング着のアイドルの姿は新鮮で、より人間的な魅力を感じることもできる。
また、年末の歌謡祭のように、毎回豪華な出演ラインナップも見どころだ。
過去には、BTS(防弾少年団)やTWICE(トゥワイス)といったトップアイドルも出演し、他のアイドルたちと一緒に真剣勝負に汗を流し、数々の名場面を残してきている。
そこで今回は、BTSが『アユクデ』で見せた活躍にフォーカス。中でも、毎回名勝負を繰り広げる人気種目、400mリレーでの活躍をご紹介する。

過去にはBTSも参加していた『アユクデ』(画像出典:BTS公式FaceBook)
男子400mリレーは、メンバー4人がバトンを繋ぐ。それだけに、ファンが熱い声援を送る『アユクデ』の花形種目とも言える。
そんな注目を集めるリレーで、なんとBTSは、”3連覇”という快挙を成し遂げている。
初優勝した”2015年秋夕”から、”2016年旧正月”、”2016年秋夕”と、どれも見事な力走を見せたが、名勝負だったのは、最初の”2015年秋夕”のリレーだろう。
出場メンバーは、ジミン→V→J-HOPE→ジョングクの4人。まず第一走者のジミンが、素晴らしいスタートを切って2位につける。
第二走者のVは、軽やかな走りで、1位のグループにぴったりとつき、2位をキープしたまま、第3走者のJ-HOPEへ。
J-HOPEもすぐにインコースに入り激走するが、まだ1位を追い越せない。そして、バトンはアンカーのジョングクに託された。
すると、ジョングクが華麗な走りを披露する。1位のアイドルが、コーナー区間で大きく膨らんでしまったのを見逃さず、インコースを突き一気に抜き去ったのだ。
そして、2位が追いつけないスピードのままゴールを駆け抜け、初優勝を果たした。
この見事な逆転劇を見せた名勝負は、今も多くのファンが語り継ぐ名シーンのひとつになっている。
ちなみにこの時の映像には、リレーに出場していないRM・ジン・SUGAが、アミボムを手に一生懸命応援する姿もしっかりと映っている。
そんな姿を見られるのも、『アユクデ』の楽しみのひとつだ。

メンバーが撮影した、SUGAの激走シーン (画像出典:BTS 公式Twitter)
次に参加した”2016年旧正月”の回は、前回と同じメンバーで出場し、他のグループを寄せ付けない圧倒的な速さで優勝。アンカーのジョングクにいたっては、第4コーナーを過ぎたあたりですでに流し始める余裕の走りを見せた。
“2016年秋冬”のリレーでは、ドラマ撮影で参加できなかったVに代わり、なんとSUGAが参加。この時も、2位との差を大きく広げるリードで完勝、3連覇を成し遂げた。
果たして、今日(9日)から放送される”2022秋夕特集”では、どんな名勝負が見られるのだろうか。BTSに次ぐ”アユクデスター”の誕生が楽しみだ。
BTSジョングク、東方神起チャンミン、SEVENTEENジョンハン、EXOカイ
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(構成:酒井知亜)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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